ビエ狂想史 印象に残ったアマビエたち(2020.02~10)

 どうも。アマビエに騙されちゃなんねえおじさんです。アマビエに騙されちゃなんねえ!
 改めまして、峰守といいます。妖怪を扱った小説などを書いているものです。「アマビエに騙されちゃなんねえおじさん」は私がツイッターでたまに名乗っている名前で、「最近は疫病から人々を守る妖怪として知られるようになったアマビエですが、アマビエはそういう妖怪ではなかったはずです」みたいなメッセージを込めています。
 この記事は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って2020年冬から一気に知名度を上げた妖怪「アマビエ」の扱われ方について、印象的な記事をおおむね時系列順にまとめたものです。出典は主にネットニュースですが、ネットのニュースは後で見返したいと思ってもすぐ消えてしまうことが多いんですよね。加えて、アマビエ関連の情報はどんどん出てくるため、春先の記憶などはそろそろ薄れつつあるわけで、アマビエの拡散開始から半年ほどが経ち、ちょっとアマビエニュースが減ってきた(体感です)今、備忘用に一旦まとめておこうと思った次第です。
 なお、この記事内ではアマビエのことを「ビエ」と略称します。ご了承ください。

▽そもそもの経緯確認

 今般のビエブームのきっかけは、妖怪を題材にした掛軸を扱っておられる「大蛇堂」さんの2020年2月27日のツイートだったと見られています。詳しくは「怪と幽」vol.005などをご参照ください。

とんでもない勢いで某ウイルスが流行ってますが妖怪の中に「流行り病がでたら対策のためにわたしの姿を描いて人々にみせるように」と言ったのがいるんですよ。
アマビエって言うんですけど。
午後6:11 · 2020年2月27日·Twitter for Android
https://twitter.com/orochidou/status/1232956377754001408

 このツイートが契機になりSNSでビエを描く方が増え、知名度が拡大したようです。いつ頃メジャー化したのかは一概には言えませんが、一つの指標として、妖怪クラスタに所属しているわけではなく、かつ、流行のネタにも敏感な「いらすとや」さんがビエのイラストをアップしたのが3月5日です。

アマビエのイラスト
午後2:20 · 2020年3月5日·IFTTT
https://twitter.com/irasutoya/status/1235434957058625537

 これをさらに後押ししたのがご存じ水木プロダクションのツイートです。

「アマビエ」です。水木しげるの原画を撮影しました。
江戸時代、熊本の海に現れ「疫病が流行ったら私の写し絵を早々に人々に見せよ」と言って海中に姿を消した妖怪、というより神に近い…もの。
現代の疫病が消えますように。
午後4:39 · 2020年3月17日·Twitter for iPhone
https://twitter.com/mizukipro/status/1239818518536704001

 これが拡散され(2020年10月11日現在で9.4万件のリツイートです)、さらにそのバズりがニュースになったことでSNSをやってない人にもビエが知られるようになった……というのは福井県文書館の長野栄俊さんによる説です。説得力があります。
 また文面にもご注目ください。「妖怪、というより神に近い…もの」とあり、後に「アマビエ様」などと敬称付きで呼ばれたり寺社に祀られたりする原因はこのへんにあるんじゃないかなと思います。
 そしてビエの拡散と定着の話題では欠かせないのが4月9日のこちら。厚生労働省によるアイコンへの採用です。

【知らないうちに、拡めちゃうから。】
「#アマビエ」をモチーフに、若い方を対象とした啓発アイコンを作成しました。自分のため、みんなのため、そして大切な人のため、できることを私たち一人ひとりがしっかりやって、ウイルスの感染拡大を防ぎましょう!STOP!感染拡大
#新型コロナウイルス
午後0:00 · 2020年4月9日·Twitter Web Client
https://twitter.com/MHLWitter/status/1248083413971566592
知らないうちに、拡めちゃうから。
疫病から人々を守るとされる妖怪「アマビエ」をモチーフに、啓発アイコンを作成しました。(こちらにある素材をご家庭や学校、職場でお使いいただけます。)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kurashiyashigoto.html

