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粘着ラバーの特徴や手入れの仕方、レベル別のオススメ粘着ラバーを紹介!!

◾粘着ラバーとは!?

❶粘着ラバーとは!?

粘着ラバーはその名前の通り、ラバーを手で触った時にベタベタとしていてボールが引っ付いてしまうような粘着質のラバーのことを言います。

もともと多くの中国の選手が使っていたことから、「中国ラバー」や「チャイラバ」とも呼ばれているラバーになります。

❷粘着ラバーの特徴

粘着ラバーの最大の特徴は、サーブやドライブなどの回転系の技術の回転量が大幅にアップすることです。シートの粘着力のおかげでボールとシートの接地時間が長くなり、大きな摩擦を生みボールに強い回転がかかるようになります。

またドライブに強力な回転量が生まれることで、ボールの軌道が変わったり、ドライブが相手コートにバウンドする際に沈んだり、逆に跳ね上がったりなど、トリッキーな癖のあるボールを生み出すことができます。

このようなメリットもありますが、粘着ラバーはあまり弾まなかったりインパクトが強くないとうまくコントロールできなかったりなどのデメリットもあります。

(1)粘着ラバーの種類

粘着ラバーには大きく「強粘着」「微粘着」「粘着テンション」の3つの種類があります。

❶強粘着

強粘着は文字通り強い粘着力があり、強烈な回転を生み出せる粘着ラバーになります。強粘着のラバーはスポンジの硬度もかなり硬い傾向があり、上級者向けのラバーが多いです。

❷微粘着

微粘着は、粘着力はありますがそこまで強くなく、ボールに与える回転量とスピードのバランスの取れたラバーが多くなります。初中級者向けの粘着ラバーは、微粘着が多い傾向があります。

➌粘着テンション

粘着テンションは、粘着力でボールに強烈な回転を与えつつ、弾む力も強化した万能タイプのラバーになります。粘着ラバーで回転量を上げたいし、ある程度弾みやスピードも欲しいといった方にオススメの種類になります。

(2)粘着ラバーの手入れの仕方や粘着力を              上げる方法

粘着ラバーは、しっかり手入れをしないと粘着力が落ちてしまいます。ではどのように手入れするのでしょうか!?手入れの仕方や、粘着力を上げる方法を紹介させていただきます。

❶粘着ラバーの手入れの仕方

粘着ラバーの手入れについては、通常の裏ソフトラバーの手入れで使っているクリーナーは使わないように注意しましょう。クリーナーを使ってしまうと、粘着力が落ちてしまいます。

ではどのように手入れするかと言うと、息を「ハー」と吹きかけてラバーを曇らせて、手で拭くだけでオッケーです。これだけで粘着力を保ちつつ、寿命も延びます。

❷粘着ラバーの粘着力を上げる方法

続いて粘着力を上げる方法を紹介させていただきます。粘着力を上げるためには、メーカーが出している保護シートを使うようにしましょう。

ここでの注意点ですが、保護シートと言っても「吸着シート」ではなく「粘着保護シート」を使うようにしましょう。手入れした後に粘着保護シートを貼っておくことで、粘着力をキープもしくは上げることができます。

(3)初心者にオススメの粘着ラバー

まずは初心者にオススメの粘着ラバーを紹介させていただきます。初心者にオススメの粘着ラバーには、スポンジ硬度が柔らかく扱いやすいラバーをピックアップしています。

❶タキファイアドライブ(BUTTERFL      Y)

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初めての粘着ラバーであれば、BUTTERFLYのタキファイアドライブがオススメです。スポンジの硬度も粘着ラバーにしては柔らかく扱いやすいため、粘着ラバーの打球感に慣れやすいラバーです。

〈チェック〉                                                       ★硬度:38°、打球感:柔らかめ、定価:         3,000円+税  

❷トリプルレギュラー(VICTAS)

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強粘着シートを使っていますが、柔らかめのスポンジのおかげでコントロールがしやすく、扱いやすいラバーになっています。初心者でも本格的な中国ラバーを使ってみたいと言う方にオススメです。

〈チェック〉                                                       ★硬度:42.5°、打球感:少し柔らかめ、       定価:3,800円+税

