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今年の丹後ウルトラマラソンに出るか出ないか悩んでいる

 タイトルの通りです。ずっとこの日の為に頑張ってきた、9月17日開催の丹後ウルトラマラソンに出るのか、出ないのか、今めっちゃ悩んでいます。。

 なぜか?ひょんな事から8月末に痛風(足の親指の付け根が痛くなる)になってしまい、それが尾を引いていて、万全に走れるような状態では無くなっている為で。原因については後述しますが、僕の中で出場する為に積んできた練習や気持ちの部分を、どう整理した方が良いのか、先月末からずっと考えていました。

 たかがマラソン大会かもしれませんが、僕のライフスタイルの中で、ウルトラマラソンに出るということは大きな意味があるし、その深さについて改めて考える機会ともなりました。

 なんで僕は走ってるの?諦めることで生まれてくるこの感情は何なの?そんな気持ちと向き合った内容を綴っていきたいと思います。

なんでやねん!突然の痛風。

 ほんとにビックリしました。痛風といえば生活習慣やビールの飲み過ぎが原因と思っていたので、症状が出てきて「痛風かも、、?(ググる)、、、痛風や!!」と分かった時は謎すぎて訳分からん感じでした。何ならお酒も抜いてたし。。

 調べてみた結果、激しい運動が原因でなることも分かり、かつ身体の水分不足に伴う尿酸値の上昇によって、症状が出てしまった、というのも思い当たる節がありました。整形外科の先生にも、痛風でほぼ間違いないとの診断(血液検査を後日しないと断定できない)もらい、やっぱりそうなのかと。

 激しい運動とはいえ、7月~8月は大会前の追い込み期間として多少無理はしながら走っていましたが、毎日なん10kmも走るとか、そんなことはしておらず、せいぜい週2~3程度20km~30km走ったり、たまに40kmのロングランをするくらいです。ウルトラのランナーからしたら普通ですよね?笑

 ただ、去年の反省から暑さ対策として日中に敢えて走っていたので、かなり汗をかきながら走っていました。水分補給も徹底してはいましたが、練習でエイドステーションがあるはずも無いので、倒れない程度の水分補給しかできていなかったという実感はあります。

 そういった習慣がベースとしてあり、8月の異常な暑い日々もあって、身体から水分が不足気味だったと言われればその通りだったなと。あと、尿酸値については、農業をやっていた頃から平均より高めではあった(肉体労働する人は高めらしい)認識もあるので、潜在的に痛風になる可能性は十分あったと思います。

 仕事の忙しさも重なり身体への負担が一気にかかった8月末、痛風が発症したんじゃないかと認識しています。(医療知識ゼロだから体感ベースの話ね)

痛くて走れない、、汗

 当たり前ですが、痛風直後は痛くて走れません!痛くて痛くて居ても立っても居られない、、というほど痛かったワケではありませんが、歩くと痛いので歩行は困難。頑張って仕事に行かなきゃいけないタイミングは、無理して行って、帰ってきたら動けない、みたいな状態でした。

 それでも、丹後の整形外科といえば!でお馴染みの吉岡クリニックの吉岡先生の処置によって、強い痛みは早めに引いていき、普段通りの生活も送れるようになりました。(本当にありがとうございました、また検査に行きます!)

 ただ、走るのは別でした。歩くのは普通にできたものの、足の親指を曲げたり、力が入ったりすると痛みが出て走ることができません。リハビリのようなストレッチをしながら、少しずつ痛みは収まっていったのですが、走れるようになるほど、痛みは引いてくれません。

 言うてる間に、ウルトラマラソンまで1週間を切りました。「え、ホンマにどうしよ、、本番出れないんか?てか、今のまま走っても悪化するだけやから、出ないほうがいいんか、、、?」

 そんな葛藤をしながらも、試しに少し走ってみる。右足を踏み込む度に親指が痛い。痛いからかばうようにして変なフォームで走るから、左足が異様に疲れる。そもそも痛いからメンタル的にも余裕がない。冷静に考えて、本番出場するのは難しい状況でした。

本番は走らない、、のか?

