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渋谷トイレツアーが外国人の間で流行っているらしいので、全17カ所を巡ってみた
新書のゲラのチェックに飽きてきたので書きました。
相変わらずの投稿です。
特に中身はありませんが、ご了承ください。
外国人に渋谷区の公共トイレツアーが人気のようです。
世界で活躍する16人のクリエイターによって東京・渋谷にある17カ所の公共トイレを誰もが快適に使用できるトイレに生まれ変わらせた「THE TOKYO TOILET」。
その個性豊かなトイレを巡る「THE TOKYO TOILET SHUTTLE TOUR」が2024年3月から開始されています。
東コースと西コースに分かれていて、運行は週2回(木曜日と土曜日)、料金は各4,950円、所要時間は2~3時間です。
週2回のツアーに参加するわけにいかないので、自転車で回ってきました。
17カ所の公共トイレを回るのに約3時間程度でした。
所在地をマップにプロットするとこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718701162251-xBB8sbTsu3.jpg?width=1200)
笹塚周辺、明治神宮周辺、恵比寿周辺に偏っています。
笹塚は私の生活圏にないので今回初めて行きました。
全部紹介してもいいのですが、数が多いので印象に残ったトイレだけを紹介します。
1.七号通り公園トイレ
2.西参道公衆トイレ
3.神宮前公衆トイレ
4.はるのおがわ 代々木深町小公園トイレ
5.鍋島松濤公園トイレ
6.東三丁目公衆トイレ
7.広尾東公園トイレ
※地図に番号を表示しています。
さて、順番に紹介していきましょう。
1.七号通り公園トイレ
公園に入ると巨大な白い物体があります。
ドラゴンボールのカプセルハウスを彷彿させるフォルムですね。
クリエイターの佐藤カズーさんの作品です。
![](https://assets.st-note.com/img/1718701188292-sSZ8ypotQl.jpg?width=1200)
裏に回ってみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1718701203481-Wn0bjlXHec.jpg?width=1200)
こんな感じの入り口があります。
コンセプトは「手をつかわないトイレ」で、声でドアの開閉ができるように設計されているようです。
※トイレの中に入らなかったので、詳しいことは分かりません。
裏に回ってみたいと思いますよね?
そういう意味で、意外性がありました。
2.西参道公衆トイレ
次のトイレです。
首都高の横にポツンとありました。
交通量の多い道路沿いにあるので、このトイレを利用する人が多いとは思えませんね。
さて、こちらは建築家の藤本壮介さんの作品です。
器をコンセプトに制作されたようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718701225393-csB3ohq2vp.jpg?width=1200)
このトイレの面白いところは、蛇口です。
遠くからだと見にくいので、少し寄った写真を掲載します。
![](https://assets.st-note.com/img/1718701239113-riXUzHkedj.jpg?width=1200)
手洗いの蛇口が壁に付いています。
手洗い場の高さを幾つも用意することによって、子供からお年寄りがコミュニケーションをとるきっかけにしたかったようです。
なかなか面白い発想ですね。
3.神宮前公衆トイレ
次は、Z旗で有名な東郷神社の近くのトイレです。
原宿駅からすぐの場所にあります。
こちらは、ファッションデザイナーのNIGOさんの作品です。
「A BATHING APE」を立ち上げたデザイナーさんなので有名ですね。KENZOのアーティスティック・ディレクターにも就任しています。
ちなみに、NIGOは藤原ヒロシさんに似ていて「藤原ヒロシ2号」と呼ばれていたことからきています。これも有名ですね。
さて、トイレの写真はこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718701255352-JUcAeyZrzu.jpg?width=1200)
これは昔の公衆トイレのイメージに近いですね。
17カ所で一番シンプルなデザインです。
4.はるのおがわ 代々木深町小公園トイレ
このトイレは有名ですね。
「はるのおがわ」と「代々木深町小公園」に色違いのトイレがそれぞれ設置されています。
この2つは建築家の坂茂さんの作品です。
トイレに入る前に中が綺麗かどうか、誰もいないか確認できます。
防犯面と清潔性を追求したトイレがコンセプトのようです。
透明なので2つをチェックできます。
人が入っていないときは透明のガラス。
![](https://assets.st-note.com/img/1718701272139-A3RaWKOsOt.jpg?width=1200)
中に入ってロックするとこんなスモークが掛かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1718701292476-E7Kp7nOtEd.jpg?width=1200)
会社の会議室にも採用されているガラスです。
ドアをロックした状態の内部はこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718701307851-bv8t5bGmTN.jpg?width=1200)
本当に外から見えないのか……現地に行ったら試してみてください。
5.鍋島松濤公園トイレ
このトイレも有名ですね。
建築家の隈研吾さんの作品です。
トイレの村をデザインしたそうです。
私の隈研吾さんの印象は、白いTシャツを着たオジサン……そういうイメージしかありません。
この場所は日本有数のお金持ちが住む場所「松濤(しょうとう)」です。
私が行った時には、外国人の幼稚園児たちが保母さんに連れられて遊んでいました。
金持ちの子供が映りこまないように撮った写真がこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1718704835848-6IRsOpMIU1.jpg?width=1200)
トイレをつなぐ通路はこんな感じです。草がボーボーに生えていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1718704851283-3Z3fxv55v8.jpg?width=1200)
ハチが多かったです。
これからハチがもっと増えると思うので、このトイレを使う人は気を付けてください。
6.東三丁目公衆トイレ
恵比寿の線路沿いにある赤いトイレ。
とにかく目を引きます。
こちらはプロダクトデザイナーの田村奈穂さんの作品です。
![](https://assets.st-note.com/img/1718704879558-FYJTJeYed2.jpg?width=1200)
※人が映ってしまいました。遠くからだから大丈夫ですよね。
さて、このトイレが面白いなと思ったのは、別の角度からだと赤い箱にしか見えないところです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718704902787-YiGIm87RwF.jpg?width=1200)
7.広尾東公園トイレ
広尾ガーデンヒルズの横に設置されたトイレです。
ここも、お金持ちエリアですね。
こちらはクリエイティブディレクターの後智仁さんの作品です。
入口はこんな感じになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718704921378-S5lgBrtaVT.jpg?width=1200)
裏に回ると、トイレの壁に備え付けられたディスプレイから映像が流れています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718704936715-BiQFPHuOL7.jpg?width=1200)
近未来的なトイレです。カッコイイです。
***
ということで、今回は渋谷区の公共トイレを紹介しました。
ちなみに、今回紹介しなかったところはそれほど特徴がありません。
個人的には、わざわざ行かなくてもいいかな……と思います。
東京在住で暇な人は、トイレツアーに出かけてみてはいかがでしょうか?
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