➌VJC>07スティッキーエキストラ            (VICTAS)

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公式には中上級者向けとありますが、個人的には初級者向けかなと思います。引っ掛かりが良くしっかりと打球している感じがあるので、自分で打球している感じを掴むにはもってこいのラバーです。

〈チェック〉                                                       ★硬度:47.5°、打球感:少し硬め、               定価:4,800円+税

(4)中級者にオススメの粘着ラバー
続いて中級者にオススメの粘着ラバを紹介していきます。中級者にオススメの粘着ラバーには、粘着ラバーらしい硬めの打球感のラバーをピックアップしています。

❶輝龍(YASAKA)

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硬めのスポンジと粘着のシートから生み出される回転量はそのままに、テンションラバーの弾みやスピードも実現しているのが輝龍です。テンションラバーを使っていて、粘着ラバーが気になっている方にはオススメです。

〈チェック〉                                                       ★硬度:48°、打球感:少し硬め、定価:         4,500円+税

❷アイビス(BUTTERFLY)

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スポンジも硬めで弾みが抑えられている分、ストップなどの台上技術が打ちやすいラバーです。上級者には少し物足りないラバーですが、粘着ラバーでステップアップしたい中級者にはオススメのラバーです。

〈チェック〉                                                       ★硬度:50°、打球感:少し硬め、定価:         5,000円+税

➌キョウヒョウプロ3ターボオレンジ           (Nittaku)

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伊藤美誠選手がこのラバーを使って国際大会で結果を残したことで有名になったラバーですが、キョウヒョウの中でも弾む粘着ラバーで、キョウヒョウらしい高い回転量が出せる有能ラバーです。

〈チェック〉                                                       ★硬度:45°、打球感:少し硬め、定価:          6,000円+税

(5)上級者にオススメの粘着ラバー

最後に上級者にオススメの粘着ラバーを紹介させていただきます。上級者にオススメの粘着ラバーには、これぞ粘着ラバーと思わせるかなり硬いスポンジのラバーをピックアップしています。

❶トリプルダブルエキストラ                                 (VICTAS)

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VICTAS初の本格的な中国ラバーです。中国以上の中国ラバーとうたっているだけあって、かなりの強粘着で回転量が抜群です。スポンジの硬度もかなり硬いですが、重量が中国ラバーにしては軽めになっています。ターボブルーを使いたいけど、少し軽めの粘着ラバーにしたいと言う方にオススメのラバーです。

〈チェック〉                                                       ★硬度:57.5°、打球感:かなり硬め、           定価:5,200円+税

❷キョウヒョウプロ3ターボブルー                    (Nittaku)

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このラバーは、スイングスピードが速い選手じゃないと使いこなせないかもしれませんが、使いこなせれば高い回転量とスピードを手に入れることができます。またドライブやカウンターの安定性が抜群のラバーです。

〈チェック〉                                                       ★硬度:50°、打球感:硬め、定価:                 6,300円+税

➌ゴールデンタンゴ(JOOLA)

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スポンジこそかなり硬いですが、シートが柔らかいためスイングスピードそこまで早くない選手でもボールをしっかり飛ばすことができます。粘着ラバーにも弾みを求める方にはオススメのラバーです。

〈チェック〉                                                       ★硬度:54°、打球感:かなり硬め、                 定価:5,800円+税

♣粘着ラバーのまとめ

今回は、粘着ラバーの特徴や手入れの仕方、レベル別のオススメ粘着ラバーを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか!?

粘着ラバーは、シートの表面がべたついているのが特徴で、べたついている分ボールがラバーに接地している時間が長くなり、回転量が格段に上がるラバーです。

サーブやループドライブなどの回転量を上げたい方にオススメのラバーになっていますが、最近では粘着テンションラバーという弾みも良くなった粘着ラバーも登場しており、幅広い選手が使えるようになってきています。

粘着ラバーが少しでも気になっている方は、レベル別にオススメの粘着ラバーを紹介しているこの記事を参考に、ラバーを選んでみてください!!

次回は、初心者はどんなラバーを使うべき!?テナジーが初心者にオススメできない理由を紹介させていただきたいと思います。

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