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「オーストラリアのTargetとアメリカのTargetは全然違う会社」と「リッチモンド」と9/10〜9/16の日記

お知らせ

2023年2月よりオーストラリア メルボルンへ移住。現在はMBA取得に向けて大学院に通いつつ、Absolute MMAというジムでグラップリング/ブラジリアン柔術の練習に励んでいます。
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今週の文章は「オーストラリアのTargetとアメリカのTargetは全然違う会社」
今週の写真は「バラクラバ周辺その2」
です。

今週の文章「オーストラリアのTargetとアメリカのTargetは全然違う会社」

MBAでは勉強の一環として様々な実際の企業のケーススタディ(事例研究)を行うのですが、オーストラリアで勉強しているので当然なのかRMITのMBAがオーストラリア市場に向いているからなのか、アメリカなどの国際的企業と同等かそれ以上にオーストラリア国内をメインの市場にしている企業を取り上げることが多い。

海外旅行などを多くしていてもマクドナルドやKFC、サブウェイなどのファストフードチェーンやセブンイレブンなどのコンビニ、そして有名アパレルブランドの店舗など、表面上は世界中どこへ行っても同じような店/企業が並んでいるが、その裏側には輸配送や食品の製造販売、スタッフの募集/管理などそれぞれの国の市場に合わせた企業が活躍している。生活に関わる部分だとデータ通信や電気なども当然各国様々な企業が様々なやり方で運営しているし、銀行なども色々だ。さらにオーストラリアは広大な国土を活かした資源の産出、精製、加工と輸送が一大産業になっており、中国との国交/政治などにも大きな影響をもたらしている。

掲題のTARGETというのはアメリカではスーパーのチェーンでイトーヨーカドーのように食料品だけでなく衣料品、日用品など様々なものを販売している。昨年のアメリカ旅行の際にはLAで泊まっていた宿のすぐそばにTARGETがあったので日々の食糧などを調達することができてずいぶん助かった思い出がある。で、オーストラリアにもほぼ同じロゴマークを掲げたTARGETというチェーンがあり当然同じ企業がオーストラリアで展開しているのだろうと思っていたのだが、実は全く関係ない企業で事業内容としてはユニクロなどに近いような安価な衣料品の販売がメインらしい。このようなことも企業研究だったり、地元の人との会話だったりを経ないとなかなかわからないことだと思う。ちなみにオーストラリアにはアメリカのK-Martとほぼ無関係なK-Martもある。

画像:https://www.businessinsider.com/australian-target-us-target-which-is-better-2019-9

日本の東京証券取引所のようにオーストラリアにはASXと呼ばれる証券取引所があり、色々な企業の株が日々やりとりされている。わかっているつもりでいても日本で長いこと暮らしているとどうしても日本ーアメリカの軸で世界を理解したつもりになってしまうが、日本もアメリカも大きな影響力を持つ国ではある一方で一つのプレイヤーにすぎない。世界には何十億の人が住んでいていくつもの経済圏があり日々大小様々な事件が起こっておりそれでもそれぞれが活動していてそんなものの繰り返しと積み重ねが世界というものを形成している。

各企業の個別の事例は実際にその国で生活をしていくとしても生活に直接関わることは少ないかもしれないが、経済や世界の広さや多様さを改めて感じることができたのはMBAで勉強してよかったことの一つだと思う。また、そういう意味で日本ーアメリカの軸から外れた国で勉強する機会を得られたことも結果的にはとてもよかったなと思う。

参考

今週の写真「バラクラバ周辺その2」

今週の写真は先週に引き続きバラクラバ周辺の写真です!
多分より郊外だからだと思うのですが、街のカラフルさに合わせて行き交う人々も自分の住んでいるサウスヤラ周辺よりも生活感があって、ゆるい空気がまた魅力的です。

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