峰守ひろかず

主に妖怪ものを手掛けている小説家です。著作紹介ページ → http://minemor…

峰守ひろかず

主に妖怪ものを手掛けている小説家です。著作紹介ページ → http://minemori-h.hatenablog.com/ Twitterアカウント → https://twitter.com/Minemori_H

記事一覧

はてなブログに移行しました

しばらくぶりの更新がこんな内容で恐縮ですが、ここで書いていた雑記や自著紹介記事などは、先日来、はてなブログへ移行しておりますのでお知らせまで https://minemori-h.

峰守ひろかず
11か月前
2

「今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、宇治にて怪事変事に挑むこと」発売記念セルフインタビュー

(※本項は、2022年3月3日にポプラ社・ポプラ文庫ピュアフルより刊行された小説「今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、宇治にて怪事変事に挑むこと」の発売に…

8

「うぐいす浄土逗留記」発売記念セルフインタビュー

(※本項は、2020年12月15日にKADOKAWA富士見L文庫より刊行された小説「うぐいす浄土逗留記」の発売に伴い、作品内容を紹介するため、作者が自分で自分にインタビ…

9

ビエ狂想史 印象に残ったアマビエたち(2020.02~10)

 どうも。アマビエに騙されちゃなんねえおじさんです。アマビエに騙されちゃなんねえ!  改めまして、峰守といいます。妖怪を扱った小説などを書いているものです。「ア…

14

「学芸員・西紋寺唱真の呪術蒐集録」発売記念セルフインタビュー

(※本項は、2020年8月25日にKADOKAWAメディアワークス文庫より刊行された新作小説「学芸員・西紋寺唱真の呪術蒐集録」の発売に伴い、作品内容を紹介するため、作者…

8

6期鬼太郎この回が好きですリスト

 第6期「ゲゲゲの鬼太郎」が本日完結しました。原作ファンとして、また、妖怪ものを書いてる作家として、純粋に楽しませてもらいましたし、また「この手があったか」「こ…

51

「金沢古妖具屋くらがり堂」発売直前セルフインタビュー

(※本項は、2020年2月5日にポプラ社より発売される新作小説「金沢古妖具屋くらがり堂」の発売に先立ち、作品内容を紹介するために、作者が自分で自分にインタビュー…

7

「絶対城先輩の妖怪学講座」の思い出話や感慨などなど

 わたくし峰守が書いておりました「絶対城先輩の妖怪学講座」という小説が、先日、全十二巻で完結しました。ここまで続いたシリーズは私にとっては初めてで、その完結に際…

17

「STAiRs, be STAR! 怪談アイドルはじめます。」発売直前セルフインタビュー

※本項は、2019年5月15日にKADOKAWA・富士見L文庫より発売されるアイドルオカルトコメディ小説「STAiRs, be STAR! 怪談アイドルはじめます。」を紹介する…

5

「新宿もののけ図書館利用案内」発売直前セルフインタビュー

(※本項は、2019年4月10日に一迅社メゾン文庫より刊行される「新宿もののけ図書館利用案内」の発売に先立ち、本作を紹介するために、作者が自分で自分にインタビュ…

5

「妖怪解析官・神代宇路子の追跡 人魚は嘘を云うものだ」発売直前セルフインタビュー

※本項は、2019年3月23日にKADOKAWA・メディアワークス文庫より発売されるオカルトサスペンス小説「妖怪解析官・神代宇路子の追跡 人魚は嘘を云うものだ」…

6

ツイッターで小説を連載するということ、あるいはニンジャスレイヤーがどう面白くスゴイのかという長文

 ブラッドレー・ボンドとフィリップ・N・モーゼスによる「ニンジャスレイヤー」。優れた復讐譚でありサイバーパンクSFでありアクション小説であり革命譚であり風刺小説…

8

はてなブログに移行しました

しばらくぶりの更新がこんな内容で恐縮ですが、ここで書いていた雑記や自著紹介記事などは、先日来、はてなブログへ移行しておりますのでお知らせまで
https://minemori-h.hatenadiary.jp/

「今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、宇治にて怪事変事に挑むこと」発売記念セルフインタビュー

(※本項は、2022年3月3日にポプラ社・ポプラ文庫ピュアフルより刊行された小説「今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、宇治にて怪事変事に挑むこと」の発売に伴い、作品内容を紹介するため、作者が自分で自分にインタビューする体で書いたものです)

ポプラ文庫ピュアフル (327) (P[み]6−4)今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、宇治にて怪事変事に挑むこと

――今日はよろしくお願いしま

もっとみる

「うぐいす浄土逗留記」発売記念セルフインタビュー

(※本項は、2020年12月15日にKADOKAWA富士見L文庫より刊行された小説「うぐいす浄土逗留記」の発売に伴い、作品内容を紹介するため、作者が自分で自分にインタビューする体で書いたものです。)

――今日はよろしくお願いします。

峰守:こちらこそよろしく。

――ではまず、本作のあらすじを教えてください。

峰守:主人公は、都内の大学に通う綿良瀬伊緒(わたらせいお)という女子学生だ。二十歳

もっとみる

ビエ狂想史 印象に残ったアマビエたち(2020.02~10)

