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協働・共創を生み出すチームの共通点

人が相互作用しあい、高められること、これがチームであること、複数人の集まりであることの強みだと思っています。

だから物事を作り出すデザイナーにとって、
良いチーム、とはつまり、メンバー同士が協働でき、メンバー間で共創できることだ、と私の中では考えています。

自分がいろんなチームに所属して、社内外のチームの方とお話しして、そんな協働・共創できる良いチームの共通項が見えてきたので、書き留めていきます。

協働・共創で何が生まれる?

協働: 複数の主体が、何らかの目標を共有し、ともに力を合わせて活動すること

お互いの進むべき方向を揃えて力を合わせれば、物事を1人の時の何倍ものスピードと馬力で進めることができます。
この進むべき方向を揃えて、というところが難しく、取り組むことの大きさによってはチームの方が非効率なこともあります。

でも本当に大きなことを成し遂げたいとき、協働する力は必要不可欠です。

共創: 様々なステークホルダーと協働して共に新たな価値を創造すること

一つの視点からは新しい発見は生まれません。同じデザイナーでもバックグラウンドが異なれば感じ方や想像力は様々です。
そういった多種多様なアイディアがぶつかり合う中で、新しい価値あるものはどんどん生まれていきます。


では、協働できる・共創できるチームってどんなチームなんでしょうか。

ここにもいろいろな解があると思うのですが、私がこれだ・・・!と思ったものについて4つにまとめて書いてみます。

共通点1:ありたい世界の共有がされている

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チームとしての理念・ビジョン・パーパスがあるかどうかです。

目指すべき目標が決まっていれば、何か議論が起きた時も何に立ち戻ればいいかがわかる状態。いうなれば全員が同じ判断軸(ありたい世界に沿うか?沿わないか?)を持っている状態です。

近年では企業として、purposeを掲げるところも増えてきました。
例えばNIKEは、「誰に対してもヘルシーな世界、アクティブなコミュニティ、公平なフィールドをスポーツを通して作り上げることによって世界を一つにする」ことをpurposeとしています。


共通点2:相手のことを批判ではなくて批評できる(当たり前だけどできてる人は少ない)

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批判はしてないと言い張る人も、誰かの意見に対して
・そっと避けて通ろうとする・その意見を論破しようとする・その意見を正そうとする
みたいな行動をしがちで、それをされると、結構落ち込みます。(私自身したこともあるしされたこともある)

相手の意見をまず認め、その意見が出た背景を理解しようとすること。その後、自分の意見はどんな立ち位置にあり、同じ目標に向かって進めるために、中立な立場で自分の考えと比較し、議論すべきです。

議論は必ずしも、心地よく進むわけではないと思います。でも議論が終わった時はチームとして良い方向に進めた、と全員が思える状態を目指します。

ありたい世界の話と繋がってきますが、その唯一軸があれば、自分の意見と相手の意見を平等に天秤にかけることができるようになるとも思っています!

共通点3:自己肯定感を強く保てる

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自分はこのチームに必要とされ、このチームにいると自分が輝けると思える気持ち。
これは一朝一夕で生まれるものではないし、自分だけで高められるものでもないです。

たいてい、良いチームには相手の自己肯定感をあげてくれる神メンバーがいます。
神のすごいところは、ありがとう・助かりました・すごい・大丈夫、が的確なタイミングで言えることです。
人が見落としそうなことも、神は褒め称えてくれます。
的確だからこそ甘やかした感じにならないし、その言葉をしっかりと自分の糧にすることができます。

そんな人が多ければ多いほど、チームは良い方向に自然と向かっていくのだと思います。

共通点4:多種多様なバックグラウンドがあり、それを認める

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同じデザイナーのチームであったとしても、バックグラウンドは様々です。
ずっとUXに携わってる人もいれば、UIから入った人、紙のデザインから入った人、デザインじゃない領域からきた人 etcetc、、、

相手のバックグラウンドがわかれば、思考回路や、考え方のクセもなんとなく見えてきて、その人にしかないものを引き出すことや、その人ならではの視点からアドバイスをもらうこともできる。各々を認め・活かしてこそいいチームだと思うのです。


終わりに

きっといいチームの定義は人それぞれで、そうじゃない、と思う人もいるかもな、、、と思ってドキドキしながら書きました。

でもこういうことを言葉にする機会は少ないし、言葉にすることで自分も今一度大切なことを見直そうと思ったので、文章にしてみることにしました。

個を磨くことも大事だけれども、最強のチームを作って、最大のことをなし得たい。というのがここ1年気づいた私の中のテーマです。



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