今更ながら2021年6月13日時点の長い長い自己紹介⑦全力投球。初めて歯車から全体が見えてきた。そして身体を壊して気づく持続可能な頑張り方の大切さ
本日のお題目は、『全力投球。初めて歯車から全体が見えてきた。そして身体を壊して気づく持続可能な頑張り方の大切さ。』です。
2015年一年間の育児休暇をいただき、2016年職場復帰しました。
復帰先は子会社の所謂なんでも屋さん。お財布のことから従業員の皆様のお給料のことまでなんでも実施する仕事でした。
育児休暇中の一年間、あれほどまでに恋焦がれた仕事。毎日仕事が楽しくてたまりませんでした。
これまで、組織の歯車として、ある一部分だけを担当してきたのと違って、小さな組織のなんでも屋さんをしていると、会社という生き物の全体が見えてきて、本当に充実していました。
一方で、自分がいなければ、回らない。万が一休んでしまえば給与振込みもままならない。
常に気が休まらない状態が続く感じが続いていくという状況でもありました。
今まで毎月当たり前のように振り込まれていた給与には、こんないくつものプロセスが含まれていて、担当者の苦労の末に毎月当たり前のように振り込まれているんだということを痛感し、給与振込みの都度感謝しました。
ものすごい重圧を感じる中、決して出来ないとは言いたくありませんでした。一つ前の仕事で仕事量の少なさを感じて散々仕事を増やして欲しいと言う申し入れをしてきて、やっともらえた仕事。できないと言ってしまったらまた仕事を奪われるかもしれない。そんな恐怖感もあり、全力投球で目の前の仕事に取り組んでいきました。
そんな私にとって、2018年は非常に辛い年になりました。
同期が亡くなったことと、大好きな先輩との別れが立て続けに起きたことです。
体力的に限界に近い仕事量に加えて立て続けにおきた大きな衝撃的な出来事に、身体に変調をきたすようになりました。
一旦身体に不調が出ると、そこから何もかも崩れていきました。
相変わらず、仕事には全力投球で打ち込んでいたものの、平日は家族が起き出す前に出社して家族が寝静まってから帰宅。週末しか家族に会えない状況が続くと、一体何のために生きているんだろうという疑問がちょくちょく頭をよぎるようになりました。
ちょうどその頃noteを書き始めました。
同期が亡くなって1ヶ月。まるで何事もなかったかのように毎日が過ぎていくのがたまらなくやるせなくなり、彼女はちゃんと生きて生きて生き抜いたんだ。
忘れないということを何か形にして残したいと月命日の日に衝動的にnoteを開設しました。
2018年に身体に変調をきたして、通院しつつ、騙し騙し仕事を続けていた私に大きな転機が訪れたのは2020年。
新型コロナウィルスの感染が世界中に拡大したことです。
3月末、家族が急に発熱し、会社に連絡したところ、コロナじゃないと分からない限りは二週間在宅にて仕事を行うことになったのです。
期末期始めを慣れない在宅でおこなうのはかなりベビーでしたが、たくさんの方々にフォローしていただき、なんとか乗り切ることができました。
そして、出社停止の二週間近く、もう本当に久しぶりにずっと家族と一緒でした。
私の中でパラダイムシフトが起きました。
仕事は一生懸命できて家族とも過ごせると言う選択肢がこんなところにあったんだ!
これまで、夫に任せきりだった育児や家事にも在宅により、かなり参画できるようになりました。体調もかなり改善しました。
コロナにより、本当の意味での働き方改革が起きるかもしれない!
新しい生活様式にワクワクしました。
しかし、緊急事態宣言解除後、私の職場は以前にぶり返して、原則出社になってしまいました。
少し回復を見せた体調も、また悪化しました。
今後の身の振り方を真剣に考えなければならない。
そう思ったとき、5年近く担った職場から突然の異動で新しい部所に行くことになりました。
転職するのも異動するのも同じか。であれば、一度は行ってみよう。
こうして私は新しい職場に行くことになりました。
この時得た気づきは、全力投球で頑張ることは大切だが、健康を害してしまうような頑張り方では長く継続出来ない。過ぎたるは及ばざるが如し。ちょうど良い塩梅での頑張り方で持続可能を目指すことが大切だということでした。
身体を壊すとそこを起点として気力も減退していきます。
何かを長く頑張りたいと思ったら、まず体調を徹底的に整えるのがプロなんだなと思いました。
一方で、そこまで全力投球できたのは、一緒に働く皆様が好きで好きでしょうがなかったからです。どうすれば、この組織で働く人に幸せだと感じて仕事をしてもらえるか。自分の全勢力を仕事に投じていました。
壊した身体は、自分を労わらなかった結果であると同時にそこまで働く人の待遇改善に全力投球した私の勲章でもありました。
明日はいよいよ長い長い自己紹介。最終回です。『全ては個人の腹落ちから始まる。SDGsをきっかけに全てがつながった』です。
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