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キッチンガーデンが教えてくれること #1

ステイホームのおかげで重かった腰がようやくもちあがり、数ヶ月前から小さなキッチンガーデン を作り始めました。

春夏に楽しめそうで、お互いが邪魔にならない香りの組み合わせをと思い、ローズマリー・スペアミント・タイム・イタリアンパセリを植えてみたのですが私的には大成功! 風が吹くと爽やかな香りが漂ってます。

* 小さな箱に未知の世界がいっぱい

プランターを増やそうと小さな棚を買いハーブ達を移動させた数日後。

小さな可愛らしいキノコが生えていて、そのうえローズマリー に白いカビのようなものが・・

慌てて調べてみたら白いカビのようなものはうどんこ病の初期段階のようで、重曹を水で溶かしたものをスプレーしてなんとか回復してきました。

日当たりが良いので、湿度のことをあまり気にしていなかったのですが棚の置き場所が悪かったのか、風通しが悪かったせいなのか??

コンクリートで囲まれた街で生活をしていた人間の愚かさ。。この歳にして学ばされることがいっぱいです。

* ハーブソルト? 塩漬けハーブ?

元気よく育ったハーブ、やはり消費するのが大変。

ずっと試してみたかったフレッシュハーブソルト、作ってみました。

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とりあえず普通の食塩と、たっぷりのイタリアンパセリにタイムとミントを少々。

葉の部分だけ摘んでフードプロセッサーで細かくするか、包丁で切るか悩みに悩み、結局キッチンバサミで少し大きめにカットしてみました。

ふと知人からもらった無農薬レモンを入れてみようと思いつき、皮を薄く削いで乾燥させたものも試しに加えてみました。

塩と刻んだハーブの割合 1:5 で作りましたが、この割合だと塩漬ハーブといった感じ。少量をドレッシング代わりにサラダと和えたり、パスタと絡めたり、オリーブオイルでのばしてディップにしたり、日持ちもいいですし便利な気がします。

1:10の割合だといわゆるハーブソルトのイメージに。何れにしても、やはり乾燥ハーブより歯触りも良く、加熱をしない料理には使いやすいと実感しています。

* 大量のフレッシュハーブは  ”タブレ” に

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近くのレバノン料理店の前を通った際に、taboule(タブレ)のことを思い出し、イタリアンパセリとミントを使って久しぶりに作ってみました。

中東ではブルガー小麦を、フランスではクスクスを加えるのですが、入れない方が日持ちもしてアレンジしやすいかなと思い今回はハーブだけでシンプルに仕上げてみました。

・刻んだパセリとミント(茎も好みで入れて大丈夫)  1カップ分

・レモン汁、オリーブオイル 各大さじ1程度(レモンはお好みで増やしても)

・玉ねぎ 大さじ2(細かくみじん切りにしたもの)

・トマト 小さめに刻んでお好みの量

・塩 適量

全ての材料を混ぜて30分くらい置いて味を馴染ませたら出来上がり。この量だと一人でも食べきれそうです。

フラットブレッドがあったのでたっぷりのせて初夏のヴィーガンメニューに!

* パセリの茎は縁の下の力持ち

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フランス料理でブーケガルニを作る際、なぜわざわざパセリの茎を入れるの?入れなくてもいいじゃない?と思ったこともありましたが、1本入れるのと入れないのでは雲泥の差が。

欧風スタイルのカレーやシチュー、スープを煮込む時に最後の数分、茎を1−2本加えるだけで一気に風味がアップします。ラップに包むかそのままでも構わないので、保存容器等に入れて冷凍庫で保管しておくととても便利です。

ハーブの中でもパセリは栄養価も高く、立派な脇役であり、黒子でもあり、主役にもなれる万能ハーブだと今更ながら再認識しています。

* Just do it!

すぐ手に届くところにハーブがあるだけで、使わなくては!という意識が働くのか、しばらく作っていなかった料理を思い出したり、なぜか色々と作ってみたいものが湧いてくるので不思議です。

ステイホームがなかったら、キッチンガーデン も作っていなかったかもしれません。小さなことですが自分で自分の背中を押すことの難しさ。やってみないと、始めてみないとわからないことがまだまだ沢山ありそうです。

今のところ過ごしやすい日が続いていて、トマトの苗も順調に育ってきているのですが、灼熱の太陽に照らされる年末年始、トマトもハーブ達も耐えてくれるのかガーデニング初心者の不安は尽きません。




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