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娘のトイトレを成功させた方法で夫婦が産後クライシスから脱せられるか試してみた

産後クライシスという言葉をご存知でしょうか?
子供を出産後、夫婦関係が悪化することを指します。
主な原因は、妊娠出産を経て生活リズムや体調が大きく変化したママとその変化についていけないパパの温度差とのこと。
最近では3組に1組以上の夫婦が経験すると言われています。

我が家でも残念ながら、長女の産後からがっつりこのクライシスに陥っています(現在進行系)。
本日は、産後クライシスの危機を脱するために、娘がトイトレに成功した方法を使って夫婦で試してみたことについて書きます。


我が家の夫婦事情(赤裸々)

私と夫は約1年間の交際を経て、長女を授かったことをきっかけに入籍したいわゆる授かり婚です。
したがって、多くの人が「恋人→夫婦→親」となるステップの真ん中をすっ飛ばして、恋人からいきなり親となりました。
恋人時代に同棲もしていなかったので、かつて他人同士だった夫婦が同じ家に暮らしながら価値観の違いをゆっくりすり合わせるという時間をろくにとれないままに長女が産まれました。

そのせいもあってか、長女の産後はかなり夫婦仲が険悪になりました。
特に価値観がずれまくったのが、ずばり「夫婦でスキンシップをどれくらい取るべきか」問題です。
産後、世界一愛しい生命体(赤ちゃんである娘)と24時間くっついている私は、夫とのスキンシップは完全不要派。
一方で夫は、赤ちゃんにくっつくのと妻にくっつくのはまた違うニーズだという、スキンシップなんてなんぼあってもいいですからね派。

娘のお昼寝中にキッチンで忙しく離乳食を作っている私の背後から、勝手に肩を抱いてきたりおしりをぺろっと触ってくる夫にキレ散らかす日々でした(同じ状況でキレ散らかしたことがある方、きっといると思う)。

娘のトイトレに使った方法

我が家の娘は2歳すぎからゆるゆるとトイトレをはじめ、今年に入ってからは日中はほとんどパンツで過ごせるようになりました。
娘のトイトレで最も効果があったのが、定番の「トイレでうまくおしっこ・うんちができたらシールを貼る」という方法です。

しまじろうもオススメする、定番の方法

色んな育児書を読んだところ、この方法のメリットは以下3点である理解しました。

  • 【動機づけ(本人向け)】シール貼りそのものが楽しくてトイレに行くようになる

  • 【成果の見える化(本人向け)】用を足せた成果がシールで可視化されることで、更に成功させようというモチベーションになる

  • 【成果の共有(親向け)】中々進まないトイトレにやきもきするときに、今まで貼ったシールを見ることで子供の頑張りを認めることができる

今回我々夫婦は、産後クライシス脱出のためにこの方法を適用した取り組みをしてみました。

我が家の夫婦関係改善の取り組み

我が家で試みたのが、こちらです。

ホワイトボードon冷蔵庫の扉

「1日10秒ハグをする」と夫婦間で取り決め、ハグした日を冷蔵庫前のホワイトボードに記録するというのをやってみました。

効果:ママside

【ホワイトボード記録は、ハグの動機づけになる?】
もともと、毎朝その日のタスクを紙に書き、夜に消化済みタスクに✔をつけてニンマリするというタイプの私。
ハグをした日にホワイトボードに日付を書くといくばくか「達成感」があるので、あー今日も日付書きたいからハグしとくか〜!という動機づけに


なりませんでした。

産後ホルモンの乱れは、手強い…

もっと強烈な動機づけが必要なようです。
ハグするごとに冷蔵庫にゴディバのチョコレートが1つずつ増えるくらいのことが起こるべし。

【ホワイトボード記録は成果を見える化し、ハグ習慣化へのモチベーションになる?】
一定程度、効果があった気がします。
効果を発揮した理由は、トイトレと違ってハグした日だけでなく、「ハグしなかった日」も記録したことだと思います。
こちらの日付が増えるたびに、ああやばい、もう3日もハグしてない…というような危機感を覚え、背中を押されることが多かったです。

効果:パパside

【ホワイトボード記録は、妻の歩み寄りの成果を夫に伝えられる?】
今回は、この点が1番効果があったかもしれません。
というのも、以前までは夫婦間でスキンシップ問題についての「やった」「やってない」論争がひどかったのです。
「全然スキンシップ取らせてくれない」と主張する夫に対し、「全然ってことはないでしょ(昨日5秒だけ手触ったやん)」と私がキレるという不毛な言い合いばかりしていました。

このホワイトボード記録を導入してから、私からの歩み寄りが夫に少しは伝わりやすくなったようです。
おかげで以前よりも、夫がお猿さんモード(スキンシップ強要モード)になることが減った気がします。

まとめ

本当にくだらない取り組みなのですが、くだらなすぎて冷蔵庫を見るたびに「うちら何やってんだろうな」と笑えます。
産後クライシスモードのとき、こういうしょうもない笑いに救われることもあるのです。
また、夫婦喧嘩したときに「そういや今日ハグしてなくね?」と言って仲直りのキッカケにもなるので、しばらくは継続したいと思っています。

ちなみに、毎日ハグ出来るようになったら次の目標は「ハグの質」改善です。
というのも、いまはこういうハグではなく、

愛情というよりは…

こういうハグなので…

友情!努力!!勝利!!!の雰囲気しか漂わないハグ。
完全に余談ですが、長女の産後クライシスの最中に頑張った次女の妊活はこのテンションで乗り切りました

近い将来、産後クライシスを笑って切り抜けられますように。

この記事が、同じように産後の夫婦仲に悩む誰かのクスっとした笑いに繋がれば幸いです。

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