♯11 触らぬ神に祟りnothing for the people lovin 翼を広げて
エッセイを読むのが好きだ。
日常の出来事における心の移り変わりを色々な人が書いている。
読んでいると筆者の頭の中が覗けるようで楽しい。
そして、「ひょっとしたら自分の日常もたくさんの面白いことに溢れているのでは??」と思う。
この疑問は確証には至ってない。そして死ぬまで結論を導き出せないと思う。
整骨院の先生が言っていた。
「自発的に動かないと面白いことはやってこないよ。」と。
分かってる。分かってるんだ。
それでいてなお、流れるままに流されるままに生活しているんだ。
ソシャゲのようにデイリークエストをクリアしていきながら、常に面白いことを探知する網を四方八方に張り巡らせている。棚ぼた狙いで。
この網にぼた餅が引っかかっても捕まえようとはしない。あくまで探知することが目的なのだ。
パラレルワールドの自分がこのぼた餅に食らいついていることを信じ、僕は日々のタスクをこなす。
これで良いわけがない。でもこれでいいんだ。
「触らぬ神に祟りなし」と「その逆(忘れた。)」があれば、僕は必ず前者を選ぶ。
この言葉は悠久の時を超えて今に存在している。=めっちゃ信頼できる!!!!!!!!
僕はことわざという免罪符を使って自分の行い(何も行っていないけど)を正当化する。
これまでも。これからも。
衣服の隙間という隙間に風が「我先に!!」と入り込んでくる。
風に溺れている気分だ。
今季一番の冷え込みらしい。
寒い!学校からの帰り道、中学時代の同級生を見つけた。
喋ったこともなかったのでもちろん話しかけない。
信号を待っていると向こうが話しかけてきた。
「久しぶり!」
久しくもなんともねえだろ。
面倒くさかったので知らないふりをした。
「はい??」
「俺!俺!中1の時一緒に弁当食ってたやん!!」「・・・・・・・・・・・・・・・??」
神というのは触らなかったら祟らないだけだ。
「向こうからは触ってこない」という保証なんてどこにもない。
僕の心のボーイが「おさわりは禁止です!!」と叫ぶが、神のくせに妖怪ぬらりひょんのようにズカズカ俺の心の敷地に入り込んでくる。
こうなりゃおしまいだ。
「何してたん??」
「・・・・・学校の帰り。」
「なんかめっちゃ真面目そうになったな!!前はもっとうるさそうな顔してたのに!!!」
「ははは(愛想笑)」
青信号になった。
「じゃあな!!」
家路が違うので別れた。何だあいつ。
一方的に色々やられて。クソが。
いつか祟ってやるからな。今度は僕が神になる番だ。俺がお前を祟ってやる。覚悟しとけ。
俺に関わったことを後悔させてやる。ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!
とか考えながら風呂に入って飯を食って、いま部屋にいる。
眠い。仮眠をとりたい。神だけに。なんつって。
↑この文めっちゃ恥ずい。
見てくださりありがとうございました。
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