nagnag

データ活用について執筆しています。

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最近の記事

1対Nの1on1ミーティングを簡単にセッティングできるGoogleカレンダーの予約スケジュール機能

はじめに1対複数人の1on1ミーティングのセッティングは大変です。有料のサービスを使えば簡単かもしれませんが、そうでなければ予約が確定するまでに多くの手間と時間が必要になります。そこでGoogleカレンダーにある予約スケジュール機能の使って、1on1をセットする手順を解説します。大活躍してくれること間違いなしです。 特徴特定のメンバーにだけ空いている時間帯を開示できる。 複数の予約スケジュールを立てられる。 Googleカレンダー上の他の予定を加味して空き時間を設定して

    • 地図Tableauユーザー会の始動にあたってのメモ

      2024年の初めから取り組んでいた地図Tableauユーザー会の活動が、だんだんと形になってきました。3/5に行った初回イベントの前後のアンケートを眺めて、3/24にメンバーと議論したところ、自分達のやりたいことと、参加者のニーズは合致していると確信しました。 そして、現メンバーにおいては、大きく2つの活動に分かれると考えました。 2つの活動の柱技術的な側面の活動 Tableauと地図系ツール・サービス(QGISやPythonなどの)を使いこなして、分析力や表現力を上げ

      • Tabeau Hyper APIをGoogle Colabで動かしてHyperファイルの中のデータをCSVで抽出する

        参考文献:https://www.tableau.com/ja-jp/developer/learning/tableau-hyper-api#tab-326375-0 はじめにTableauのコミュニティは気前が良い!Tableau Publicにはすごい作品がわんさかあり、ダウンロードし放題だぜ。これで俺もテクニカルなTableauを作れるぜ! と意気揚々とワークブックをダウンロードしたけど、データソースはHyper(Tableau独自形式の抽出ファイル)になっている

        • Tableauでネットワーク図を作成する

          参考資料: はじめに 人と人とのつながりを表現するにはネットワーク図が分かりやすいです。誰が誰と繋がっていて、さらにそこからどう展開しているか、眺めていると時を忘れそうになります。一方で、Tableauのデフォルトの視覚表現にこれは備わっていませんので、参考資料を見ながら試行錯誤することになります。思い立って作ってみたので、備忘録として本稿を残します。 ヘッダーの画像を見れば一目瞭然ではあるのですが、ネットワーク図には「点」があります。その点はある平面空間の位置を占めて

        1対Nの1on1ミーティングを簡単にセッティングできるGoogleカレンダーの予約スケジュール機能

          DATASaber Bridgeルーム永瀬のメンバーへの感謝と、方法論の背景

          DATASaber Bridge ルーム永瀬で一緒に過ごした皆様 DATASaber Bridge 2ndに師匠として参加した90日間が終わりを迎えました。Apprenticeの方々と接していた期間は長いようで短かったです。皆さんも充実した時間を過ごしたようで嬉しいです。私自身にとっても実りの多い期間でした。 Bridgeはランダムマッチングですから、師匠の当たり外れがあります。相性的な意味です。バリバリ技術系の知識で詰めてくる師匠を期待していた人には、私はハズレだったと

          DATASaber Bridgeルーム永瀬のメンバーへの感謝と、方法論の背景

          ストーリーテリングのトレーニング素材集 - Story telling training materials

          はじめにTableauによるストーリーテリングは、データ分析の総合的な能力を要求します。この記事では、なぜそれが難しいのかの理由を考察したうえで、あなたが持っているスキルを出し切るためのトレーニング素材と、その使い方を紹介します。なお、本記事ではストーリーテリングに重きを置いており、分析の妥当性や、高度なテクニックの利用の可否は問うておりません。 データの理解と表現の無限ループまず、なぜストーリーテリングのトレーニングが必要なのか説明します。データ分析と視覚化のプロセスは、

          ストーリーテリングのトレーニング素材集 - Story telling training materials

          ユースケースから理解するLOD計算 - 売上比率別の費用按分

          LOD計算に悩んでいる全国のTableauユーザーの皆さま、こんにちは! LOD計算は、理解するにも説明するにも難しいと思います。公式ドキュメントに丁寧に説明がなされていますが、初心者の方は、読めば読むほど分からなくなるジレンマを感じてるかもしれません。 そして、いったい何のためにこの機能があるんだ?といった疑問をお持ちかもしれません。そう、実感が無いと理解は進まないのです。 そこで今回は視点を変えて、こういった場合にLOD計算を使うのだという、ユースケースによる説明を

          ユースケースから理解するLOD計算 - 売上比率別の費用按分

          データ可視化につかえる色彩理論

          はじめに ここでは、視覚デザインに大きな影響を与える色の構造や意味合いを学びます。色は便利な一方で、氾濫すると受け手に混乱をもたらします。これを意識的にコントロールすることで、より効率的・効果的にメッセージを伝えることができます。  データ可視化においては、グラフの色の選択は難しい問題です。本稿を通じて、なるべく迷いなく選択できるように工夫しましょう。 学習目標  色彩の構造・意味合いを理解して駆使できるようにする。各個人のデザインコードを決めて実際の資料に展開できるように

