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ビューポイント映像ダンサー

昨日のつづき。今日もマーケティング&ブランディングのお話をします。

たとえば私立大学。4種類の人を集めたい。集まって欲しい。

第1に、優秀な学生。

第2に、優秀な教授陣。

第3に、寄付をしてくれる卒業生。

第4に、大学とずっとさまざまなコネクションをつなぎ続けてくれる卒業生(たとえば奨学金を寄贈してくれる、就職の世話をしてくれる)。

1から4、それぞれの「ニーズ(ほしー!)」は違うので、違うメッセージを発信してこちらに顔を向けてもらわないといけない。メッセージの届け方も相手に合わせて4通りある。つまり4つのマーケティング戦略を準備、実行する必要がある。それを通りいっぺんの1種類だけで済ませようとするからうまくいかない。スタンフォード大学はここが名人級にうまい。スタンフォード大学はただぼんやりしていてスタンフォード大学しているわけではなく、きちんとマーケティング戦略を立案、実行しているからスタンフォード大学、つまりブランドになっているのだ。4つの掛け算が「スタンフォード大学」というブランドを作っている。

昨日、若い映像作家であり、かつダンサーのIku Momoo(ももちゃん)と話していて、彼の強みは「目のつけどころ=viewpointビューポイント」だと気づいた。踊れるカメラマン、ももちゃん、ビューポイントが面白いんだ。

ただきれいきれいな映像を作るのではなく、「地元(和歌山県由良)の掘り起こし」というビューポイントがある。

朝から腹が減るじゃないか!(笑)

映像作家は山ほどいる。いるが、ももちゃんのビューポイント面白い。

ダンサーとしてのももちゃん。すごい実績を持ってる。明石ブレイカーズに所属。

legend tokyoという全国的に有名なコレオグラフのコンテストにシード出場した時の映像。

明石ブレイカーズはそのほか、World Of Danceというダンスショー世界大会の日本予選で優勝。その本戦がL.Aで行われる時にももちゃん加入。
結果は4位+特別賞(crowd favoriteという会場を1番湧かしたで賞)!

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彼は子どもたちにダンスを教えているのだけど、彼らが好きなアニメやゲームが動き、ダンスに出るという。この目のつけどころが面白い。

「とくに昨年からは鬼滅の刃と呪術廻戦です。鬼滅を見て刀さばきを取り入れたり、呪術を見て領域展開の指の動きを踊りのどこで組み込むか遊びながら楽しそうにしています」(ももちゃん)

ダンサーは星の数ほどいる。でも、目のつけどころが面白いビューポイント・ダンサーであり、かつ映像も作る「踊れるカメラマン」はももちゃん1人だ。

マーケティング&ブランディングで整理すると

「独自の映像を作りたい」「地域や自社の良いところを掘り起こすような映像が欲しい」というニーズ(ほしー!)→ 独自のビューポイントを持っている映像作家ももちゃんに依頼

「ふつうのうまいダンスではなく、独自の空気を共有できるダンスを体験したい」というニーズ(ほしー!)→ 独自のビューポイントを持っているダンサーももちゃんに依頼

ということで、ぼくはももちゃんをビューポイント映像ダンサーと呼んでます。ももちゃんの連絡先はこちら。


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