実家の床屋を継ごうと思った瞬間はこの時だった
大学4年生の時に語学留学として行ったアメリカの経験だ
私は、北海道の札幌にあります北海学園大学に当時通っていました。そこで専攻して学んでいたのが英語でした。なんとなくの最初の選択でした。そんな深い理由もなく、英語喋れたらカッコ良いかなぐらいの感覚で英米文化学科に入り、学んでいました。
ある日、大学3年生の時に本格的に授業の内容などがのレベルが上がってきて気付けば、大学での成績が学年で最下位なほどの成績でした。これはやばい!!と思ってもう感覚的に英語を学ぼうと思って、留学することを決めました。運が良く大学の単位取得は上手く進んでいたので3ヶ月ほど春休みも含め、余裕が出来たので行ってきました。アメリカに決めたのは、自分の父が自分の床屋のスタイルはアメリカのバーバースタイルだと言っていたことを覚えていてアメリカに決めました。
初めての1人海外への旅でしたので不安がかなりありましたが、行くことで大きな経験が出来ることが直感で感じていたので不安反面、チャレンジ精神に燃えていた部分がありました。
うちの父は、なかなかの無茶振りな星人です。
アメリカに来たら、語学学校に通うことが決まっていたのでそこでの経験が大きなものになるかなと考えていたんですが、全然違いました。
私は、アメリカのカルフォルニア州にあるサンフランシスコに留学し、ホームステイしました。先ほども言いましたが、語学学校がメインであると思っていましたが、学校がない時間にアメリカの床屋行けるところ全部回ってこいとの通達が父から連絡が来ました。英語も全く話せない私からしたら半端ないハードルのミッションが告げられた。。。。こんな思いでした。最初のお店や時間が経っていくお店なら髪を切る理由でバーバーショップには行けるが、それ以外の理由を作ってお店に訪問をしなきゃいけないお店もあることが大きなポイントでした。
これが最初に訪れたお店です。髪はすっきりしてますね。これからどうしようの顔でもありました。。。。
一番のネックは、英語を話せないでした。言語の壁は本当に高く、自分の思いというのはこんなにも伝えることが難しいんだと実感しました。だが、なんとしてでもと思い、なんとか勇気を振り絞って数々のバーバーショップに足を運んでいきました。とにかく勉強したい!!”I want to Study Barber!!”とずっと言い続け、歩き回りました。こんなスーツもきて、訪れた時もありました。本当に大変でした。。。。
同時に思った違和感。。。
ですが、そんな時に同時に思った思いがあります。アメリカの床屋さんで働いている人たちのライフスタイルやこの楽しみながら働いている顔のこの違和感。。
なんでこんな自由なスタンスで自分のしたい趣味や働きたい時間、またこんなに楽しそうに働いている姿を日本では感じたことがない。。。。
この違和感に私は気付いてしまいました。これの感覚が私が求めていたライフスタイルなのではないのかなと。
同時に日本にいる時に感じていたのは、就職先の悩みでした。どんな仕事を自分はしたいのかって全くわかりませんでした。俗に言う就職難民。本当に私は該当をしていました。隣で大手企業に内定をしている仲間のことを羨ましく思う自分がいた方がまだマシだったと思うほどに本当に興味がなかった。いっそのことパチンコ屋に行って、パチスロを毎日やって稼ぐ方が楽しいんではないかなと思うほどに自分が興味を示す仕事がなかった。。。。
でもこれなんじゃないかと思えたのがこの今目の前でバーバーとして働いている人たちの姿なんじゃないかと思えたんです!!!!
うちの父の無茶振りは私の人生の最大のきっかけだった
そして思った同じようにうちの父がアメリカに訪れ、アメリカでみたバーバーのあるべき姿。これだ!!!と感じたものを、本物を見てみたいと思い、今から20年前ほどに父が訪れ、魅了されたバーバーショップに行こうと決め、行ってきました。それがこの時の写真です!!!
“Hawleywood's Barbershop”
到着したのは19時を過ぎていたバスが全然来なくて閉店時間ギリギリで、息切れをしながら店のドアを叩いて入っていきました。
Donnieという方がここのバーバーショップのオーナーで、うちの父にバーバースタイルを教えてくれた方で、そのDonnieに会いたいです!!! と当時この時だけ同行していた友達とその一言でめっちゃくちゃ説得して入ったのが未だに鮮明に覚えています。
事情を説明し中へ入ったが、残念ながらDonnieには逢えなかった。。。
だが、店裏には見馴れた写真。ある意味想像通りながらtraditionalに溢れた店内に心踊った。帰り際に、私たちにお土産をくれた。その時に少ない短い時間であったが、かっこいいと同時に憧れる気持ち、これだ!!と言っている気持ちに間違いはないと感じた。この瞬間が私がバーバー業界で生きていこうと決めた瞬間でした。
今回は、以上です!!また次の記事で!!
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