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「イースター」と「2017年 奈良 その3」と3/24〜3/30の日記

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2023年2月よりオーストラリア メルボルンへ移住。現在はMBA取得に向けて大学院に通いつつ、Absolute MMAというジムでグラップリング/ブラジリアン柔術の練習に励んでいます。
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今週の文章は「イースター」
今週の写真は「2017年 奈良 その3」
です。

今週の文章「イースター」

アップに時間がかかりすっかり時期ハズレの投稿になってしまったが、キリスト教圏の国では4月の1週目あたりはイースターと呼ばれる祝日期間があり、日本でいうところのゴールデンウィークのように1週間ほどの間仕事や学校がお休みになる。イースターにまつわる行事には結構面白いものが多く、知らないで遭遇するとこれは一体なんだ?となることが多そうな気がするので、ここでちょっと紹介してみようと思う。

イースターとは

https://3sons.com.au/celebration-food-for-easter-in-australia/

イースターというのはキリストが磔にされた後に復活したことを祝う日で、北半球のほとんどの国ではちょうど春の訪れに重なることもあって再生、復活、希望、新しい息吹などを象徴する期間となっている。

イースターと卵

イースターを象徴するものの一つが写真にもあるような色とりどりの卵で、イースターが近くなるとスーパーでは綺麗な紙に包まれた卵形のチョコレートがたくさん売られるようになる。自分が幼稚園の頃に少し記憶があるのが、エッグハントという行事で、庭などに隠されたチョコエッグを探すもので、終わった後に食べるチョコレートと合わせて覚えている。

イースターと卵が結びつくきっかけは、最近のマーケティング的なものかと思っていたら結構古いもののようで、世界の各国の神話にある世界が巨大な卵から生まれたというものと結びつけて説明する記述だったり、原初のキリスト教においてイースター前に40日間の断食が行われており、そこからの回復のために卵が食べられたという記述などがあった。いずれにせよなかなか由緒正しい伝統らしい。

前述のエッグハントだったり、あとは大きな瓶の中に大小様々なチョコの卵を詰め込んでその数を当てるものだったりとか、エッグにちなんだちょっとしたゲームが学校などで行われることが多い。

イースターとうさぎ

もう一つイースターと結びつけられるのがうさぎで、チョコエッグのパッケージにもうさぎのイラストが描かれているものが多い。こちらはもう少し最近のもので1700年ごろにドイツの移民から広まったものらしい。

長い休み

キリスト教圏の国にイースター期間があり、日本にゴールデンウィークがあるというのは、なんとなく年末年始からある程度の期間がたったところで一旦長めの休みを入れようという構造が見えて結構面白い。

ハロウィンなどもそうだが、海外の大きな祝日は全てキリスト教に結びつけられるものが多くて、一方で日本の祝日も本来はそういうものだったのが民俗色、宗教色を漂白した結果「体育の日」などのよくわからない日になっているものが多い。

構造的に祝日が海外となんとなく重なることが多いのは、祝日が太陰暦の新月や満月に設定されていることが関係しているはずで、そう考えると1年のリズムがこういった祝日を通して昔から作られていたのだろうということにまで思いが至る。

今週の写真「2017年 奈良 その3」

今週の写真は先週に引き続き奈良の写真です。
今週は法隆寺などの写真なのですが、いかんせんなかなか前の写真なこともありどこの寺で撮ったのかはっきりしないものも多いです。
奈良(市内だけでなく飛鳥なども含め)はまた何度も行きたい場所です。

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