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映画「風と共に去りぬ」 2.5点

評価:2.5点(5点満点)
公開:1939年製作、1952年日本公開
監督:ヴィクター・フレミング
制作:セルズニック・インターナショナル

映画史に残る名作ということで、いつか観てみたかったのだが、ようやく観ることができた。観終わって最初の感想は「長い」。3時間半もあった。

相当昔の映画なので、当時観た場合の感動は今観ても感じられないのだろう。役者の魅力や画面や装飾などはとても綺麗なのは伝わるけど。

主人公のスカーレットに起きる数々の困難と、力強く生きる姿はわかったけども、所々重要な転換点において、シーンの詰めが甘いというか必然性が少ないために、「え〜」ってなる。

ストーリー展開として必要なのはわかるんだど、雑すぎないか。妹の婚約者をそんな簡単に奪えるものか?もう少し「あ〜それは奪えてしまうなぁ」とこちらを納得させる説得力がある演出でないと、その後の展開にも共感しにくくイマイチ物語に入っていけない。

また、長い映画でありながら全体としてストーリーに統一感がないせいで、その長さって必要?とも思ってしまう。長い物語を通してスカーレット、レット、メラニー、アシュレーそれぞれの性格というか業みたいのを描きたいのはわかるんだけど、なんだか退屈になってしまった。

まあ、古い映画なので。。と言ってしまうとそれまでだし、名作であれば多少のチグハグ感があっても素晴らしいと感動できると思うけど、各方面で絶賛され続けているこの映画は、私にはイマイチでした。

もちろん面白い部分もあったけど、星2つクラスです。また観ようとは思わないかな、私にとっては評判ほどではない映画でした。



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