見出し画像

牛肉麺絵日記 牛肉麺15/100杯目 川味老張牛肉麵(台湾・台北)4/15/2013

スケッチー13

牛肉麺屋さん巡り15日目。2013年4月15日 夕方6時。(台湾・台北)
今日はスパイシーな麻辣牛肉麺を食べてみようと夕方とりあえず家を出た。

麻辣とは”スパイシーな”という意味ですが、辛味・辣の辛さは唐辛子や辛子から感じるいわゆる辛味を表現し、しびれ・麻の辛さは葉山椒や花椒、胡椒から感じる舌が痺れる感覚を表現する。昔調理師学校時代に教わった時、この二つは全く違う感覚なのに日本語では・辛い・としか表現しないので中国語は便利だなと思った。塩辛いも辛いだし。ちなみに中国語で塩味は鹹。フランスのレストランで働いていた時、フランス人はスパイシーをfort・フォー・強い・一語で表現していた。フランス人はスパイシーな辛味に滅法弱く、唐辛子・カイエンヌペッパーを料理に入れる時は非常に注意深くごく少量を入れていた。アメリカではみんな好んでシラチャー・Sriracha sauceをよく食べる。シラチャーをかけるとどれも全くシラチャー味になってしまうのでどうかと思うが味は好みなので食べる人が楽しめればいいと思う。

いつも人で賑わっている永康街に行き、牛肉麺屋さんを探す。永康街は観光客で賑わう街だが地元の人も多い。お洒落なお店も多く、友人に教えてもらった居心地良い台湾茶寮やウイスキーバーもこの町にある。しばらく歩くと外観が日本の焼肉屋さんのような牛肉麺店を見つけた。沢山の外看板。こんなに付けなくても。店名に川味(四川)とあるので麻辣麺が押しだろうか。川味老張牛肉麵。今日はこのお店でいただく。

午後7時すぎ。店内は結構空いていた。店主らしき人が麻牛肉麺を勧めてくるので素直に従い注文した。あまり待たずに牛肉麺は運ばれてきた。

という割に、それ程花椒は強烈ではなく香りはその他の香辛料と絡まり食欲をそそる。麺は中太で真っ直ぐなタイプ。酸菜の香りが深みを添える。牛肉は縦切りで厚みボリュームあるが柔らか。

店主がじっとこっちを見ていたのでバツが悪く、読めないのに空になったビールの缶の成分表を見つめていた。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?