移住の考え方(ぼくの場合)

*2023/9/17作成

この間、先輩夫婦が鴨川に遊びに来てくれた時に訊かれたのが。
「どうやって、移住を決めたの?」ということ。
60が近くなってきて、先々のことを考え始めたんだよね・・ということでした。

ぼくはずっと、同年代の友達と、もっとこういう会話があってもいいのでは?と思ってましたが。
実際に訊かれたのは、今回が初めてでした。

よくよく話してみると、その先輩とぼくはどちらも、会社勤めはしたくない、という点が共通しているので。
世間的には少数派なのかもしれませんね~。

で、今改めて、自分のアタマを整理してみたんですが。
もし同じ質問をされたら、ぼくの答えは、こんな感じ↓かなあって思ってます。

・まずは、心から移住したいかどうか?移住のことを考えると楽しくてしかたがなくなるかどうか?がスタートポイント
→ おカネとか仕事とか他の条件は、なんとかなるので後回し
→ 逆に「その他の条件」が理由で、移住をあきらめるならば、その程度・・ということ
→ なんとなく気が乗らない、腰が引けるような感覚が少しでもあれば、NO GO
→ 本心から移住したいと考えていると、引き寄せの法則が働いて、自然とそっちの方に進む(ことがあるかも?)

・決めるときは、左脳ではなく右脳
→ 左脳でロジカルに決めようとしたとき、メリット/デメリットのリスト化はできても、優先順位はつけられない ⇒ 決められない
→ どうしても、価値観が必要
→ 人生の大事な決断は、たいがい直感でいい、というかむしろ直感の方がいい(ぼくの場合限定かもですが・・)
→ 左脳を使うのは、決断の後、計画・実行フェーズに入ってから、もしくは人に説明するとき

・とはいえ、GO/NO GOの境界条件についてはロジックを使う
→ おカネの計算はざっくりやっておく(ここの計算の緻密さのレベルは、人の性格によりけり)
→ 最悪の事態とその対応を想定し、それが飲めないならNO GO
→ 例えば親が要介護になったら・・とか、起こりうるリスク状況について、自分の行動イメージを持っておく

・神様のOKサインを見つけたら、どんどん進める
→ 物事が順調にスピーディー進むとか、想定よりもいい状況が「2つ以上」起こったときは、どんどん前に進む
→ 例えばぼくの場合、売・買両物件の不動産屋さんが信頼できて、相性がよくて、意思疎通がスムーズだったとか
→ 初めて鴨川を訪れたときに、いいなあと眺めてた物件が、ぼくが本気で移住を考えたときにちょうど売りに出てたとか(実際、その物件に住んでました・・)

・人の意見には影響されない
→ どんなに身近な家族でも、仲が良い友達でも、その人の価値観と自分の価値観は違うので、その人に意見は聞いても影響されない
→ 責任で負う=判断の結果を受け入れるのは、その人でなく自分
→ 意見ではなく、その人の経験談はありがたいものなので、おおいに聞く

・最初は小さく始める
→ まずは別荘の賃貸とか、売却が難しくなさそうな少額の中古物件を買うなど、撤退しやすいものからスタート
→ 小さくスタートできたら、街並みとか、自然の風景とか、生活条件とか、ご近所さんとかの雰囲気を知る
→ 現地を知って、ある程度の確信を得てから、100%引越とか、住居用不動産の購入などの大きな判断に進む
→ これは必須条件ではなくて、安心条件
→ ちなみにぼくの場合は、
①鴨川の旅館・民宿に数泊を数回
②ワンルームのマンションを別荘として購入
③住居用マンションを購入(+別荘売却)
④東京から完全引越
・・という手順でした

・一緒に移住する家族がいる場合は、よーく話し合う必要がありそう・・(経験がないのでわかりません)
→ 例えば、誰か一人でもその移住にNGならNO GO、とか?


まあ、そもそも、今住んでいる環境が気にってる人ならば、移住は選択肢ですらないでしょうし。
移住するにしても、日本全国いろんな場所があるので、どこを候補として選ぶかを決めるだけでも、大変な作業になるでしょう。

けれども、特に切羽詰まってなければ、時間をかけてゆっくり検討していいものですし。
この、移住するかしないか?どこに移住するか?を考えるプロセスそのものが、自分の人生の価値観に気づく、いいトレーニングになるのだと思います。

おカネ、家族、仕事、趣味、健康、自然、その他もろもろについて。
自分とパートナーの価値観やモノの考え方を知るのに、とてもいい機会じゃあないかと。
今このお話が必要な人は少なかったかもしれませんが、ご参考まで。

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