魔法のコトバ (スピッツ) その1
ドラム日記 第8回
とうとうスピッツ曲の登場です。次の練習曲、めちゃくちゃ悩みましたが、魔法のコトバを選びました。そうですハチクロです。春の歌の後のシングルですね。ほんわかシリーズです。亀田プロデュースですね。
魔法のコトバは2006年7月12日にリリースされたスピッツの31枚目のシングルだそうです。
Wikipediaによれば、うみの先生にして
完成した曲を聴いた原作者の羽海野チカは「(まるで)ハチクロのエンディング曲。胸がいっぱい」、「ハチクロのラストが変わってしまうくらいのインパクトでした」と絶賛している。
と言わしめたほどの名曲です。おそらくボクみたいにパッとしない数多の青年たちがこの曲に癒され励まされたことでしょう。
マサムネくんを神と崇めるあいみょんも、先日の関ジャムで影響受けた曲として春の歌を挙げてましたね。きっとこの曲もあいみょんに影響を与えている気がします。
◇◇◇
次の練習曲はスピッツやりたいなぁとはなんとなく思っていました。でも一曲選ぶのはやはりツラく、とてもとてもとても悩みました。
ルナルナ
桃
ありふれた人生
春の歌
夜を駆ける
とりあえず適度なbpmの曲の中から、叩けそうな、叩きたい曲に絞っていきました。いま思うとスピッツ中期の曲ばっかりですね。
マサムネくんの書く詩には性と死がテーマにあると言われていますね。あいみょんと同じく、マサムネくんを神と崇める川谷絵音氏も同じことを言ってました。
でも魔法のコトバは、マサムネくん特有の抽象的な比喩表現が少なく、聴くだけでほんわかした情景が浮かぶような、わかりやすい歌詞です。なので、お師匠さまと練習するのに楽しく練習できていいかなというのが、選んだひとつの理由でした。
あとは崎ちゃんのムズムズテクニックが出てこなくて、テンポが124とちょうど良いのもひとつ。春の歌はちとムズい。ルナルナはちと速い。
魔法のコトバは初心者向きな気がします。
まあでも、一番はやっぱりこの曲ほんとただ大好きなんです。胸の中にこの曲があるだけで生きていけます。なんてやさしい曲。なんてあったかい曲。練習していて気持ち良かったなあ。
◇◇◇
ところで。スピッツのドラマー、崎山龍男さん。メンバーからは崎ちゃんと呼ばれてます。
崎ちゃんは、簡単そうに叩いてる風に見えて、けっこう難しいことやっているイメージでした。モーラー奏法の達人とかよく言われますし。
スピッツ曲は、手足順通りに叩くだけならそんなに難しくはないが、実際やってみるとそうじゃない感がすごい、と書いてる人がいて、ボクもやってみてすごくそう思いました。基礎が相当しっかりしていないと、いい感じがまったくでません。
崎ちゃんのいまのドラムセットは、けっこういろいろおまけが付いていてものごっついですが、魔法のコトバは普通のスタジオのセットでもなんとか叩けます。細かいニュアンスまではムリですけど。
崎ちゃんのドラムは、オトコらしくて、一つ一つの音がハッキリしてて、しっかりリードしてて、なのに優しくて、滑らかで、ゆったりしてて、ボーカルに寄り添ってて、なんか矛盾だらけなんですよね。これが神の領域なのかと遠い目をしてしまいます。
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魔法のコトバは、16回のレッスン、期間としては半年かかってます。
前置きが長くなったので、続きはまた次回。
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