          データ可視化につかえる色彩理論

          データ可視化につかえる視覚デザイン理論選集

          はじめに われわれの日常生活には視覚デザインがあふれていますが、ふだんは意識することはありません。視覚デザインを学ぶとそういった背景が見えるようになります。何気なく接していた図柄が、実は周到にデザインされたものだったり、何気なく見ていた色が、実は様々な意味合いを持っていたり、多くの気づきを得られます。 そこからさらに視覚デザインを使いこなせるようになったら、伝え方がより効果的・効率的になると考えられます。  他方で、データ分析の結果には、数値という客観的な根拠が求められます

          データ可視化につかえる視覚デザイン理論選集

          地域ねこの行動追跡とTableauによる可視化で分かったこと

          以前からずっとやりたかったGPS(Global Positioning System)による外飼いの猫の行動追跡(トラッキング)。ちょっとしたキッカケ※1があったので試してみました。なかなか面白い結果が分かり大満足でした。キッカケって大事だと思いました。 猫まず、 追跡対象の猫はうちの飼い猫かつ元地域猫のトトちゃん(写真)です。人見知りですが甘えん坊です。ふだんはほぼ私の自宅内で過ごしていますが、自由に内外を出入りしています。嵐の日などに不在になることもあり、どこで過ごして

          地域ねこの行動追跡とTableauによる可視化で分かったこと

          The Tableau neko-kai - cats lovers party - 's Data Noodle World Tour!!! project has been launched.

          Introduction In this article, we introduce how the unique community that shares a love for Tableau and cats, known as Tableau Neko-kai, came to participate in JTUG's Data Noodle World Tour!!!. If you are part of a self-organized Tableau c

          The Tableau neko-kai - cats lovers party - 's Data Noodle World Tour!!! project has been launched.

          Tableauねこ会のData Noodle World Tour!!!のプロジェクトが始動しました。

          はじめにこの記事では、Tableauとねこ愛を共有するユニークなコミュニティ、Tableauねこ会がどのようにしてJTUGのData Noodle World Tour!!!に参加することになったのかご紹介します。 もしあなたがTableauの自主コミュニティに参加していて、Data Noodle World Tour!!!に興味はあるが、どう進めればよいか迷っている場合は、ぜひご一読ください。次のアクションの参考になると思います。 経緯Tableauねこ会(以下ねこ会

          Tableauねこ会のData Noodle World Tour!!!のプロジェクトが始動しました。

          Google Site + FC2ドメインを使ってサブドメインを設定する

          はじめに最近、datanoodle.org というドメインを取得しました。そしてGoogle Siteと紐付けを完了しています。 今回書くのは、それに 10th.datanoodle.org というサブドメインを作成し、新規に立ち上げた別の Google Site と紐付ける作業の手順です。 ネームサーバーの登録datanoodle.orgを登録したFC2ドメインの管理画面にログイン ネームサーバーの作成、編集を選択 画像のようにネームサーバーとIPアドレスを設定して

          Google Site + FC2ドメインを使ってサブドメインを設定する

          DATA Saber - Bridge Apprenticeの参加者の募集が始まります。

          はじめにData Saber(旧Tableau Jedi)制度は、Tableau Desktopとデータドリブン文化に関する有志資格です。 Data Saber制度は2017年の開始から2023年時点で1,500名以上の資格保有者を輩出するに至りました。その範囲は個人からエンタープライズ企業、行政、アカデミックに広がっています。そして、彼らの組織内でのデータドリブン文化の醸成活動や、内外のコミュニティ活動、セミナーでの登壇など、メンバーの活躍は目を見張るものがあります。

          DATA Saber - Bridge Apprenticeの参加者の募集が始まります。

          データドリブン文化を進化させるTableauをチームプレイで活用する方法とは?

          2023/3/13にcueはTableau Explorerの入門講座「Tableau Explorerはじめの一歩」をUdemyにリリースしました。ここでは、経緯と意義について説明します。 データ活用はチームプレイであり、個人では限界があります。情シス部門だけではなく、ビジネス側のTableauユーザーの活性化も不可欠です。ビジネスドメイン知識とデータの合致こそが、良い気付きを得るための最適解であり、データを活用してビジネス上の成果を上げるためのサイクルを回すことが必要で

          データドリブン文化を進化させるTableauをチームプレイで活用する方法とは?

          ワークブックの準備

          それでは、セクション<>のワークブックの準備のレクチャーを開始します。 Udemyのセクションはいくつかのレクチャーの集まりです。 このコースでは、セクションごとにワークブックを準備していますので、 セクションの開始時に、この作業を実施して下さい。 セクション内のレクチャーは、同じワークブックを続けて使用します。 それではまず、Udemyからのダウンロードをします。 ワークブックは今ごらん頂いているUdemyの動画画面の 右側にあるコース内容からダウンロードできます。

          ワークブックの準備