映画 『チャンス』
伝記映画を観てから観る…
長年、豪邸の庭師を勤めてきた無垢な中年の男=庭師のチャンスが主人の死を機に世の中に出る。
セラーズが最晩年に撮った、薄味のコメディ(寓話)映画。死は意識してなかったと思うが、なんとなく「お別れ会」みたいな感じがする。
伝記映画『ピーター・セラーズの愛し方』を観てから本作を観た。「なぜにセラーズは本作に拘ったか?」深いところは分からないが、無垢チャンスとは真逆なセラーズ自身の伝記映画を観て、彼の究極の承認願望のメタファーだと思った。
なせが大杉漣の遺作とダブる
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