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【教育】思考タイプと動作タイプ

「考えるのは好きだが、コツコツ覚えるのは苦手」というタイプと「考えるのは嫌いだが、コツコツ覚えるのは好き」というタイプがわかる心理テストがあったので、中学生全員に受検させ、指導に活かしたことがあります。
私も子どもに混じって受検しました。

これは、変な例かもしれませんが、電化製品などを購入した際、取扱説明書を読んでから操作する人と操作しながら操作を覚える人がいるのを判別するというようなものです。もちろん、頭の良し悪しではありませんし、どちらがどうとは言えません。

しかし、これが勉強となると。

「計算問題を5問程度で飽きてくる、5問程度で計算間違いが多くなる、漢字や英単語、社会の用語などを覚えるのが苦手。」また、「算数の文章題や図形問題や国語の読解問題の記述などは空白」「難しいと感じたら最初からあきらめる」など、困ってしまいます。

まあ、普段の状況を見ていれば、どちらのタイプなのか、何となくわかります。
そこで、はじめからバランスが取れている人間はほとんどいないわけですから、極端なタイプでなければ無理強いして修正しようとするほど、子どもを混乱させることになります。それよりも、①勉強(思考か動作か)させることの時間的割合を変える、②勉強させる順番を変える、③勉強させる手法を変えるなどで対応されることを勧めたいです。

結局、コツコツでも、思考でも「辛抱強さ」が必要です。