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価値観の違いの面白さ

先日、美容師の昔の同期と会う機会を持ち、話をしてきました
当時私は、早く一人前になりたいと考えていて、同期とも競争相手というのが当時の自分の考えでした。
私は当時は全く気付いていませんでしたが、その同期は競争や争い事は嫌いで、自分が目立つこと等したくなく、目立つ人の影でひっそりと仕事をしていたい、という考えなんだとその時初めて知りました。

その彼は、ある日コンテストに打ち込んでいる後輩を見て、この子はこのお店じゃなくて、他のコンテストに力を入れているサロンに行ったらいいのになぜこの店にいるのだろう?

しかし、他のその子の先輩は誰もコンテストに興味がなかったので、自分がやらないと、と思ってすぐにカメラとパソコンを買い、SNSにも投稿を始め、メイクも習いに行きました。
そんな彼がコンテストや撮影で賞を取るほど打ち込むようになった話を聞き、本当に人はそう思った瞬間に変われるのだと感じました。

そして、思ってからの行動力、プロ意識、私から見たら独特の感性を持つ彼だから独創的なデザインが出来るのだと思いました。
価値観はそれぞれ全く違うので違う視点を持つ人との関わりというのはとても学びが多く、良い気付きをもらう事が出来ました。

どんな人でも価値があり、それを活かす選択をしている人、自分には価値がないと自分の価値を否定する事を選択している人、すべてはその人が今、そういう人生を選んでいるのであって、それは今からでも変える事が出来るのだと思いました。


彼に1人でそこまでできるってすごいねと言うと、周りからすごいねとか、どうやっているんですか?とか聞かれるけど、ただ、自分がやりたい事を本気で研究して努力を続けているだけだと、人に聞いたり、教えてもらおうとか思っている時点で本気ではないからでしょう?と彼は言っていました。


たとえ、大勢に批判されても、慕ってくれる一人の為だけにでもこの仕事をする楽しさや目的を持ってもらいたいのだと彼は言います。
正直、今までその場しのぎでなんとなく生きてきた私にとって、この同期との話は新しい刺激をもらいました。


私も、自分に自信がなく、失敗ばかりで落ち込んでいた時に、「自分も他人も責めない」という考え方に救われ、どんな逆境でも前向きに捉える事ができ、周りは何も変わっていないのに全てが変わった体験をしました。どのような体験でも自分の生き方のヒントはあり、それを注意深く見つけようとするか、特に何でもない些細な出来事だとぼーっと生きるかは自分で選ぶことができるのです。

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