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相談相手を間違えるな

SNSでも、実生活でも、なにか自分が悩みがあったり、アドバイスが欲しいときに、「なんでも相談してきてよ」と言ってきてくれる人がいる。

その気持ちはうれしいんだけど、私はその時、相手が「何の専門家か」ということを重視する。

学生が英語の質問があるときに、数学の先生に英文法の質問をしないように、自分の抱えている問題が、誰に聞けば一番ためになる答えがもらえるかということを考えることが重要だと思う。

いま述べた学生の質問の例では当たり前のことと思うかもしれないことだが、仕事、恋愛、お金、副業、人生のこととなると、なかなかできていない人が多いのではないだろうか。私もよく相談相手を間違えることがある。

たとえば、自分が独立したいと考えているときに、ずっと公務員として働いてきて、定年退職した人に相談したとして、その答えは参考になることはあるかもしれないが、その人は独立したことがないので、独立することのメリット、デメリットも経験による説得力をもった答えは期待できない。

やはり、独立したければ、同じく独立した人、できれば成功した人も失敗した人も話を聞けるといいと思う。


就活のとき、私の研究室の教授は、私が広告業界をうけたいと言ったら、「メーカーにいきなさい」といった。私の研究活動のことしかしらないから、そういう答えが返ってきたのだろう。

同じことを、サークルの先輩に相談したら、「広告業界があっているんじゃないか」と言われた。先輩は私が、サークルの中で、ダンスやプロジェクションマッピングなどの企画などをやっていたことを知っているからだ。

また、同じことを、入院していた病院の看護師に言ったら「あなたは、もっと負担の少ない、楽な仕事をしたほうがいいよ」といった。私が、徹夜をして作業をして、体調を壊すことを知っているからだ。


社会人になってからも、「仕事がおもしろくない」と悩んでいたことを相談すると、「仕事とはもともとおもしろいものではない。」とアドバイスをくれた人もいた。「仕事ははじめのうちは面白くないけど、だんだんとできることが増えるようになって、人に頼られたり、人の役に立てるようになると面白くなってくる」というアドバイスもくれた人もいた。一方で、堀江貴文さんの本を読むと「仕事は楽しい。遊ぶように仕事をしよう。」みたいなことが書いてある。

いろんな人の意見をきいて、特に、「自分がこうなりたい」と思うような人たちの意見を聞いていくと、「本当に心の底から自分のやりたいことを仕事にすると、仕事は楽しい。」という答えが自分にはしっくりきて、転職し、今は心からやりたかったことを仕事にしている。毎日がとても充実していて楽しい。


相談相手を選ぶときは、相手がどんな人か、その人の実績はどんなものか?

そこに気をつけて相談しようと思いました。



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