スマホ

スマホを見ていると元気が無くなっていくのは何故か?

スマホを見ていると元気を失っていく。

電車の中でスマホを眺めている人で溌剌としている人を見たことがない。

自分もきっとその一人なのだろう。

理由をいくつか考えて見た。

まず、第一にスマホを覗き込んでいると姿勢が悪くなる。

姿勢とは姿の勢い。

姿勢が悪けりゃ、元気に見えないのは当然のことだ。

第二にスマホの使い方は圧倒的に受け身が多い。

たくさんの情報を細切れに切れ間なく、受信し、処理を続けている。

ゲーム然り、SNS、動画然りだ。

受け身の姿勢は人の自発性を奪い、思考能力を奪い、意欲を奪っていく。

ゾンビ、奴隷化の始まりでもある。

第三にそれなりに人を飽きさせないコンテンツがふんだんに盛り込まれているため、依存性が高く、やめられない、とめれないという点だ。

これは麻薬中毒、薬物依存に非常に近しいと考えている。

モノに依存し、そのモノがなければ、生活が成り立たなくなると不安や恐れを感じるならば、十分に依存症であり、中毒者であろう。

スマホに代わる代替品はPC、電話機、カメラ、ゲーム機等、多少不便にはなるが、この世には十分にある。

スマホをいつでも手放し、こういった代替品で生活の出来る人は依存症ではあるまいが、そうでない場合は要注意の中毒者であることは可能性に入れておいた方がよいであろう。

自分にとって、このnoteを記すことはスマホを使い、行っている数少ないアウトプットの一つであるが、この時ばかりは脳みそをフル回転させ、活動しているため、元気は失われていないと感じている。

むしろ、活性化していると思っている。

子どもの頃、いつも元気いっぱいだったのは、思いっきり遊び、学び、エネルギーを使い尽くし、いい意味で空っぽになって、毎日、布団に倒れこんでいたからだ。

スマホをいじっていると、その逆の意味で、圧倒的な情報量がシャワーのように降り注ぎ、自己の中で未消化のまま、澱のように溜まり、疲労となって翌朝も抜けきれていないといったところか。

そして、目覚めてまた、すぐに情報の狩漁を始めるといった次第だ。

現在のスマホのスクリーンタイムの週平均は2時間51分とあった。

これが多いのか少ないのかはわからないが、情報を物乞いのように貪るのではなく、よりよい情報を発信し、吐き出していきたい。

そして、溌剌とスマートフォンを使いこなし、子どものように、力いっぱい布団に倒れこみたいと思う。

溌剌と力いっぱい吐き出して子どもの様に倒れて眠る





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