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マネジメントの役割再定義:クラビスの目指す組織成果実現への道

みなさん、こんにちは!クラビスの佐藤です。

今回からクラビスのnoteとして新しいカテゴリの情報をお届けします!
これまでは働くメンバーや社内イベントなどのインタビューを通し、クラビスを知っていただける情報を発信してきました。
今後はクラビスの事業や組織、技術をテーマに毎月情報を発信させていただきます。私たちクラビスの取り組みを知っていただき、今のお仕事で役立てていただいたり、あるいは仲間として一緒に取り組んでいただける方に届けばいいなと考えています!

そんなテーマで始まる第一回ですが、今回は「マネジメント」についてのお話です。クラビスが直面しているマネジメントについての課題や取り組みについて共有していきます。

現在のクラビスでは、プロダクトに連動する形で業務を遂行するチームがあり、各チームのリーダーが目標達成に向けてチームを牽引してきました。

これまで、各リーダーの主体性と経験に委ねたチーム運営を行ってきていました。当然ながらこのやり方だと以下のような課題が発生します。

・チーム運営の成否が属人的なマネジメントスキルに依存する
・クラビスが期待するマネジメントの役割と各リーダーのふるまいが必ずしも一致しない
・マネジメントをスキルとして育成できない

これらの課題は組織の拡大に比例して顕著になっていくと感じました。特にクラビスが求めるマネジメントの役割がしっかりと定義されていないことが最大の課題で、結果的にスキルを獲得することや教えること、蓄積することが難しい状態になっています。

クラビスでは輪読会含め何かテーマをもって共に学ぶ風土があります。そういった風土を活かし、人事チーム主導で上記の課題を打破するためのマネジメントに関する勉強会をまずはビジネスサイド向けに実施しました。その際に参考図書として以下3冊の書籍を用いました。

①人的資本の活かしかた 組織を変えるリーダーの教科書
 上林 周平 (著, 編集), 田中 研之輔 (監修)


 ②急成長を導くマネージャーの型  ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン”なマネジメント 
 長村 禎庸 (著) 

 
③エンジニアリングマネージャーのしごと ―チームが必要とするマネージャーになる方法
 James Stanier (著), 吉羽 龍太郎 (翻訳), 永瀬 美穂 (翻訳), 原田 騎郎 (翻訳), 竹葉 美沙 (翻訳)


勉強会に取り組む前にまずはクラビスのマネジメントが担うべき役割を考え、「組織の中長期的な成果の達成」と定義しました。
更にその実現のために必要な要素を「短期的な成果の達成」「最適なアサイン」「人材の育成」「他部署との連携」の4つに分解しました。詳細に説明をすると以下のとおりです。

①短期的な成果の達成::短期的な成果の積み重ねなくして中長期での大きな成果を生み出すことはできません。両者をトレードオフとするのではなく、短期の成果の延長線上に中長期の成果があると考えています。また、中長期的な成果を達成するための道のりを描くことは経営レイヤーが担うという整理をしています。

②最適なアサイン:各メンバーのスキルや経験を考慮して最適にリソースを配置しアサインをします。これにより、効率的に業務を進めることとメンバーのスキルを伸ばすことができ、組織が中長期的な活動を安定的に行えるようになります。

③人材の育成:チームメンバーの能力開発に積極的に取り組むことが求められます。これにより、チームメンバーを計画的に育成し、かつ、メンバーが自己成長を遂げ、組織に貢献する能力が高まります。人材の育成は、組織の中長期的な成果を実現する上で重要な要素であり、持続可能な競争力を構築するためには欠かせないものです。

④他部署との連携:他部署との連携を強化し、組織全体のシナジーを最大限に活用することが求められます。他部署との連携を通じて、情報やノウハウの共有が促進され、組織全体が効率的に機能し、より発展的な成長を目指すことができます。

このように整理した背景を説明し、実際に各リーダーが上記の役割を担えているのか考えてもらう勉強会を進めています。はじめはマネジメントの役割がタスク管理や数値管理などに偏っている人もいたりと認識がバラバラでしたが、徐々に揃っていくようになっています。こうした座学による学習は一過性のものになりがちです。そのため、ディスカッションの都度振り返りの課題を実施することや人事との1on1を挟むことで定着する工夫もしました。定義した役割どおりに実践していくことができるのかが次の課題になります。

クラビスでは今後も組織を拡大していくことを前提に、将来起きうる課題を最小限にするため学びながら事業を推進しています。今回の取り組みもマネジメントの役割を今から定義することで、今のリーダーの成長だけではなく将来のリーダーの立ち上げにも寄与すると考えています。

今後もクラビスはマネジメントのやり方において試行錯誤を続け、自組織の発展に貢献するだけではなく、他のマネーフォワードグループの企業にとって効果的なマネジメントのモデルケースとなっていければと考えています!

今回私たちがマネジメントの課題にどのように向き合い、どんな学びを得たのか、記事にさせていただきました。組織の急速な拡大やマネジメントに悩んでいる方の参考となれば幸いです。

クラビスは、一人ひとりの成長と向き合い新しい学びを後押しする環境があります。
ここまで読んでいただいて、少しでも話を聞いてみたい、もっと働く人の顔をみてみたいという方はぜひ一度カジュアル面談をしませんか?
ご応募お待ちしております。

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