 そんな状態なので、今まで当たり前のように出場することを考えていた丹後ウルトラマラソンに出るか出ないか?をそもそも考え始めました。

 出ないとなったら、、テンション下がるなぁ。てか今まで頑張ってきた力を出せないまま見過すのが、嫌すぎる。周りに応援してくれた人たちもたくさんいる、別にその期待の為にやってるワケじゃないけど、せめて走る姿くらいは見て欲しい。出ないとなったら、それすら出来ない。。

 そんな悶々として気持ちを抱きながらここ数日過ごしていました。仕事で車移動していると、ウルトラマラソンのアナウンスをする看板が市内の至る所に立てられ始め、それを見る度に「どうしようか、、」という気持ちが湧き出ていました。

 日の入りも早まってきていて、子どもの迎えにいく18時頃になると、辺りが暗くなってきます。ちょうど、ウルトラマラソンのゴール制限時間ギリギリがこれくらいの時間帯。僕が以前100kmを完走した時も、そんな夕暮れ時だったので、空の表情、低くなり始める気温、ゴールをした瞬間の興奮を、勝手に思い出してました。

 逆に「なんで僕は走るんだろう?」という事も、以前とは違った見方で考えていました。今までは、完走する喜びやレース中の試行錯誤、日々の体調管理など、完走を前提として視点で考えていたのですが、「走れない、、」という点を踏まえたら、ちょっと違った思いも出てきたことに気づいたんですね。

 やっぱり、走ることは楽しいんです、僕にとって。ここ1ヶ月くらい走れてない分、丹後の自然を身体全体で感じながら走るのが、とても心地よくて開放感があるから楽しい。コースの先を見据えると「遠いなー」と感じても、地道に足を進めていくことで到達できる面白さ。走り終えた時に感じる風。走るのもそうだけど、丹後の自然があるから僕は好きなんだなと。

 あとは、地味な僕が唯一みんなから応援される日がウルトラマラソンの本番なんですね。今の仕事ってなかなか評価もされにくかったり、分かりにくい内容なので、どうしても影に隠れがちなのですが。笑 そんな僕でも100kmに挑戦する姿自体をみんなが応援してくれるし、僕自身もその気持を前向きに受け取ることができます。(普段仕事で褒められても恥ずかしくて素直に受け取れない。笑)

 そして何より、家族の存在。ウルトラマラソンに出る時は必ずそうですが、家族の協力が必須です。練習に出る分、育児を妻に任せなくてはいけないし、今回のように怪我があれば負担は家族にかかります。本番前には、僕が元気になるようなご飯を作ってくれて、当日は僕を追いかけながら応援に走り回ってくれます。去年からそれに息子もプラスされて、1年に1回、家族が全力で父さんを応援してくれる機会。完走できなかった去年でも、最高に幸せな時間だったと、今でも思います。

 走れない、、となった途端に出てきた色んな感情。それは新しい発見でした。

で、どうすんの?

 書いてる今日は9月13日、本番まであと4日。足の状態はどうなんだろう?さっき走ってきました。

 軽いジョグから、坂道の上り下り。ちょっとしたダッシュも交えながら様子見してたら、痛みはあるけど悪くない。少なくとも、3日前に走ったときより痛みは気にならないくらいとなっている。

 「これは、、いける、、?」そんな気持ちになりながら、軽いジョギング。「とりあえず、いける、走るのはいけそうだな。。てか、出たい、この状態ならレーススタートはできる、、、出よう!!!

 という事で出場を決意しました。笑

 ただ、万全の状態ではないのと、急な負荷がかかるレースなので、無理はしないという点は決めておこうと。具体的な撤退ラインはこちら↓。

 1.痛風の症状を感じたら止める
  
→親指の付け根に腫れっぽい痛みが出たらやめる、私生活に影響出るし

 2.痛みをかばった結果、普段傷まない箇所に痛みを感じた時
  
→気にならないくらいの痛みにはなってるけど、無意識的にかばいながら走ることになるので、どこに負担がいっていて痛みが出るかを常に感じ取れるように

 3.トレーニング不足による体調不良
  
→具体的には暑さ耐性、無理して熱中症でぶっ倒れる前に止める、あとは食べながら走るトレーニングが不足してるので内臓系に異常感じたら無理せずリタイアする

 といった感じ。撤退ラインは決めておきつつ、本番が始まったら全力で完走は目指すし、四肢が痛くなるのは当たり前なので上記のような異常でない限りは走り続けようと思う。

 正直、そんな状態なので完走は極めて難しいと思う。だけど、最近の気温の落ち着きや、走らないクセに体重は落ちていってて去年よりマイナス2kgくらいで望めるので、ワンチャンあるとも思ってる。

 そんなことより、レースに出れる幸せを噛み締めて、9月17日は全力で楽しんでいきます。丹後の皆さんは、僕に限らず色んな思いを持ってランナー達は走っているので、当日は応援よろしくお願いします!!

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