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映画や小説の感想を書いていきます

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映画「タクシードライバー」 4.0点

評価:4.0点(5点満点) 公開:1976年 監督:マーティン・スコセッシ 主演:ロバート・デ・ニーロ 制作:マイケル・フィリップス この映画は、第29回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品らしい。 すごく評価を受けている名作ということだ。事前にそのような情報を知りたくないので、このことは観終わってから知った。 観終わってから色んな人の映画評を見た。意味不明な主人公の行動に対して色んな意味付けをしていたが、どれもしっくりこなかった。 私としては、そもそもこの脚本自体

    • 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」 3.7点

      評価:3.7点(5点満点) 公開:1989年 監督:ロバート・ゼメキス 制作:アンブリン・エンターテインメント 2よりは落ちるけど、面白かった。 この映画は最初から3部作で行くと決めて作っていたんだろう。だから2部も面白かったし、3部目も気になる終わり方になっている。 1がヒットしたから2を作った、というのではないのだろう。だからドラマのような続きが気になる面白さがある。

      • 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 4.0点

        評価:4.0点(5点満点) 公開:1985年 監督:ロバート・ゼメキス 制作:アンブリン・エンターテインメント 面白かった。 この映画はもちろん知っていたけど、この歳までちゃんと観たことがなかった。ちゃんと観てみると名作という感じがした。 なぜ魅力的なのかを分析するのは難しい作品だと思う。全てが絶妙なバランスで成り立って魔法が働いている気がする。 ツッコミどころを上げようと思えば色々ある。雷を使って未来へ戻るという1度も成功してないアイデアを信じて失敗したら死ぬ速度で

        • 映画「ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」 3.7点

          評価:3.7点(5点満点) 公開:2023年 監督:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー 制作:ハズブロ・スタジオ 面白かった。途中、中ダルみしたので4点には届かなかったが。 この映画はエンターテイメントで、マスに受けるために積み上げてきたシステムに乗せて作られていると感じた。 つまり、すべてのパラメーターが合格点を超えているのだ。2〜3時間の映画というコンテンツの中で、いかに飽きさせず・伏線を回収し・CGを活用し・ユーモアを挟みつつ・クライマック

        映画「タクシードライバー」 4.0点

          映画「ニュー・シネマ・パラダイス(通常盤版)」 3.2点

          評価:3.2点(5点満点) 公開:1988年 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 制作:クリスタルディフィルム 全編を通して、温かくメモリアルな雰囲気が漂っていて、お洒落でもある。役者の見た目や演技の良さ、撮影の仕方などがピッタリとはまっているのだろう。 ラストシーンなど感動の場面やアルフレードの人柄など、胸にくるところもあったけれど、「この映画はいい!」とはならなかった。 どこか先に「この映画は名作なのだから感動するはずだ」というような感覚が先に立ってしまい、自らを「感動

          映画「ニュー・シネマ・パラダイス(通常盤版)」 3.2点

          映画「ブレードランナー(ファイナルカット版)」 2.0点

          評価:2.0点(5点満点) 公開:1982年製作、再編集し2007年にファイナルカット版公開 監督:リドリー・スコット 制作:ラッド・カンパニー 鑑賞し始めて1時間経過。 なぜ途中でこれを書いているかというと、今のところ面白くないから。沢山の映画を観たい私にとって、つまらない映画は早めに切り上げたい。他の映画が見れなくなるからだ。 だが、最初はつまらなくても後から面白くなる可能性も捨てきれない。どの時点で切り捨てる判断をするのかは難しい。 今回それを検証するために感想

          映画「ブレードランナー(ファイナルカット版)」 2.0点

          映画「風と共に去りぬ」 2.5点

          評価:2.5点(5点満点) 公開:1939年製作、1952年日本公開 監督:ヴィクター・フレミング 制作:セルズニック・インターナショナル 映画史に残る名作ということで、いつか観てみたかったのだが、ようやく観ることができた。観終わって最初の感想は「長い」。3時間半もあった。 相当昔の映画なので、当時観た場合の感動は今観ても感じられないのだろう。役者の魅力や画面や装飾などはとても綺麗なのは伝わるけど。 主人公のスカーレットに起きる数々の困難と、力強く生きる姿はわかったけど

          映画「風と共に去りぬ」 2.5点

          映画「すずめの戸締り」 2.2点

          評価:2.2点(5点満点) 公開:2022年 監督:新海誠 制作:コミックス・ウェーブ・フィルム、STORY inc. イマイチだった。新海誠監督の作品の絵や音楽には毎度のこと力があるので感動したシーンもあったけど、肝心な共感ができない、主人公に入り込めないのが一番の理由だったと思う。 映画でもドラマでも、早い段階で登場人物に「共感」できるシーンが必要だと思う。そのシーンがあることで、鑑賞者が登場人物に無意識に憑依していき、自分ごととなる。 「君の名は」には、早い段階で

          映画「すずめの戸締り」 2.2点