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ひとりのたび

どうもこんばんは。
すっかり寒くなりまして、冬ですね。
11月なのになんで暑いんやと思った数日後にがたがた震えています。心臓に悪い。秋と春を大切にしていきたい。

さてさてこないだ引っ越しまして、
一度引っ越し大失敗していたのでとっても不安だったのですが、新しいお家も新しい街も、自分には合っていてほっとしています。
段ボールに埋め尽くされていた部屋は、3分の1段ボール部屋になりました。まだいます、段ボール。どこに何をしまうか。物が本当に多いのでどう整理していくかが大切です。頑張ります。早くこたつを出さねば冬がずんずんこっちに向かってきています。急がねば。急がねば。

そんな部屋を置いて、こないだ金沢へ行ってきました。
金沢は数年前にお友達と行って以来、二度目。
とってもスタンダードな夜行バスで、前の人が何も言わず中々にシートを倒してくる人だったけど、久しぶりの金沢へのワクワクで乗り切りました。おめぇさんも金沢楽しめよという気持ちで寝ました。

着いたその日は雨でした。雨の金沢。
ほぼノープランで来たので、ふらふらと歩き回りました。
どこ行こうかなぁと地下を歩いていたら
「令和5年度高校生の書道展」がやっていたので、たくさんの書道を浴びてきました。みんな凄くて、再現性やばぁ!わ!この春って字好きだなぁ。あ、このしんにょう美しいですねぇ、え、なんなんこの文字は、しかも海外の方やん…素晴らしい…って心の中ではしゃぎながら見ました。良き始まりでした。

そこからは、行ってみようと思っていたこちらを

「展示力合宿 in かなざわ」
3ヶ所で展示されていて、その日は2ヶ所見に行きました。
21世紀美術館のめちゃ近くの箔一ビルでの展示が特に面白かったです。階が上がる度に別の世界が広がってて、口笛が鳴っていたり、鉄の扉があったかと思えば近くには日本に住んでいる海外の方目線で話される原爆ドームや周りの人の対応の映像が流れていたり、屋上にも展示の後なのかな、そこから見える景色もアートで。

屋上、雨。


可愛い作品もたくさんでした。

ねこ
漫才師のようで可愛い
突然ものがたりが始まって終わっていた
こっち見てくる、かわいい、がんばれ

前に来た時は行けなかった兼六園へ行きました。
のんびりした時間だったなぁ。

出入り口がたくさんある
紅葉もええですね

そこから3ヶ所ほど神社やお寺を巡りました。
前田利家公とまつさんにも会えました。詳しく覚えてないけど、大河ドラマ見てたなぁ。

利家さん
まつさん

夕方までたっくさん歩いたので、
美味しい海鮮丼買って早めにホテルへ行きましたとさ。ホテルは家のようでした。新居。
一人なので自由に動けて楽しいけど、人との旅行のが好きです。と実感しました。

次の日は朝と昼の間のご飯を駅で食べました。
めっちゃ好みの味のオムライスでした。

スモークサーモンときのこ、え、最高

そしてまた近くをお散歩して、
寒いけど日が出りゃあったかい日だったので
広場でゲートボールするおじさまおばさま方を見ながら日向ぼっこして、
今回の旅の目的へ。
「百万石演劇大合戦」

いろんな団体さん!

PANCETTAさんが出られるということで、
金沢か〜ええなぁ、と、地方での観劇が好きなのもあって行ってきました。
C,Dの2チーム6団体さんを一日で観ました〜!
PANCETTAさん以外はどの団体さんもはじめましてで、いろんなスタイルや想いがあって、演劇って面白いなぁと改めて実感しましたです。
特にCチームの90分は素敵でした。ので、書きます。残しておきます。

舘そらみと父
「プレスリーになりたかった。今!娘と息子がいる」
本当の父と娘、親子での演劇。
お父さまが出てきてお客さんに話しかけるんですけど、お客さまも楽しんで答えてらして、それだけでもいいなぁと。温度感が心地よい。
お父さまの人生が30分にぎゅぎゅっとなっていて、ご自身のお母さまが亡くなられたときに、娘のそらみさんが「その年齢になっても悲しいものなのか」と問うシーンがありましてね。それに対して「生まれたときのことを知っている人がいなくなってしまうんだよ」と。そこからがもう、私はボロボロ涙止まらずでした。背中だったんですね、私から見てお父さまの見えるのが。それがよりきました。自分の家族のこと父のことを重ねちゃいますわよね〜。
とても素敵でした。

PANCETTA
「アしクサ」
とっても好きでした。タイトルコールされる前から始まるアしクサの生活も、お客さまが一緒になって、アしクサを怖がり受け入れ愛し、やまちゃんの想いを察して応援し、かわちゃんのふとした瞬間を見逃さず気にかけ、どうかみんながこれからも仲良く時間を大切に過ごしていけますようにと願っている感じ。私だけではなかった、周りの人もきっと同じだろうなと感じられる空間でした。
たったひとつの声で心の内が知れてしまう知られてしまう、って怖いけど羨ましくもある、そんな3人でした。今作が含まれた「声」、観たかったなぁ。

MAM
「ばあさん、どこだ?」
最初の方は、はは〜ん、女の子の気持ちが間違い電話をきっかけに良い方向に変わっていくやつですね!ね!って見ていたのですが、そんな簡単なもんやなかったです。演劇を甘く見すぎている私。
もうそこにはないものをあると信じている人に、どうないことを伝えたらいいのだろう。傷つけないことは出来ないだろうな、それでも何か良い方法はあるはずで、それを三好さんはとても愛を持って考えて答えを出していて。間違い電話から始まった関係で、実際には会うこともなかったけど、間違い電話が三好さんの元にかかってきたことに理由があったのかもなぁなんてぽろぽろしながら考えていました。おじいさん役やっていた剣持さんどこかでお見かけしているぞと思ったら、「たかおとたかあき」という舞台でした。切なさの似合う俳優さんだなぁ。

笑って泣いて切なくなって、笑って泣いて切なくなって、笑って泣いて切なくなって、の繰り返しで心がどんどこ動きまくりの時間でした。あー楽しかった!
あ、Dチームの芝居屋いぬかい「楽屋から」もおんもしろかったです。沖縄からの方で、女性一人芝居。最高だった。好きでした。つられて笑っちゃうやつ。でも沖縄や日本のことを考えさせられる時間でした。

観劇後の交流会にもちょろっと参加させてもらって、石川の方で活躍されている演劇関係の方や、私と同じ今回のお客さまやPANCETTAの皆さんもいらしたりして、いろんなお話が聞けて楽しかったなぁ。いいですね、いろんな感想が聞けるのは。

そしてまた夜行バスで戻りました。帰りの夜行バスも前の人が何も言わず今度はMax倒してくる人だったけど、私の心はにっこにこだったので乗り切りました。でも真っ暗な中で携帯の明るい画面攻撃だけはやめてほしい。目に良くないから、私にもあなたにも周りにも。暗闇を楽しんでくれ、夜行バスだからね。

久しぶりの旅行はとっても良いリフレッシュになりました。好きなものをより好きになれた時間でした。

ありがとうございました!
そしてただただ私の日記をここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございます!!金沢よいとこ。石川を巡る旅をしたいです。では、またね。

ぴょんきちたち。

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