【42Tokyo×求職】エンジニアのバイトをGETした一連の求職活動をまとめてみた。
こんにちは。42Tokyoに通っているkkamashiです。
Q:私はどんな人ですか?
A:自己紹介はこちらで書いています。
先日、私生活でとても嬉しいニュースがありました。それは、ある会社でFlutter開発エンジニアとしてアルバイト採用が決まりました!!!
実は、先月9月末からエンジニア職のアルバイト求職活動をしていました。
理由は、端的に言うと、「エンジニアの仕事とは何なのかを肌で経験したかったから」です。
今回の記事では、僕がやった一連の求職活動の準備やその内容についてまとめたいと思います。
求職当時の僕のスペック
・プログラミング歴は約10ヶ月
・もちろん実務経験/チーム開発経験はなし
・年齢は30歳
・書ける言語:Clang, C++, HTML5, CSS3, Javascript, Dart(Flutter)
希望していた職種
僕が希望していた職種はフロントエンドになります。
あまりエンジニア職に関する知識がないので、誤った表現かもしれませんが、Web/モバイル向けのシステム開発をやりたいと思っていました。
また、アルバイトしていても、メインは42Tokyoのスクールライフなので、最大で週に3~4日ほど働ける場所を探していました。
➊まずやったこと ー求人チェックー
まずやっとことは、「エンジニア アルバイト 求人」とかの単語でググって、どんな仕事があるのか、どんなスキルが求められているのかなどを調べました。
僕が調べる限り、エンジニア職のアルバイトの求人はそれほどありませんでした。
あったとしても、ほとんどの場合はアルバイト契約ながらフルタイムとして働くパターンが多く、僕の希望と当てはまりませんでした。
また、求めているスキルやポジション項目を見ると、明らかに経験者ではないと無理な求人も多く、アルバイトとは言えど実務未経験はかなり少なかったです。
その一方で、アルバイトではなくインターン生を募集している会社の求人はよく見かけました。
ただし、ほとんどの場合だと大学在学中の学生が応募対象となっています。年齢の壁・・・
主に使った求人サイト
・Indeed
・Wantedly
・engage
・タウンワーク
・バイトル
このうち、Indeedを頻繁にチェックしていました。2日に一回は新規の求人がないか検索していました。
ちなみに、採用通知をもらった会社はIndeedで見つけた求人で、会社のお問い合わせから「関心がある、まだ求人募集してるか」という連絡をしました。
最終的に求人の応募したのは計5社。そのうち、返答があって資料を送付したのは3社になります。
資料を送った3社からすべて書類選考が通った連絡があったものの、そのうち1社はあまりにも時給が少なく、安価な労働力にはなりたくないゆえに辞退しています(東京都内で時給1050円)。
➋資料の準備 ーポートフォリオサイトの作成ー
求人サイトで情報収集したり、良い仕事が見つからないか確認する傍ら、自分がどういう人物なのか、どういうスキルがあるのか、どういうものをこれまでに作ってきたのかをアピールするポートフォリオサイトを作っていました。
実は、42Tokyo入学試験Piscineが終わった後に、HTMLやCSS、Javascriptを学習していたのですが、その際に今回の応募で使ったポートフォリオの雛形はある程度出来上がっていました。
最終的に送ったポートフォリオサイトは以下のような感じです。
こちらのポートフォリオサイトは、無料の学習サイトFreeCodeCampにて、レスポンシブウェブデザインを学習している時に作ったものです。
そのため、スマホやタブレットなどにも標準対応しています。
あまり時間がなかったため、制作物のアイキャッチ画像のデザインがかなり雑です。反省してます。
それよりも、自分がどんなものを作ったことがあるのかをアピールすることだけを考えていました。
こちらのポートフォリオサイトは、静的サイトを無料で公開できるGithub Pagesを使っています。
エンジニアとして初めての面接
最初に面接した会社はポートフォリオサイトを送ってから、すぐにレスポンスがあった会社でした。
会社で用意されている会議室に案内され、まず初めに人事の方から会社概要のプレゼンが15分ほどありました。
その後、WebCABと呼ばれるプログラマー適性検査みたいなもの受けさせられました。応募書の学歴や経歴によって受けさせているみたいです。検査は約60分でした。
その後、人事と現職エンジニアの方を交えた面接がありました。
聞かれたこと
・一般的な自己紹介
・なぜ弊社に応募したのか?
