私の私による私のためのマーケティング #2

「マーケティングとは?」という問に対して、その分野の偉人の解があります。

「世の中の需要を見極め、それに応えて利益を上げること」
   ― フィリップ・コトラー >出典元
「セリングを不要にするもの」
   ― ピーター・ドラッカー >出典元

 ※セリング=販売(営業活動)と私は捉えてます。

この解を基とする「マーケテイングの考え方」は、職種に関係なく一般的な仕事においても、とても役に立ちます。

ひとつの例として ―――
 ”資料を作ってください” という仕事の依頼があったとき、依頼者が真に欲しているものは「出来上がった資料」ではなく、その資料を使って得られる「本当に欲しいモノ」です。

説明資料であれば、それを見た人が十分に納得できた旨の返答およびリアクションであり、コンペ資料であればコンペに勝つこと、謝罪文であればその文書があることによって問題なく許されることが「本当に欲しいモノ」になります。

この「本当に欲しいモノ」を、マーケテイングの仕事場では「インサイト」と呼んでいます。潜在的な欲求です。
「インサイト」をさらに深く探っていくと、依頼者が最終的に「本当に欲しいモノ」は、成果や評価、信頼、利益などでしょうか。

なにか依頼があって仕事をするとき「インサイト」を正しく理解できていると結果は変わってきます。
もしそこに成果があったのなら、「インサイト」に応えてくれる方に、またぜひ仕事を依頼したくなります。

世の中の需要(インサイト)を見極め、それに応えて利益(成果)を上げること。
それに応えられる人は、自ら自身を売り込まずとも仕事と一緒に「信頼」は集まってくると思います。

すなわち「セリング(営業)を不要にして売れる」ということだと思うのです。
そう思って私は仕事(マーケティング)をしています。

――― 私の私による私のためのマーケティング

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