「疫病から人々を守るとされる」とはっきり書いてありますが、そんな逸話はビエにはありません(詳しい解説はここではしませんので、気になる方は各位ググるなどしてください)。何を参照されたのか存じませんが、厚生労働省がコロナ絡みの話題で適当な解説をするというのはそこそこショッキングな出来事ではありました。そもそもオカルト的なものを持ち出して欲しくもなかったですが……。

 ともあれこれによりビエは「疫病から人々を守るとされる」公認妖怪としてお墨付き状態となってしまい、それはもう広く使われるようになったわけです。前置きが長くなりましたがようやく本題です。個人的に印象深い事例をおおむね時系列順に並べています。

▽信仰対象としてのビエ

寺社で祀られるアマビエについては氷厘亭氷泉さんによる「2020年のアマビエについて――寺社などでのアマビエ http://yokaidoyukai.ho-zuki.com/amabie/zisya.htm 」がめちゃくちゃ詳細なのでそちらを見ていただくとして、印象に残っている事例をいくつか。

長野県民俗の会通信 しづかのアマビエのお札
2020年5月1日
file:///C:/Users/k.h.mine/Downloads/%E6%B0%91%E4%BF%97%E3%81%AE%E4%BC%9A%E9%80%9A%E4%BF%A1%EF%BC%92%EF%BC%97%EF%BC%97%20(2).pdf

 御嶽教松本教会の教会長さんが、アマビエの札を木曽御嶽山で祀られている「少彦名命」であると認識、「きっとアマビエは少彦名の化身ですよ」と語り、水や酒を供えて祈っているという報告。ビエが祀られるケースは珍しくはないですが、既存の神に同定されるケースはあまり見ない気がします。

女の気持ち アマビエさま 香川県丸亀市・寺尾智恵子(主婦・80歳)
毎日新聞2020年10月1日
https://mainichi.jp/articles/20201001/ddn/013/070/001000c

 自粛生活が続く中、新聞で知ったアマビエを板に描いて配ったところ、親族や友人との親密度が深まったという投書記事。「アマビエさまの御利益大である」「玄関に飾ったアマビエさまに「一日も早くコロナが収束しますように」と手を合わせている」とあり、実際にビエの御利益があったというレアな事例です。でもアマビエには騙されちゃなんねえ。

▽伝統芸能ビエ

アマビエが「コロナ撃退」 新作えびす舞披露 西宮
 えべっさんの総本社、西宮神社(兵庫県西宮市社家町)の地元にいたと伝わる人形遣い「傀儡師(くぐつし)」が演じる「えびすかき」を復活させた「人形芝居えびす座」は1日、同市の西宮中央商店街で、コロナ禍の終息を願い、疫病よけの妖怪「アマビエ」が登場する新作のえびす舞を披露した。(略)新作「アマビエの段」では、えびすさまがアマビエに化身し、新型コロナウイルスを蹴り飛ばすなどして撃退。
2020/7/2 05:30神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202007/0013473233.shtml

ここではまだビエは神仏が化身した姿として扱われています。が。

新作能「アマビエ」無料公演 10月13日、田辺のカッパーク
 新型コロナウイルス感染症の拡大で注目を集めている妖怪アマビエをテーマにした新作能「アマビエ」が10月13日午後4時から、和歌山県田辺市扇ケ浜のカッパークで上演される。(略) 役人が、夢に現れたアマビエの「わが姿を描き写して世に広めよ」とのお告げ通りにすると疫病が退散した。これに感謝し海辺で神楽を奉納していると、海からアマビエが現れ「これからも力を合わせて乗り越えていくように」と語り、海に帰るという物語。
9/29(火) 16:35配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a447db83130deb71a8ed022c967e151612c1d181