 どうも。アマビエに騙されちゃなんねえおじさんです。アマビエに騙されちゃなんねえ!
 改めまして、峰守といいます。妖怪を扱った小説などを書いているものです。「アマビエに騙されちゃなんねえおじさん」は私がツイッターでたまに名乗っている名前で、「最近は疫病から人々を守る妖怪として知られるようになったアマビエですが、アマビエはそういう妖怪ではなかったはずです」みたいなメッセージを込めています。
 この記

もっとみる

「学芸員・西紋寺唱真の呪術蒐集録」発売記念セルフインタビュー

(※本項は、2020年8月25日にKADOKAWAメディアワークス文庫より刊行された新作小説「学芸員・西紋寺唱真の呪術蒐集録」の発売に伴い、作品内容を紹介するため、作者が自分で自分にインタビューする体で書いたものです。)

―― 今日はよろしくお願いします。

峰守:こちらこそよろしく。

―― ではまず、本作のあらすじについて聞かせてください。

峰守:主人公は宇河琴美。横浜の大学に通う三年生だ

もっとみる

6期鬼太郎この回が好きですリスト

 第6期「ゲゲゲの鬼太郎」が本日完結しました。原作ファンとして、また、妖怪ものを書いてる作家として、純粋に楽しませてもらいましたし、また「この手があったか」「こういう切り口ができるのか(やっていいのか)」などと唸らされることも多かった二年間でした。
 妖怪が好きで一話完結ものも好きな身としては大変満足させていただきまして、このワーッとなった興奮や感動や感謝を忘れないうちに、印象的だったエピソードに

もっとみる

「金沢古妖具屋くらがり堂」発売直前セルフインタビュー

(※本項は、2020年2月5日にポプラ社より発売される新作小説「金沢古妖具屋くらがり堂」の発売に先立ち、作品内容を紹介するために、作者が自分で自分にインタビューする体で書いたものです。)

―― 今日はよろしくお願いします。

峰守:こちらこそよろしく。

―― ではまず、本作のあらすじについて聞かせてください。

峰守:舞台は北陸は石川県の県庁所在地、金沢だ。主人公は、この街に引っ越してきたばか

もっとみる

「絶対城先輩の妖怪学講座」の思い出話や感慨などなど

 わたくし峰守が書いておりました「絶対城先輩の妖怪学講座」という小説が、先日、全十二巻で完結しました。ここまで続いたシリーズは私にとっては初めてで、その完結に際して思い出したことや思ったことなどを備忘を兼ねて書いておきたいなあと思ったので、このエントリーを更新した次第です。オチにも触れたりしておりますので本編未読の方はご注意ください。あと、とりとめのない内容ですがご容赦ください。

 一巻が出たの

もっとみる

「STAiRs, be STAR! 怪談アイドルはじめます。」発売直前セルフインタビュー

※本項は、2019年5月15日にKADOKAWA・富士見L文庫より発売されるアイドルオカルトコメディ小説「STAiRs, be STAR! 怪談アイドルはじめます。」を紹介するために、作者の峰守ひろかずが自分で自分にインタビューする体で書いたものです)

―― 今日はよろしくお願いします。

峰守:こちらこそよろしく。

―― ではまず、本作のあらすじについて教えてください。

峰守:主人公は「S

もっとみる

「新宿もののけ図書館利用案内」発売直前セルフインタビュー

(※本項は、2019年4月10日に一迅社メゾン文庫より刊行される「新宿もののけ図書館利用案内」の発売に先立ち、本作を紹介するために、作者が自分で自分にインタビューする体で書いたものです)

―― 今日はよろしくお願いします。

峰守:こちらこそよろしく。

―― ではまず、本作のあらすじについて聞かせてください。

峰守:主人公は、末花詞織(すえはなしおり)という図書館司書の女性だ。都内の公共図書

もっとみる

「妖怪解析官・神代宇路子の追跡 人魚は嘘を云うものだ」発売直前セルフインタビュー

※本項は、2019年3月23日にKADOKAWA・メディアワークス文庫より発売されるオカルトサスペンス小説「妖怪解析官・神代宇路子の追跡 人魚は嘘を云うものだ」を紹介するために、作者・峰守ひろかずが自分で自分にインタビューする体で書いたものです。

―― 今日はよろしくお願いします。

峰守:こちらこそよろしく。

―― ではまず、本作のあらすじについて聞かせてください。

峰守:舞台は「豆井戸(

もっとみる
ツイッターで小説を連載するということ、あるいはニンジャスレイヤーがどう面白くスゴイのかという長文

ツイッターで小説を連載するということ、あるいはニンジャスレイヤーがどう面白くスゴイのかという長文

 ブラッドレー・ボンドとフィリップ・N・モーゼスによる「ニンジャスレイヤー」。優れた復讐譚でありサイバーパンクSFでありアクション小説であり革命譚であり風刺小説であり、さらにその他の要素も兼ね備えた作品で、読み物として純粋にクオリティが高く面白い。だからこそ私は数年来この作品を追いかけているのだが、内容のみならず、その発表の手法にも相当面白いものがある。何をどう面白がっているのか、自分なりに整理し

もっとみる