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【ボールのルール】〜大きさ・直径サイズ・重さ〜

卓球は、老若男女が楽しめるスポーツです。娯楽から競技まで、スタンスも幅広いです。

なので「一度はやったことがある!」という人が、多いのではないでしょうか。

今回は、そんな卓球のボールのルールについて、大きさや重さ・色などを解説させていただきます。

(1)ボールの大きさ・直径サイズ

卓球のボールの大きさは、直径40mmです。以前は38mmでしたが、2mm大きくなりました。

卓球は、ラリーが続かないことで「競技として成立していないのではないか」と、問題視されていました。このことから、ボールの大きさが変更されました。

確かに以前は、周囲に卓球をしていることを話すと「卓球はよくわからない」「見ていても楽しくない」と言われることが多かったです。

サイズ的には少しの違いですが、体積は約1.2倍になり、下の写真のように見た目の印象はずいぶん違います。

存在感が増したので、遠くから見てもボールがどこにあるのか、確認しやすくなりました。

そして、ボールが大きくなったことで、飛びにくく回転もかかりにくくなりました。これにより、ラリーが続きやすくなったことが、一番の変化・特徴です。

38mmでは回転が強烈過ぎて、相手のサーブをレシーブするのがすごくむずかしかったです。なので、サーバーが得点する、というパターンが多かった記憶があります。

40mmになってからは、幾分レシーブがやりやすくなりました。こんな風に、ボールのサイズ変更によって、返球率が上がった私はラッキーです。

このように、卓球のボールのサイズは、直径40mmです。

(2)ボールの重さ

卓球のボールの重さは、2.7gです。これはルールで決められています。

ちなみに、38mmのときは2.5gでした。この重さの違いは、特に感じることはなく、打球感にも影響ありませんでした。こういったこともきちんと考慮された上で、ルール変更されました。

(3)ボールの色

卓球のボールの色は、白色です。オレンジ色のものもありますが、現在の主流は白です。

ボールの色は、38mmの頃に白色からオレンジに変更されました。その後、サイズが40mmになり、徐々にまた白色が主流となりました。

現在、オレンジ色のボールは、後述するラージボールのみです。

このように、卓球のボールは白色が、現在の主流です。

(4)ボールのランクと値段・試合は             スリースター

卓球のボールには、4段階のランクがあります。試合では、最高ランクの「スリースター」が使用されます。

ボールにランクがあるのは、完全な球体を精度よく、大量に作ることがむずかしいからです。なので、どの程度、完全な球体に近いかでランク付けされています。

ランクは★(星印)で表され、無印(星なし)から三つ星までの4段階です。

最高ランクの三つ星のものは、「スリースター」と呼ばれています。

上の写真の、青色の丸で囲った部分のように、三つ星マークのあるものがスリースターです。

普段の練習では、無印のものを使うことが多いです。試合球はスリースター、練習球は星なしという認識でOKです。

各メーカーが、それぞれのスリースターを製造・販売しています。値段は、大体3つで   900円前後(1球当たり約300円)です。練習球も同様で、12ダース4000円前後(1球当たり約28円)です。

同じスリースターでも、メーカーによって打球感に差があります。一番硬いと感じるのはニッタク、次いでバタフライ、やわらかいのはTSPです。

このように、4段階のランクのボールがあります。試合で使用するのは、「スリースター」です。

(5)ラージボールについて

最後に、卓球の一種である「ラージボール」という種目について解説させていただきます。

ラージは英語で「大きい」、ボールは「球」を意味します。名前の通り、大きなボールで競技する種目です。

サーブやラリーなどの、競技ルールは硬式と同じです。ただ、ボールは直径44mm、重量は2.2~2.4gのものを使用します。

卓球経験があまりない方は、ラリーが続かないことで、挫折してしまう方が多いです。そのため、1988年に考案されました。

大きいのに軽いことで、さらに空気抵抗が弱まってラリーが続きやすいです。年配の方向けと言われていますが、初心者の方が打球の感覚を掴むのにもおすすめです。

卓球競技の普及と、レクリエーションスポーツとしてもみんなで楽しめるようにすることを目的としています。

以上が、卓球のラージボールです。

♣まとめ

ここまで解説させていただいたように、卓球のボールの大きさや重さは、ルールで決められています。

現在、硬式では40mmの白色ボールが主流です。ルール変更やラージボールの考案で、多くの人がより楽しめるものになりました。

次回は、プラスチックボールとセルロイド材質素材違い・規格変更を紹介させていただきたいと思います。


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