見出し画像

【教育】国力低下に子ども達は何ができるか

世界の経済を比較する材料の1つに、ある世界的なハンバーガーショップのハンバーガーの価格があります。

これを、日本の国力が落ちていることを生徒に説明する時に使っていました。
「ハンバーガーが、日本では500円、違う国では1,000円で売っているとすると、日本は貧しい国になっていることになるんだ。」と生徒に説明すると、「なんで?」「安く買えていいじゃん。」という反応があります。「円安ドル高」(その逆も)と同様、なかなか理解しがたい事例です。それゆえか、中学入試にもよく出題されます。

以前から「買い負け」という報道があります。
食やエネルギーをほぼ他国に頼る日本は、それを買ってくるしかないのですから、「円」の価値が下がれば、今まで買えたものが日本以上の金額で買う国に売られてしまいます。

その説明をすると、生徒は「えー!」と驚きます。
そこで、追い打ちをかけるように「大人になったら、そのあたりに生えている草やこん虫を食べるしかなくなるかも。」と。
今できることは、「『もったいない精神』を持つこと、例えば、食べ残しをしない、モノを大切にすることと、一番は勉強すること。」と伝えます。
「勉強すれば、日本でなくとも・・・」と日本を見捨てるような話をしてしまいます。

私はそれ以外に今のところ模範解答が見当たりません。