見出し画像

シャングリラ (チャットモンチー) その1

ドラム日記 第4回

練習曲2つ目に選んだのは、チャットモンチーのシャングリラでした。

当然、全世界のみなさまご存知ですよね。
チャットファンからは、いやいやベタ過ぎませんか?それでいいんですか?と言われそうですけど、なんか叩いてみせてよ!って言われたときに、有名な曲のほうがいいかと思いまして。ドラムとしても素直な曲で初級者向きです。いや十分難しいですけど。

ところで。
シャングリラをレッスンで最初にやったのが2018年7月13日。その翌週末、アスティとくしまで、まさかまさかまさかのくみこのシャングリラをもう一度観ることになろうとは、まったく思ってもみませんでした。
あかん、、、。記憶にフタをしていたのに、ちょっと思い出しちゃった、、、。ブルーレイも袋を開けられないまま大事に大事にしまったまま。あのときのシャングリラ映像を観ることができるのはいったいいつになるのでしょう。いつまでも完結できない情けないボク。

画像1

チャットのことになるとすぐに脱線してしまいますが話をもどして。

前にも少し書きましたが、レッスンは毎回半分の時間は基礎レッスンやって、残りの半分で練習曲をやります。
最初はスコアなんか読めないので、お師匠さまの真似っこで覚えていきました。シャングリラもそうでした。好きな曲を練習曲に選ぶので、もともと耳が覚えていて、手足が伴いさえすればすぐできるようになります。こういうのは子どもの方がうまいのかもしれませんね。ちなみにボクもまだ実質子どもなので(?)お手本を見ながら手足順覚えるのはけっこう得意です。

ここで今回は、曲のことから少し離れて、基礎レッスンのことを書いてみます。ドラムやらない人からしたら面白くないかもしれませんが読んでいただけたらうれしいです。

どんなことでもそうですが、基礎はとってもとっても大事です。とっても。ええとっても。
シャングリラ始めたくらいから、お師匠さまは本格的に基礎からボクを鍛えようとし始めました。シャングリラに出てくるいろんなパターンをやるには、あらためて基礎技術をもっと引き上げる必要があったからだと思います。

お師匠さまの場合、レッスンの最初に毎回やる基礎パタンがあって、それをやると、その日の調子、左右の違い、前回のレッスンからの個人練習具合まで、全部わかってしまいます。オシゴトで疲れ果てた日はメタメタになりますし、練習不足だと高いテンポで回らなくなります。逆にたくさん練習しすぎると力の入った抜けない音になってしまいます。演奏フォームもよーくチェックされます。ほんとに恐ろしいメニューです。たぶん小学生や中学生が部活で最初にやるやつなんだと思います。

基礎パタンとは、こんなやつです。正しいネーミングは知りません。けっこう一般的みたいなのでネタバレにはならないかと思って載せちゃいます。

画像2

前半は音符の長さが4分→8分→8分三連符→16分とだんだん細かくなっていきます。後半は16分の休符パタンです。Rが右手、Lが左手です。これをテンポ変えて何回かやります。ボクはまだ上はbpm150くらいまでしか満足できる叩き方ではできません。

休符パタンは、理屈じゃなくてラーメンとかマロニーとかステーキとかの言葉で覚えると、頭で休符の位置を理解するよりも間違えにくく自然に叩けるようになります。

画像3

ラーメン(タンタタ)

画像4

マロニー(タタタン)

画像5

ステーキ(タタンタ)

上のスコアは、休む前の音を8分音符で書いているのでわかりにくいかもしれませんが、16分音符が音1つとして数えると、8分音符は音2つ分なので、叩くのは1回休みになるというわけです。ドラムでは基本的に音を伸ばしたりできないですからね。言葉では「ー」と伸ばすところが8分音符になります。

他の生徒さんはあまりやってないって言われて、じゃあがんばってみますとやることにした最後のンタタタ。これ最初めっちゃ難しいです。左手を取り替えたくなります。ボクの左手を知りませんか〜♪

画像6

ンタタタ

理屈で言うと、16分連打するときは、右手、左手、右手、左手、、と左右交互に叩くので、休符の位置(8分音符の位置)によって休む手が変わってきます。
ラーメンは2つ目、つまり最初の左手が休み。
マロニーは4つ目、つまり後の左手が休み。
ステーキは3つ目、つまり後の右手が休み。
ンタタタは1つ目、つまり最初の右手が休み。

どれも、クリック(メトロノーム)をよーく聴きながら、休みのところがちゃんとウンって聴こえるようになるまで、繰り返し繰り返し練習します。
また、ここまでは右手スタートで書きましたが、できるようになったら左手スタート、つまり左手、右手、左手、右手、、、でも練習します。右利きで左手ヘッポコなボクなどは、左手スタートできるようになったのはここ最近です。テンポ上がるとまだうまくできやしません。

この基礎パタン確認は、もちろんいまも毎日やっています。ひたすら地道にやって、頭よりカラダに染み込ませることで、後で8分だ16分だ、オモテだウラだ、という難しい話になってもすぐ理解できるようになっていましたし、スコア見て叩くようになってからもどう叩けばいいかすぐわかるようになっていました。リズムって要するに叩いたり休んだりのいろんな組み合わせなので、休符をしっかり休むことができる技術もとても大事です。フォームの悪いクセが出てないかもチェックできます。
スゴイです。これのみをひたすら練習するだけでもかなりドラム叩けるようになると思います。

基礎練習メニューは、もちろんこの基礎パタンだけではなくて、無限に種類があります。レッスンの度に毎回何か新しいメニューが増えます。

サディスティックなお師匠さまは、ボクが苦手なことを見つけ出すのに喜びを見出していて、レッスン中にいろいろな派生パタンを思いついては、また閃いちゃった〜!などと言ってボクにやらせ、すぐには出来ないのを見て喜びます。キュピーン!ハッケーン!!そっかー、意外だな、ここでハマるのかー、ふーん、とか言ってワルい顔をします。
いやあの人のことだから、可愛い子どもの生徒さんたちにもやってそうだな。
そんなお師匠さまが大好きですけど。

基礎練習の話だけで長くなったので、シャングリラ叩く話は次回に。
ほら、ドンドンドンドン……、あのイントロの四つ打ちバスドラが聴こえてきませんか…?くみこぉ〜涙


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?