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本に書いてあることを素直に実践してみたら、夢に近づけた

ビジネス書や育児書を読んで、その内容をちゃんと実践してみる人はどれくらいいるのでしょうか。

恥ずかしながら私は、「子供は褒めて育てましょう!」と書いてある本を読んでいる隣でお茶をこぼす娘に、早速怒鳴り散らしてしまうタイプの人間です(褒めて育てたい、気持ちは、ある)。

そんな私が、本に書いてあることを素直に実践すると本当にいいことが起こる!と実感した出来事がありました。


本の紹介:「書く仕事がしたい」(佐藤友美)

去年の暮れに「3年後にはライターとしてフリーランスになりたい!」と夢を描いてから、ライターになるためのHow toが書かれた本をいくつか読みました。
その中で特に私のやる気に火をつけて下さったのがこちらの本です。

「書く仕事がしたい」(佐藤友美)
出版社:CCCメディアハウス
初版:2021/10/30
https://amzn.asia/d/ewPQThj

日本で初のヘアライターとして活躍されており、ご自身の著書である『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)はベストセラーとなっている、さとゆみさんこと佐藤友美さんの本です。
文章力をアップさせる本ではなく、まさに「ライターとして生きていく」ためのノウハウがつまった本なのです。

ライターとして生計を立てるにあたり、「上手く書くこと」へのハードルを下げる一方で、書くことだけに頼っていては駄目だよ!と諭してくれる本でした。

この中で紹介されている、「ライターとしてデビューするための6つの道筋」がこちらです。

①書く仕事をしたいと宣言する 
②知り合いの伝手をたどる 
③誰かに師事する 
④編集部or編集プロダクションで働く
⑤学ぶ場所(ライター講座など)にいく
⑥ライター募集に応募する

「書く仕事がしたい」(佐藤友美)

そして、優先度として1番高いのは①である、と。
書く仕事をしたいと思ったら、②~⑥をやるつもりの人も、①は必ずやりましょう、と書かれていました。

実践してみた

2024年の初っ端に、私に早速チャンスが巡ってきました。
自分よりキャリアが5〜10年上の先輩方3人と一緒にランチをする機会があったのです。
しかも数ヶ月ぶりの、子なし・ソロ参加の場。
しばらく世間話に花を咲かせたあと、ふとこんな話題を振られました。

「そろそろK子も育休終わりだよね。復帰後の働き方とか、考えてるの?」

そこで私は思い切って、夫以外の大人に初めて自分のこれからの夢について話してみました。

「とりあえず現職に復帰するんですけど、実は3年後にはフリーランスになりたいなと思っていて。上の子が小学生に上がるまでに…」
「えー、そうなんだ!個人でコンサルするの?」
「コンサルもやりたいなとは思ってるんですけど、メインはライターをしたくて。特に、起業家とかNPO法人の代表とか、社会課題解決で夢を追いかけている人に取材をして本を書きたいなーと思っています。

実践してみた後に起こったこと

ひー!言ってしまった!まだろくに何もしていないのに夢だけ語ってしまった!
3人からの、少し驚いたような目線が私に一斉に注がれた数秒間。夢見がちなヤバいヤツって思われたかな?なんて考えたりしてちょっとした冷や汗をかきました。

しかしそんな私に、そのあと思いも寄らない素敵なお年玉があったのです。
話を聞いた先輩方が話し始めました。

「そういえば、私の友達がKindleで自費出版したんだけど、そのときに書き方や売り方のアドバイスをしてくれるコンサルみたいなフリーランスの人がいたらしいよー。そういう仕事もあるんだね。」
「そういえば私、NPOでたまに活動してるんだけど、その様子を取材して記事にしてもらったことがあって、そのときのライターさんが大阪で活動しているライターのコミュニティの人だったよ。おもしろそうなコミュニティだったからコンタクト取ってみたら?」

いやいや、皆さんめちゃくちゃ引き出し多いじゃないですか!
ちなみに諸先輩方は、ライターとは全く関係のないお仕事をされています。にも関わらず、あれよこれよと私の知らないライター関連の情報をプレゼントしてくださったのです。

 情報は発信する人のもとに集まります。「書く仕事がしたい」と、旗を立てておけば、それは、あなたの友人たちの記憶に残ります。何か「書く仕事」が発生したときに、あなたの顔を思い浮かべてくれることもあるかもしれません。

「書く仕事がしたい」(佐藤友美)

さとゆみさんが本に書いてたのはこういうことかー!と、思わずテーブルの下でガッツポーズをしてしまいました。

学び:本に書いてあることを素直に実践すると、夢に近づけた

夢を宣言するって、結構勇気が必要です。
宣言すると、多くの人は応援してくれたり、はたまた今回の諸先輩方のように何かしらアドバイスをくれたりします。
せっかくアドバイスをくれたのに、もし次回会うときに相変わらず「何者」でもない私のままだったら、がっかりさせてしまうかしら?なんて思ってしまうのです。

でも、想像してみました。
例えば、次に先輩に会ったときに「結局あのコミュニティ、色々と条件が合わなくて入らなかったんですよ〜すみません」と報告したとしましょう。
そうしてもきっと、「あ、そうなんだ、そんな話もあったね〜(ていうか今日の晩御飯何にしよっかな)」くらいの反応にしかならないと思うんです。
先輩にとってあのコミュニティの話は、私が発した「ライター」というキーワードで引き出された単なる「そういえば」な話だから。

夢を宣言することの意味って、相手の「そういえば」を引き出せるからだと思いました。
その「そういえば」は、その相手にとっては頭の中のすぐ開く引き出しの中から労力なく取り出せる程度の話題であっても、こちらとしてはめちゃくちゃありがたいアドバイスになることがある。
相手の労力無くしていただけるものであれば、堂々と夢を宣言して、有意義なアドバイスを沢山貰えれば良い。恥ずかしいなんて言って夢を心に秘めていては、損なのかもしれません。

まとめ

本に書いてあることを素直に実践したことで、ライターという夢への一歩を踏み出すことができた新年の記録でした。
ちなみに、先輩に紹介していただいたコミュニティにはすぐにコンタクトして、春から参加させていただくことになりました。
これからも恥を捨てて、いろんな場で夢を宣言していきます!



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