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【第二話】児童相談所の担当者から、一時保護にしたのを驚かれた話

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児童相談所に、子供を一時保護してもらった話

長男を一時保護してもらったのが金曜日の夜。

土日祝日は、児相の担当者がお休みなので翌週の月曜に連絡をもらった。保護された長男がどうなったか、元気でいるのか、今後どうなるか含めて教えてもらった。

■一時保護になった長男について
・お父さんがいなくなったのに気づいて泣いていた
・昨夜10時半ごろ、保護施設に着いた
・着いた後も泣いていたが11時ごろに寝た
・翌日以降はごはんも食べて、元気に遊んでいる
・職員が「お母さんの具合が悪いから、少しの間ここで暮らそうね」と伝えたら、「うん!」と返事をした
・保護施設の場所は教えられない

やっぱり泣いていたよね…ごめん。
僕も涙が出た。お母さんとのことを早く何とかして、迎えに行くよ。

児相の担当者は驚いていた。
これまで「子供が一時保護になるようなことはしたくない、預けたくない」と強く主張していた僕が、長男を預けたことに非常に驚いたそうだ。

児相側も子供を保護する予定はなかったので、いきなり子供が一時保護になったように感じたそう。

児相の一時保護施設は常に定員いっぱいになりがちだそう。だから、ケースによっては一時保護しない、という選択になることもあるらしい。

だから、この部分については児相のトップと仲の良い警察のエラい人(?)の口添えがあったのかもしれない。まぁ、実際のところはわからないが、児相の担当者からは「いきなり一時保護になって驚きました」という話をされた。

あと、児相側より面談の申し出があった。
一時保護にあたっての書類を渡す必要があること、児相、子供家庭支援センター、保健所、市の保健士が、妻や僕と面談したいそうだ。

日時の約束をして電話を切った。
土日は僕は次男と実家で過ごしていたが、僕は月曜から自宅に戻っていたので妻に面会がある旨を伝えた。※この時点で妻とはぎこちないながらも会話できる状況

妻はめんどくさがっているように見えた。
妻が通報し続けた結果、児相や子供家庭支援センターが介入してきたのだが、色々根掘り葉掘り聞かれたり、最近はどうも妻の(メンタルの)調子が悪いんじゃないか?という話になってきて、関わりたくないのだろう。

しかし、ここまで来たら引き返せない。
長男を返してもらうためにも、妻のメンタルヘルスを何とかする、それは子供達と安心して暮らせる環境作りに不可欠なのだ。

とは言っても長男がいない喪失感は大きい。少しの間は妻とゆっくりして、何か光明が見えないか探ろうと思った。

余談だが、子供が児相に一時保護される際は荷物は何もいらない。必要になるのは母子手帳くらい。着の身着のままで引き渡すことになる。

当初、よくわかってなかったので着替えやお気に入りのおもちゃなどを持たせようとしていたが、「保護施設で全部面倒を見るから、母子手帳以外は何もいらない」と断られた。

長男はいないけど、自宅には長男のものがたくさんある。それらを目にして暮らすのは辛いので、妻とも話して長男のおもちゃや服を押し入れにしまった。

覚悟はしてたけど、僕らもさみしいよ。

つづく。

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