・約半年間プログラミングを勉強されて、プログラミングはどうですか?
・学校以外でご自身で何か学ばれていることはありますか?
・アルバイト業務ののち、ゆくゆくは弊社で正社員になりたいですか?
・人生で一番辛かったことはなんですか?
・人生で一番ポジティブなことはなんでしたか?
・人生で継続してやっていることはなんですか?(趣味も含めて)
・2~3年後にはどういったエンジニアになりたいですか?
・どの開発分野に現在は関心がありますか?
・もし弊社が採用した場合、弊社にどんなメリットをもたらしてくれますか?
正直なところ、「アルバイト業務ののち、ゆくゆくは弊社で正社員になりたいですか?」という質問で気持ちが萎えました。
また、アルバイト業務がどのようなものなのかを質問した際に、具体的にどんな業務を任せられるのかがはっきりしなかったため、まったく何も想像できませんでした。
そして、提出したポートフォリオサイトに関して全く触れられなかったことは非常に残念でした。
最終的に、こちらの会社からは面接後に何の連絡もありませんでしたが、エンジニア面接のいい練習になりました。
➌面接でアピールできる+αを作る ーアプリ制作ー
採用通知を頂いた会社は、HPに書かれている会社概要や文化、そして任される仕事の内容やポストも僕の希望通りだったので、この会社で働きたいと思っていました!
なので、書類選考を通過した連絡があったときはとても嬉しかったです。
その一方で、こちらの会社の代表の方がSNSで「求人応募がめっちゃ多い」とツイートしていたので、何か面接でアピールできる+αを作り、他の候補者と違いを産まなければと強く思いました。
自分のマイナス要素
✖情報系の大学を出ていない(歴史学出身)
✖プログラミング歴が短い
✖実務未経験
今回の求人で応募したポストは、Flutter開発エンジニアです。Flutterとは、iOSとAndroidアプリを両方一緒に開発できちゃう便利なプラットフォームです。
モバイルアプリ開発に関心があった僕は、42Tokyoの本科が始まる1ヶ月前にUdemyのチュートリアル講座で少しばかり学習していました。
当時(アプリを作るという意味で)流行っていたCovid-19のアプリも作ったりしてました。
しかし、学習してからのブランクとアイディアから形にした自作アプリを本格的に作ったことがありませんでした。
そこで、面接でアピールする用の自作のアプリ制作に取り掛かることに決めました。
製作期間は、合計で約5日間です。ほぼフルコミットで頑張ってプロトタイプを作りました。
完成したプロトタイプ
完成したアプリのコンセプトやアプリの動作などは、上記で作ったプレゼン動画で見ることができます。
これまでに動画編集をした経験がなかったものの、ググりながらiMovieで作りました。
また、面接前に42Tokyoのアプリのフィードバック会を開いて、同級生から色々なフィードバックや面接に向けたアドバイスを貰いました。
いくつかのアドバイスのうち、アプリの詳細が分かるドキュメントを用意するといいんじゃない?というアドバイスがありました。
それを参考にして、アプリ内の画面遷移やデータベース(Firebase)との連携が分かるフローチャートを作りました。
【参考資料】
How I Design An App Flowchart
【フローチャート作成ソフト】
Miro
これらの内容はすべてGithubのリポジトリにアップロードして、README.mdで簡潔にまとめました。
https://github.com/Kotaro666-dev/mercari_profit_calculator
第一希望の会社との面接
面接はオンラインで行い、約1時間ほどで終了しました。
面接の質問内容や意図を考えると、僕が提出した履歴書やポートフォリオサイト、制作物をよくチェックしてもらっているという印象を受けました。
とても良い雰囲気のまま面接が進行し、面接用に用意していたアプリの紹介もすることができて、個人的にとても満足する内容の面接でした。
面接を受けながら、僕がきれいにフィットできる会社だなと強く感じましたし、本当にFlutter開発ができるんだというワクワク感で一杯でした。
そして、面接が終わって、2日後に採用通知がありました。もう大ガッツポーズです!
これにて僕の一連のエンジニアのアルバイト探しが終了です。
一連の体験や経験、やったことなどが他の人の参考になれば嬉しい限りです!
【追記:2020年11月7日】
その後、こちらで作成したプロトタイプを改良して、公式にリリースしました。
ダウンロードはこちらから
iOS版:http://is.gd/BR7vTr
Android版:http://is.gd/B6Ki2H
詳細は以下の記事にて書いています。