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【第九話】児相に退院報告、一時保護解除に向けた、家庭訪問の攻略方法を考えてみた話

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児童相談所に、子供を一時保護してもらった話

別記事「強制入院28日目:待望の退院日、閉鎖病棟から出る時に特別なイベントある?」でも書いた通り、妻が退院した。

閉鎖病棟に入院した当初は、幻聴や幻覚もあって妻の病状は最悪、保護室に隔離されるし、全身拘束されてしまうし、いつ退院できるかわからない…といった感じで不安しかなかった。

だから退院できたのは嬉しかった。
妻も退屈な入院生活から解放されて、とても楽になったようだ。

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▲退院できたことは本当に良かった

しかし、油断は禁物。
まだまだ服薬も通院も必要だし、妻に病識はあまりない。病識がないと子供の一時保護は解除されづらいと言われているため、退院後はそういった部分と直面することになるだろう。

児相とは「退院したら連絡ちょーだい」という話になっていたので、週が明けてから担当者のKさんに電話した。

■児相のKさんとの話
・妻が予定通り退院した報告
・退院後の妻は落ち着いている旨報告
・担当のKさんより「一時保護解除に向けて奥さんと面談したい、家庭訪問させて欲しい」とのこと

家庭訪問は今までも何度もあった。
児童相談所や子供家庭支援センターの方が自宅にやってきて「この両親、家は子供の成育に問題ないか?」みたいのを確認しに来る。

今まではSさんが担当だったが、一時保護になったあとの担当Kさんは、うちに来たことはない。だからこそ、うちの様子や退院後の妻の様子をしっかり見ておきたいのだろう。

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▲児相は家庭訪問で、色々判断してるっぽい

本来、こういった家庭訪問は『ありのまま』を見てもらうのが良いんだろうが、長男には早く帰ってきて欲しい。下手をうって、一時保護延長と言った事態は避けたいところ。

だから、家庭訪問の攻略法を考えてみた。

■児相の家庭訪問攻略
・息子たちについて
 ⇒これまでもこれからも大事にする。一時保護は辛い経験。しかし、息子たちと幸せに暮らすために必要だった。今回、子育ての大変さで潰れてしまうこともわかった。自分たちだけでは子育ては難しい時もある。だから祖父母やすこやか、保育園、民間のシッターサービスに上手に甘えていきたい。
・夫婦喧嘩について
 ⇒引き続き子供の前では絶対に喧嘩しない。また、病状もあってお互いピリピリしており、ケンカが発生しやすい状況にあったと思う。元々2人は仲が良い。今回の経験を通して、仲が良くてもこうなることは痛感した。まずは治療をしっかり行っていくが、2人の時間も持てるよう、いい意味で周りに甘えていきたい。
・妻の病状について
 ⇒入院にあたって病識は薄かった。今も完全に病識があるか?で言うと、自信はないが、治療は必要だと思うし受けるつもり。実際、毎日服薬もしているし、通院もする。どういった制度があるかわからないが、公的にセラピーみたいなものがあるなら受けたりもしたい。無理をしない、疲れたら休むを徹底していきたい。

完全に独りよがりだが、こういったことを伝えるのが良いと思う。実際の家庭訪問にあたっては、攻略法をアップデートしていく必要はあるが、妻とも打ち合わせて家庭訪問に備えたい。

焦ってるが焦りは禁物。
しかし、息子の一時保護期限は着々と迫っている。話の流れ次第では、一時保護延長、社会的養護への切り替え提案なども出てくると思うが、僕ら夫婦としては何としても長男に帰ってきて欲しい。

現在は日程調整中だが、早く家庭訪問の日が来て欲しい。

つづく。

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