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今年も完走できずも、、得たコトも多かった2023年丹後ウルトラマラソン

 今年も暑い日の開催となった丹後ウルトラマラソン。去年は台風の影響で湿度が高かったけど、今年はシンプルに気温が高かった印象。完走率も含めてリザルトが気になりますが、ひとまず自分の結果としては浅茂川漁港エイドでリタイア、距離にして43.9km。

 率直な完走でいうと、悔しい。完走したかったし走り出しやコンディションは痛風もありながら思ってたより悪く無かったので、目標タイムを着実に積みながら走れていました。とはいえの結果、厳しい大会であることを改めて突きつけられる結果となりました。

 個人的には来年への出場も決めているので、昨日のレースの振り返りと来年に向けての事について綴っていこうと思います。

メンタルとコンディションは良好な状態でスタート

 前回の記事で迷いながらも出場を決め、足の状態も少しずつ回復していました。痛みは多少残っているけど、走れる喜びを胸に本番が楽しみで仕方ない状態は良かったなと。

 もちろん、直前1ヶ月くらい全く走れていないことへの不安はありましたが、過去の事実は変えられないので「良い休養ができた」という点にフォーカスして、当日のベストを尽くすしかありません。

 また、前日に京丹後出身でランナー仲間の井上さん(同性w)ともゆっくりお話ができて、本番に向けてのテンションも上げていくことができました。また、家族とゆっくりした時間を過ごせ、妻はエネルギー源となる僕が食べたいものを気合入れて晩御飯に出してくれました。早寝への協力も、見送りも、家族と共に本番を迎える幸せを噛み締めた一日でした。

 当日は、朝2時半起きをして、食事や身支度をします。前日、見れなかった鹿島アントラーズの試合を流しながらテンションを上げも。(結果的に鹿島っぽい粘り勝ちを見れて効果◎笑)

 食事はいつも通りの内容+して糖分や脂質、タンパク質を多めにとる。トイレも余裕持って済ませて、出発前に身体のストレッチもやり、いざ会場へ!

 慣れ親しんだ道を車で行くので問題ないですが、真っ暗なので鹿アタック(笑)だけ注意しながら知り合いの方の駐車場に車を停めさせてもらい会場入り。会場では前日お会いしていた井上さんと合流してお互いの完走を願い、レースがスタート!

 本番を諦めかけた時期もあったので、スタートラインに立てた喜びは一入でした。たくさんのランナーが居るけど、みんな色んな背景をもってこの場にいるんだなと。それぞれは見ず知らずの他人だけど、これから同じ目標に向かって頑張ろうとする一体感は独特で、そんな空気感を感じるだけでも出る価値があると改めて思いました。

 走り始めると、痛風のあった箇所は少し気になるけど走りに影響がある程ではなかったので、必要以上に意識せずに走ることができました。ペースもキロ6/分前後で久美浜まで走れていたので、思っていたより十分。ホントに痛風キツかったら20kmくらいでのリタイアも考えていたので。

 第一関門までは完走した年と似た感覚で、冷静なアタマを持ちながら先々のレース展開を逆算して、ペースの上げ下げをできていました。「あ、これ、完走いけるかも」と、本当に良い状態だったと思います。

七竜峠で感じた筋力不足

 そんなこんなで第一関門を予定通りくらいのペースで通過。ここから気温もジワジワ上がってきて、キツくなってきますが、今年買い替えた帽子やサングラスの効果もあって日差しのしんどさはだいぶ軽減。暑さでペースが落ち気味になってきたランナーを少しずつ抜きながら好調を維持、、、

 していたのですが、最初のヤマ場である七竜峠に入ったタイミングで、下半身にかなりのダメージを感じました。急な坂道は歩くのですが、明らかに登るペースが遅いし、足が重たい。太ももから足先まで腫れて痛みが出ていて「いやいや、この状態になるには早いって!」というのが正直な気持ちでした。

 あまりにゆっくりと登っていたので、後続のランナーからどんどん追い抜かれていきましたし、タイムを意識しながらサクサクと登れていた過去のレースとは異なる状況。おまけに痛風の出た右足の親指も痛みが出ていたり、親指をかばっていた小指も水膨れでパンパン。

 明らかに走る筋力が低下していました。ここ1ヶ月ほど練習ができておらず、それまでの走り込みで得られていた筋力が思っていた以上に落ちてたようで、その結果が体重減にも繋がっていたんだなー。

 いわゆる「足がおわった」状態でのレース継続は困難。気温もドンドン上がっているし、このペースで走り続けても関門には間に合いそうにない。このまま身体から水分が出続けたら痛風再発の可能性もある、、リタイアしよう。

 無理して走り続けることで出る影響も考えて、冷静に判断できたと思います。それではも、ゆっくりと歩きながら家族が待つ浅茂川漁港エイドへ。エイドでは妻と子どもが健闘をたたえてくれましたし、僕の判断も尊重してくれて、少しゆっくりさせてもらいました。

 今年も完走できなかったけど、レース前からの状況を考えると仕方ない。去年と異なる悔しさ。レース開始直後は完走を視野に入れていただけに、やっぱり完走したかった。。

方向性を変えずに1年後にリベンジを

 今回は痛風による練習不足の影響が大きかったと思いますが、そもそもそういった体質に合った練習方法やコンディションの調整の必要性を再認識しました。本番前の夏場に追い込みをかけるのは、過度な負担を身体にかけるし、60kmくらいのロングランも効果的に織り交ぜるスケジュールコントロールもしていかないといけない。

 普段から食事には気をつけている方だと思いますが、もう少し数値をみながら自分の身体を知っていこうと。年齢的にも今年33歳で、中年に差し掛かってます。体質理解を深めながら健康を意識したライフサイクル作りをして元気に楽しく過ごしていきたいなーとボヤッと考えていたので、良いきっかけになったと思います。

 もちろん、アイテムの新調も完走するには大事だと改めて感じたので、完走したランナーの方からの情報を参考にしながら、1年後に向けての準備をやっていく。

 悔しさは残っているし、リタイアしてからアミティに戻った時、ちょうど100kmのトップランナーがゴールする瞬間を目撃して、完走する瞬間の喜びを感じたいと改めて思ったし、純粋に100km完走するランナーの姿がカッコいいとも思ったので、僕もそこを目指したい。

 今回はレースに出るか出ないかの迷いもあったお陰で走る意味や自分との向き合いの中で色んな気付きを得られましたし、エイドや沿道で応援してくれた知り合いとの触れ合い、家族が応援してくれる喜びなど、僕が丹後ウルトラマラソンに出る理由を再認識することができました。

 だからこそ、完走したい。この気持ちを忘れず、日々の生活を丁寧に大切にしていこうと思いました。応援いただいた皆さん、本当にありがとうございました!来年に向けてやったるぞー!!!

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