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感謝したくないので帰省したくない

そろそろ年末。
帰省の予定を立て始めた。

コロナ禍で少し例外があったものの
これまで私は盆正月には実家に帰省、という
家の慣習にしたがってきた。
結婚相手もそういう家の人だ。

なのだが、私は、
帰省というものが
いつも、それはそれは億劫なのだ。

例えば夫の実家で、良き「嫁」として
炊事、掃除と休む暇もない…なんてことはなく
義母は嫌味なしに「休んでて」と言ってくれる。
もちろん、それなりには働いているつもりだが
元来、家事におおらかな家庭で
嫁の私が動きすぎるのもよくないか、と
ジリジリ思いながら
努めてのんびりする。
「ありがとうございます」と何度も言う。

自分の実家は、夫の家に比べれば
母が料理好き、掃除好きなため
それに準じて私もそれなりに動く。

しかしそれ以上に母が、あれやこれや
これも食べて!
おいしいから食べさせたかったの!と
テーブルに出してくるものが多い。

「ありがとう」と何度も言う。

両家ほんとうに良い親たちで
ありがたい。感謝している。

だがしかし
感謝する立場は疲れる。

なんとも贅沢な悩みだ。自覚してます。

感謝したり、されたりというのは
人間関係において、不可欠な尊い事象であるが
そこにネガティブな感情を抱いてしまう自分にも
我ながらうんざりする。

今回もフーっと覚悟を決めて、
航空券を予約した。

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