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絵画のような美しさ。北鎌倉・宝庵アトリエ棟
ピクチャーウインドゥとはこのことか!
と、あらためて日本建築の美しさに感じ入った一日。
2024年3月31日、北鎌倉・宝庵アトリエ棟にて「椿茶会」の茶箱席を持たせていただいた。
ガラス戸を全部取り外し、窓を開け放つと、まるで野点席のよう。
目の前には一面に広がる1週間前にはまったく咲いていなかったニリンソウ、見上げると葉蔭に隠れて残る紅い椿。
ホーホケキョと既にハンサムに鳴けるウグイス、姿は見えないけどドラミングの音が聴こえるアカゲラ。
時折モンシロチョウもふわふわと横切って行く。
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白く小さな可憐な花で、近くを歩くとふわふわと一緒に揺れる♪
この部屋が「アトリエ棟」と呼ばれるのは、関口泰さん(文人ジャーナリストで宝庵を1934年に建築)の親族で洋画家だった方の「アトリエ」として建てられたからだそう。
旭谷左右(あさひたにさう):1893-1938。洋画家で関口氏の妹卯多の夫。1935年頃アサヒグラフの企画「茶室の古典美」で各地の茶室の内部を俯瞰図法で描き好評を得る。現地調査には関口氏も同行した。調査内容は1949年に『茶室』として出版された。戦争で失われた茶室もあり、貴重な資料となっている。
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茶席のお客様にも、かつて画家の方が眺めていたであろう春の情景を感じていただけたかと。
この宝庵の庭を上に登っていくと野生の椿の大木がある。どこの種にも属さず、震災後にたからの庭を開いたメンバーを満開の花で迎えたという「世界一の椿」
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そういえばポートランドの日本庭園の椿の花も大きかったなぁ
その椿の元にご縁あって集った宝庵会員やお客様が、このような美しい建物や庭、植物、やって来る鳥や動物たち、協力し合って維持していってるのだなぁ、とあらためて思う。
すてきな春の一日をありがとうございました。
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正式なお茶室ではないけれど、十分に「お茶がある」
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