 9月になるともう完全にビエそのものが神的な存在として登場するようになっています。瓦版一枚しか残ってなくて伝承や信仰の形跡もない妖怪が「これからも力を合わせて乗り越えていくように」と語るようになったわけですね。えらくなったもんです。ビエビエ。
 あと芸能ビエ関連で忘れがたいのはこちらの事例。

新型コロナ終息願い「アマビエ」に 山都町・清和文楽館の「雪おんな」人形
妖怪つながりで雪おんなの人形をアマビエに変身させた
2020/5/5 - 熊本日日新聞
https://twitter.com/Minemori_H/status/1258009317392834561

 記事のページが消えてるので(ネットニュースはこれがあるので怖い)当該記事に言及した私のツイートですが、かなり早かった芸能ビエです。妖怪繋がりでよく分からない妖怪にされる雪女にちょっと同情しました。

▽研究推進事業ビエ

@熊本大学 URA推進室
【学内研究費支援】アマビエ研究推進事業を行います。
(事業概要)
 新型コロナウイルス感染症に関する課題について研究費支援
(応募期限)
 令和2年6月26日(金)正午
 詳細は以下URLをご参照下さい。
https://poie.kumamoto-u.ac.jp/URA-web/internal/amabie/application_amabie.html
https://twitter.com/URA69096009/status/1270957586221690885

 熊本大学による新型コロナウイルス感染症に関する研究費支援事業の名前にビエが採用されました。文化人類学や民俗学の調査には使えないようです。ビエなのに。

▽三百万円ビエ

初出品。疫病退散の願いをこめて18金製「アマビエ」登場 松坂屋上野店「金の祭典」
ここ最近、安全資産としてその価値が再認識されている「金」。松坂屋上野店では、新型ウイルス感染拡大防止に努めながら、7月8日(水)より「金の祭典」を開催します。会場では金製品350点、総額10億円以上が一堂に集結。疫病退散にご利益があるとして注目されている日本の妖怪「アマビエ」が初お目見え。まさに「♯アマビエチャレンジ」です。また、グラム単価1万円「純金製家紋メダル」と凛々しい置物「純金製麒麟」も初出品。純金製の干支守り本尊ペンダントはお守りとして身につけたい一品。
18金製 アマビエ330万円
2020年7月7日 17時19分
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001251.000005342.html

 2020年7月8日(水)~13日(月)に松坂屋上野店で開催された「金の祭典」に出品された18金のビエ。知る限り最高額のビエグッズです。目撃情報によると「売却済み」になっていたとか。

▽色ビエ

 そもそもアマビエは白黒の瓦版しか残っていない妖怪なので色は分からない(というか無い)わけですが、水木しげる先生彩色の絵の拡散などにより(アニメ版鬼太郎5期に登場したアマビエの影響もあるでしょう)、「なんとなくこういう色」という認識が広がっていきました。で、その結果として。

ウナギ焼くのはアマビエ?いいえ、ウナビエ 店主が話題
香ばしい煙の先に、アマビエ?――。茨城県笠間市のウナギ屋に、風変わりな化粧顔でウナギを焼く男性の姿がある。名付けて「ウナビエ」。(略) だが、この春はコロナ禍で売り上げが6割ほど落ち込んだ。「世の中全体が暗いからこそ、店を明るくできないか」。ひらめいたのが、疫病よけの伝説がある妖怪として注目を集めたアマビエを模した化粧だった。くま取りを応用し、ウナギを意識して青色も採り入れた。新たに始めた宅配にも、そのまま出かけていく。「警察に不審がられないか心配だけど」。SNSで話題になり、他県から来る客も増えたという。
2020年7月19日 10時30分
https://www.asahi.com/articles/ASN7L7HD9N7KUJHB014.html

 色だけでビエを示すようになったという一例です。○○ビエは乱立しましたが、こちらのウナビエさんはクチバシや長髪に頼らなかったレアな事例です。カッコイイビエ……。
 また、色ビエの事例としてはこんなのも。

