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今年の丹後ウルトラマラソン出場は諦めます。

 タイトルの通り、今年の丹後100kmウルトラマラソン、毎年参加していましたが今年は参加を断念します。断念しますというか、もともと今年は2人目の子が生まれると分かっていたので、去年から出場無理だなと決めていたのですが、改めて。

 主な理由は育児に時間を使いたく、それでも余っている時間は仕事や自分がマラソンより優先してやりたいことで埋まっていきそう…という感じです。去年もいろいろありましたが、出場からの完走できずのnoteはこちら↓。


正直、出たい。

 自分で決めたことではありますが、正直、出たいです。去年の出場後の記事にも書いている通り「来年こそは!!」と意気込んで出る気マンマンでした。が、幸いなことに、意気込んだ1ヶ月後に妻が第二子を妊娠。待ち望んでいた2人目だったので、そりゃ嬉しい話でした。

 予定日は2024年の6月。その後の育児生活を考えると、ウルトラマラソン出場はほぼ無理だなと、即頭は切り替わりました。僕の場合、天候が良くなってくる3月下旬から本格的に練習をスタートさせて、5月・6月・7月は最も追い込みたい時期です。最近、夏が暑すぎて体調崩すのでその前段階で、身体づくりをするスケジュール。

 その時期にモロ出産が被ってしまい、こら練習時間の確保なんて到底無理と判断しました。仕方ないです、それよりも家のことに時間使いたかったしね。

 とはいえ、エントリー開始のSNS情報や、週末になると追い込んでいるランナーの姿がちらほら目立ってきたここ最近。ウルトラランナーは、大会Tシャツを着ていたり、ランニングパックを背負って走っているので、すぐ分かります。あっつい中、しんどそうな表情で苦しむランナーをみて「お、俺も走りてぇ。。」そんな気持ちが込み上げてくる。

 正直出たい、けど今は育児優先。自分の中では納得いっているものの、衝動的な気持ちが無くなる訳ではありません。家の状況をみながら、来年か再来年こそは、出てやるぞ。。

ウルトラマラソン当日は家族も大変

 そんな様子を感じてか、妻からは「出たら?」と優しい言葉をかけてもらうこともありました。しかし、大会当日は家族も大変です。正確には大会前からですね。

 本番の1週間前から、僕は体内時計をスタート時間に合わすべく20時には就寝します。ウルトラマラソンのスタートは午前4時30分、会場に4時入りしたいので、午前3時起きです。普段から早寝の家ですが、20時には布団に入ってたいので、家族からすれば僕に合わせざるを得ません。

 前夜はゲン担ぎ&栄養的に、トンカツが食べたいので、これも妻に作ってもらっていました。子どもがいるので無理しなくて良いよ、と言いつつも全力で応援してくれる妻は無理してでもトンカツを作ってくれる性格なので、これもまた負担。

 そして当日。さすがに会場へは自分で向かいますが、朝から1日かけて応援に走り回ってサポートしてくれる家族。9時半頃に最初の応援スポット、浅茂川エイドで合流して元気をもらいます(この時点でフルマラソンくらい走ってる)。12時頃の第二関門では、着替えを準備しておいてもらい、小休憩をしながら後半戦に備えます。15時頃には最終関門に到着するので、最後のエネルギーチャージをして、最後のゴールが18時頃。

 1日中、車で移動しながらエイドで落ち合い、道中見つけては応援してもらい、知り合いが応援したいと連絡が入れば現状を共有する妻。合間合間で家に帰って僕が食べたい補給食も準備してくれて、むっちゃ多忙な1日。実際に完走できた年はこれをやりきってくれ、妻のサポートがあってこそ完走することができました。それを子連れでお願いするなんて無理。

自分の身体を見直そう

 育児を理由にしつつも、ここ数年完走できていない状況を考えると、見直しの時期にきているなとも感じています。完走できたのが2019年で29歳の年。その時はバリバリ農業で日中身体を動かしていて、ガンガン日差しがある中での活動にも慣れっこでした。それが今やPC作業や打合せが主な仕事で、日々のトレーニングくらいでしか身体を鍛えられていません。

 ぶっちゃけ、前回完走できた時は、若さと農作業で得た身体があったからかなとも感じてます。なので、30歳越えた今、自分の身体を見つめ直して、鍛えていかないとたぶん完走できない。

 去年はまさかの痛風を発症し、自分の身体もちゃんとメンテナンスしないと病気や怪我が起きやすくなってくるのだなと実感。大学時代に切れて再建させた左膝の靭帯も、いまどんな状態なのかよく分かっていないし、そもそも走るフォームも適切な出力を出せてるのか疑問です。

 良い機会なので、次回ウルトラマラソンに参加する時は、身体の現在地を知ってからトレーニングに取り組もうと思います。ちゃんと整形外科に行って、骨格とかも見てもらって、弱い部分を把握したり改善せなアカンとこを認識してトレーニングをしていきたいなと。

 100kmなんて走ったら、寿命縮めていると思うし、身体にめっちゃ負荷かかって次の日動けなくなるので、周囲の人にはあんまりオススメしていないんですが、それでも完走した時の達成感を味わいたくてまた出ちゃう。結局は楽しいので、これを可能な範囲で続けていきたいんですよね。出来れば、50、60代になっても走ることは続けていきたい。そのための見直し。

やっぱり丹後ウルトラマラソンが好き

 出ないと決めてから、その気持が揺らぐことはありませんが「やっぱり出たいな!」という気持ちもあって、ウルトラマラソンが僕は好きなんだなと再認識しています。「今年は出ないの?」と聞かれて答えるのが少し悔しかったり、他の人が出ると聞いて羨ましいと感じたり。

 たぶん、本番当日、京丹後市内中にランナーがワラワラと走り出したら、更に気持ちは高ぶっていくでしょう。ちょうどうちの近くもランナーは走るので応援もしたいな。でも見てたら走りたくなってしまいそうだな。

 一度完走しても、次に完走できるのか分からないし、同じコースでもその日のコンディションによってレースの進め方は全く異なる、走れば走るほどその面白さにハマっていく感覚があるウルトラマラソン。あまり競技人口がいない点も、自分らしくて好きだったり、100km走る意味わからなさも好き。

 達成感だけでは語れない魅力がウルトラマラソンにはあります。僕は出ないけど、今年のエントリーは今週末までですよ!出れる時に出ておきましょう!!!

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