大地から生まれて大地に帰る 「大地」を読んで
パールバック著「大地」の1巻を読み終えた。
ここに書いた
人はどこから生まれて土へ帰るのか?
一番感じたのは、人は土地から生まれて土地に帰るという絶対的な真理ということ。このことは、何が何でも覆すことのできないことだと感じた。
人は、土地を借りて生きている。昔の日本ではこのことを忘れずに土地の神様を祭ったお祭りを開催していた。
でも今やっているお祭りの意味を理解出来ているのだろうか?自分は、住まわせてもらっている土地に対して感謝を忘れていないかと考えさせられた。
時の流れは、想像以上に過ぎていく
過去にタタール人の砂漠を読んで感想を書いた
この時に感じたことと似たような事を感じた。
主人公のワンロンは、全力で畑を耕したから成功したんだと思う。その全力さは、時の流れであっという間に流れて気づけば老人になっていた。
年をとるってこの感覚なんだろうな
今は、まだ23歳だけど気づけば25歳になりあっという間に30代でそこからは早いってよく聞く。聞きたくない嘘だってっていつも思いたいけど事実なんだろうなと思った。
時間の流れはとめられないけど、やりたいことはすぐにできるを忘れずに生きたいな
人に伝えることの難しさ
ワンロンの子どもには3人の男の子がいる。
この3人にワンロンはきっと「土地の大切さを忘れるな」って事を教えたかったんだと思う。でもうまく伝わらず気づけば老人扱い。「またおじいさんが小言言ってるよ」ってなっていた。でもワンロンも事実老人でさっき怒っていたことも忘れてしまう。
例え親子であったとしても100%伝えることは不可能
でもどうにか伝える手段はなかったのだろうか
まとめ
まだ「大地」という小説は、折返しもまだ遠い。きっとこのあとはワンロンの子どもたちが主役になるのだろう。自分も3人男兄弟の次男ということで次男のどこへ向かうのかが気になる。
もう2巻は購入済みだから早速読もうと思う。
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