コロナを倒せ!! 薩摩川内・亀山小で運動会
薩摩川内市の亀山小学校で9月27日、運動会があった。2年生76人は「アマビエに願いをこめて」と題した競技に挑戦。新型コロナウイルスの早期収束を願い汗を流した。
2人一組で棒の両端を持って走り、「コ」「ロ」「ナ」と書かれた段ボール製のブロックにボールをぶつけて倒す競技。ボールはピンクとブルーの“アマビエ色”で、棒には表裏に「ソーシャルディスタンス」「三みつさけよう」と書いた紙を貼るなど工夫を凝らした。
10/3(土) 20:35配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f15b03c4bf541291c837651ab6a47545f2cf45e

「ピンクとブルーの“アマビエ色”」がもう周知の事実のように書かれているのが印象的でした。ビエに色はないだよ! 疫病に形を与えた上でそれを倒す、という競技内容もまさしく防疫儀式そのもので、文化博物館などに記録を残したい事例だなあと思ったりしました。

▽ビエジェット

おなかにアマビエ、幸運の日航機 コロナ収束願い運航中
 疫病をはらうとされる妖怪「アマビエ」をペイントした日航機が、3日から羽田と大阪(伊丹)・那覇などを結ぶ便で運航している。新型コロナウイルスの収束を願い整備士が企画。上空から世の中を見守れるよう、機体の「おなか」の部分に描かれている。会員制交流サイト(SNS)では「見つけたらラッキー」と話題だ。
2020/9/4 18:47 (JST)
https://this.kiji.is/674551459488695393

 飛行機へのペイントはよくありますが、見やすい側面部ではなく腹側に描かれたというのがミソ。疫病退散の力を持つ(とされる)ものに地上を見守らせるという呪術! なかなか公式プレスが出ず、飛行機ウォッチャーの皆さんが見つけてSNSに上げる方が早かったという意味でも妖怪的な事例でした。

▽ハイブリッドビエたち

 上にも書きましたが「○○ビエ」はめちゃくちゃ多いです。狸ビエ、馬ビエ、菩薩ビエ、埴輪ビエ(複数)、狛犬ビエ、河童ビエなどなど、リストアップし出すときりがないのでやりませんが、こういう捻った変わり種もありました。

アマビエになりたかった…本マグロール
あさひ製菓株式会社(山口県柳井市、代表取締役社長:坪野恒幸)が運営する和洋菓子専門店「果子乃季」のインターネット店で、「アマビエになりたかった…本マグロール」がハロウィンスイーツとして販売されています。
2017年11月に発売した「とれたて!新鮮!?本マグロール」というおもしろ立体ケーキを、疫病退散のご利益があるとされる「アマビエ」をモチーフに“仮装させた”商品です。
NEWS RELEASE 2020.9.15(Tue)
https://www.kasinoki.co.jp/pressrelease/amabiemaguro.html

 ハロウィンにはビエになりたかったマグロケーキを食べよう! 情報量が多くていいですね。

▽ランクアップビエ

「アマビエ」風呂敷配布 各署趣向凝らし 交通安全運動始まる /千葉
 秋の全国交通安全運動が21日、始まった。(略)船橋市のJR船橋駅前で18日、同市と船橋署の職員などが、疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」をあしらった風呂敷300枚を通行人に配布して事故防止などを訴えた。
毎日新聞2020年9月22日 地方版
https://mainichi.jp/articles/20200922/ddl/k12/040/060000c

交通安全に駆り出される時点で「専門外では?」と思うんですが、風呂敷を見るとビエの横に書かれたフレーズは「無病息災」なんですね。疫病退散からしれっとランクアップしており、より万能に近づいているという一例です。まあそもそも疫病退散の力があるなんて話もビエにはないわけですが……。

