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No.31 実行力 結果を出す仕組みの作り方 橋本徹著


・読む目的

 大阪での大きな仕事をしていた著者の体験を知ることでモチベーションアップ
 大阪都構想について詳しく知るため
 橋本徹さんの頭の中を知る。論破がすごいので。。

・アウトプット

■部下の仕事はオペレーション。上司の仕事は決定。他の割り切りが必要

■上司と部下の関わり方について
 部下と飲み会などで仲良くするとかではなく、仕事をきちんと遂行しているかを下に判断をする。
 今付き合っている人は仕事で何かを成し遂げた人でありそういう人との方が人間関係うまくいく

■必ず反対勢力はいる。その時の関わり方
 反対意見も最大限聞く。
 しかし反対しても良いが最終的には決定事に従う事を意識させると決定後うまく組織が回る

■仕事に対する勉強について
 政治家は取り扱う議題に対して現場の人たちと議論するために学ぶべき事は数え切れません
医療・教育・福祉・インフラ設備・公務員改革に至るまで多岐にわたる少なくとも現場の人たちの話を聞いて内容理解できある程度の議論ができる位までは勉強する必要がある。
とは言ってもリーダーの勉強の仕方は専門家の勉強の仕方とは違う。例えば新しい車を作りましょうと言う話になった時リーダーはブレーキの構造やブレーキの製造法について細かく知る必要はない。
知るべきは今までの車の何が問題だったのかと言う部分です
 →職業柄、多くの業界、職種の人と関わることがあり、相手と込み入った会話ができるまで勉強しなければならないと思っていたが、割り切りも必要だと思った。
 しかし、最低限相手と会話できるようにするインプットは必要である。
  
■どちらを選択すべきか分からないと言う事はどちらを選択しても大して差がないと言うことである
 →これめっちゃ参考になった。考えに考えてでも最終的にどっちにしたらいいのかわからない時には
  どっち選択しても大差ないからもう割り切って決めるしかない

■比較優位で考えられないとダメだし人間で終わる
→推薦があった場合、一つだけではなく対立案、中立案も出させてそれぞれメリデメをだす。
 そして一つ選ぶときはデメリットには目を瞑ること。その覚悟がないといけない。
 どの案にしても完璧はない。「~よりまし」な方を比較優位で選ばないと最善の選択はできない
 完璧な選択はない。最善はある

■無駄になるかもしれない準備を完璧にしておく
→橋本氏がシンガポールに行った際、トイレでトイレットペーパーがなかったが
 部下が個室の外から声をかけ、トイレットペーパーを投げ入れた。
 パーティで橋本氏が席を外したこと、トイレットペーパーがない国であることを事前に確認していたこと。事前に購入したこと。結局このことで橋本氏はものすごい信頼をし、そういった気遣いができる人も出世をしていった。
 橋本氏がトイレに行かなければその準備は無駄になったかもしれないが、得るものはすごい大きかった。

■減債基金 橋下氏が引き継いだときは5200億円の借金があった。代々引き継がれた負。
 →大体、引き継いだ時に都合の悪いことがある。しかし橋本氏の5200億円の借金を引き継いだことと
比べたら日常の負は大したことない。と感じた。

・総評


 モチベアップにはつながった。壮絶な勉強量仕事量をこなし大阪を引っ張ってきたことが感じられた
 やはりどんな優秀な人でもものすごいインプットはしているので、凡人以下の私はひっきりなしに勉強する必要があると感じた。
 大きな組織になればなるほど意見が割れることが多くなるし、案件の数が増えるほど判断しにくくなるが割り切りというのは必要である。悩んでいても結局選ばなければ、行動しなければならないのであれば行動すべきと感じた。

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