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中高年向けロードバイクはママチャリのサドルを標準装備で良くないか?

雑記です。
そう考える人もいるのか……くらいの軽い気持ちで読んでください。
なお、意見に関わる部分は私見であることを申し添えます。


私事ですが、「しまなみ海道」にサイクリングに行くことにしました。
梅雨が本格的に始まる前に、しまなみ海道に行きたかったのが理由ですね。

念のために説明しておくと、しまなみ海道とは尾道~今治の島々を巡る全長約70キロの道路です。
自転車で通行できるのが特徴で、人気のサイクリングスポットですね。

しまなみ海道をサイクリングするためにわざわざ海外から来る人もいます。
それくらい有名なサイクリングコースです。

予定が空いたので今回は平日に行く予定です。
自分の自転車を持っていくこと(輪行)も考えたけど……朝一の新幹線で出張のオジサンに混ざって輪行するのは気が引けますよね。

幸いにも、しまなみ海道はレンタサイクルが充実しています。
ただ、ここで問題があります。

――自分の自転車じゃないから、ケツが痛くなりそうで心配!

何が言いたいかというと「ロードバイクはサドルが合わないと死ぬほどケツが痛い」ということです。

自転車に乗る人は、私の心配が分かると思います。
ちょっと長くなりますが、今回は「ケツ痛い問題」について書こうと思います。


1.ママチャリとロードバイクのサドルは別物である


サイクリング用の自転車のサドルにはスプリングが付いていません。だから、振動がケツにダイレクトにきます。
写真で比較した方が分かり易いかもしれませんね。こんな感じです。

ママチャリを乗っていて「ケツ痛いーー!」と思った人はいないでしょう。
これは、ママチャリのサドルにはスプリングが付いていて衝撃を吸収してくれるからです。

一方、ロードバイクのサドルにはスプリングが無いから衝撃がダイレクトにケツにきます。
長時間乗っていると「ケツ痛いーー!」となるわけです。
ケツが痛くなると、それ以降ずっと立ち漕ぎでゴールまで走らないといけません。

※ロードバイクのサドルが硬いのは速く走るためのようです。スプリングがあると力が吸収されてしまって、強くこげませんね。

2.ガチの自転車乗りはこう考える!


ロードバイクにもスプリング付のサドルを付けることはできます。
ただ、付けている人はほとんどいません。
ガチの自転車乗りは「ダサい!」「そんなの邪道だ!」と考えるからです。

さて、ガチで自転車に乗る人はサドル問題をどう解決しているのでしょうか?

答えは下記のどちらかです。

・自分のケツに合うサドルを探す
・衝撃に耐えられるようにケツを鍛える

まず「自分のケツに合うサドルを探す」についてです。
私の友人に幾つもサドルを持っている人がいます。自分のケツに合わずに買い替えていくとサドルが増えていくのです。使わないサドルを幾つも持っておくのは邪魔ですね。
それに、ロードバイクのサドルは安くないので、お財布にも優しくありません。

次の「衝撃に耐えられるようにケツを鍛える」は根性論ですね。
まるで板前の修業のようです。
根性でケツを鍛えてまで自転車に乗りたくないと思う人も多いのではないでしょうか。

3.ロードバイクにママチャリのサドルは邪道なのか?


今回、私は「ケツ痛い問題」を克服するためにシリコンゲル入りのサドルカバーを持っていこうと考えています。

スプリングの付いていないサドルの衝撃を和らげるためには、シリコンゲル入りのサドルカバーか、シリコンゲル入りのサイクルパンツが有効です。
私はガチの自転車乗りではないので、プライドはありません。
これでケツの痛みに耐えることができるのです。

ちなみに、サイクルグローブもシリコンゲル入りです。ハンドルの振動を吸収してくれるから、長時間のサイクリングにも対応できます。

さて、そもそもの話をしましょう。

ロードバイクにママチャリのサドルが標準装備されていれば「ケツ痛い問題」は発生しませんよね?

ガチ勢も内心こう思ってるはずです。

――ママチャリのサドルで良くね?

私も20~30年前であれば硬いサドルに耐えることができました。
しかし、オジサンになると速さよりも乗り易さを重視したくなります。

つまり、中高年向けのロードバイクのサドルがスプリング無しである必要はないのです。

自転車メーカーさん、中高年向けロードバイクのサドルにスプリングを標準装備してはどうでしょうか?

ロードバイクは速さに特化した自転車なのでスプリングを付けるのが難しいかもしれません。
そうであれば、クロスバイク、マウンテンバイク、ミニベロあたりにスプリングを付けるのはどうでしょう。

<おわり>


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