▽敬称ビエ

@大和妖怪めぐり☆『奈良妖怪新聞総集編』発売中
きょうはアマビエ食べに来た。
午前11:48 · 2020年6月3日·Twitter for iPhone
https://twitter.com/K__Masami/status/1268011745575972864
くら寿司のアマビエ、さん付けされてる。確か前はただの「アマビエ」だったよね。
午後2:19 · 2020年9月30日
https://twitter.com/K__Masami/status/1311173698884268032

「大和妖怪めぐり☆『奈良妖怪新聞総集編』発売中」さんがツイートしておられた事件。くら寿司で回っているビエは6月の時点では呼び捨てだったのに、9月末には「アマビエさん」になっていたそうです。
 ネットでは割と早くから「アマビエ様」呼びが一部で定着しているわけで、まあ敬称付きで呼ぶのってネットユーザーは好きだしなーと思って見てたんですが、それが現実にも波及しつつあるのかもしれません。おそろしいことだよ。

▽義務ビエ

「アマビエちゃん」も義務化 茨城でコロナ対策条例を可決
◆県民に協力義務、罰則はなし
 茨城県議会は1日、新型コロナウイルス対策として、県民に行動履歴の調査やクラスター(感染者集団)発生地域での広範囲な検査への協力を義務付ける条例案を自民、公明、立憲民主などの賛成多数で可決した。新型コロナ対策で義務規定を設けた条例は全国初とみられる。2日に施行される。罰則規定はない。
 飲食店などに登録してもらい、感染者が出た場合に利用者に通知する県独自の対策システム「いばらきアマビエちゃん」についても、事業者の登録や県民の利用を義務化した。県が指導しても応じない事業者名などを公表できる。
2020年10月1日 20時31分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/59086

 茨城県が新型コロナウイルス対策システムにビエの名を冠し、それを義務化したというニュース。市民、アマビエは義務です! ビエは九州で出たことになっている妖怪ですが、その割に東日本で採用されがちという体感があります。

 その他まだまだビエ関連ニュースはあるわけですが、マジでキリがないのでこのへんにしておくとして、最後にビエブームの功罪の「功」の方の話題を。

▽ビエの仲間たち

 ビエの存在が広く知られたおかげで、それに似た妖怪の記録が色々見つかってるんですね。

日記に描かれた「ヨゲンノトリ」=山梨県立博物館提供ヨゲンノトリ
https://mainichi.jp/graphs/20200606/mpj/00m/040/001000f/5
神田明神に現れた「きたいの童子」が記された「悪病除之事」=東京大学総合図書館提供
https://mainichi.jp/graphs/20200606/mpj/00m/040/001000f/6
アマビエ?いいえ「アマヒユ」です 岐阜・大垣市の史料から「新発見」
毎日新聞2020年8月23日 18時16分(最終更新 8月24日 00時26分)
https://mainichi.jp/articles/20200823/k00/00m/040/090000c
謎の光線出す玉持ったアマビエの仲間を確認 江戸後期の史料に 名古屋市蓬左文庫
 新型コロナウイルスの感染拡大で注目された妖怪アマビエが出現したとされる2カ月前、同じように流行病を予言する奇妙な姿の妖怪が現れていた。アマビエをはじめとした「予言する妖怪(予言獣)」を研究する福井県文書館職員の長野栄俊さんが確認した。
 うろこに覆われた胴体や3本足はどことなくアマビエを連想させるが、角の生えた顔や、何より謎の光線を出す玉を両手に持つ姿はまるで別物。アマビエと違い自らの名を言わなかったため、名前は不明という。
https://mainichi.jp/articles/20200821/k00/00m/040/061000c

 いずれも文献が今年になって発掘されたりしたわけではなく、その資料を持ってるところでは元々存在を知られていたものが「これってアマビエの仲間では?」という視点から周知されるようになったということなんでしょうが、素人としては、まだまだこういうのがいたんだなーという驚きが味わえるのは素直に嬉しいですね。でもアマビエには騙されちゃなんねえ。