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一日一社の勉強を続けてる

いやー。自分史上最高に忙しく、暑い8月がようやく終わった。

スケジュール管理はノートとグーグルカレンダー2種類でやってるが、ぐっちゃぐちゃ。
それにしては儲かってないぞ(笑)
8月キツかったー。なんか、星めぐり的にもキツい月だったみたいね。納得。

いつものJOYWOWの業務に加え、勝手の違うNPO法人の立ち上げ、というのもやってたから、余計になんか、どーーーんと来てるのかもね。
7月中旬に体調崩してからかな。重力を大きく感じるようになったのは。
でもね。この重力こそが、パワーになるんだよね。

さて;
一日一社の勉強を続けてる。今日で20日目、合計20社。これは出張中も欠かさずやった。
何の勉強になるかというと、具体的なケースではなく、抽象化したとき、学びになる。

たとえば、明治。今や売上高8260億円、従業員数1万464人のメジャー企業だが、戦略はフォーカス・マーケティングだ。メジャーだけど、マイナーな、「たった一人のインタレスト」を狙ってる。この、戦略の抽象化こそが重要。

びっくりしたんだけど、いま、牛乳配達って、復活してるらしいね。

1976年の350万世帯をピークに右肩下がりだったのが、実は1992年からは右肩上がり。今年は250万世帯が契約している。毎日契約が増えてるという。明治は牛乳宅配でトップシェアだ。宅配限定仕様のR-1とか、あるんだって。

高齢化社会って、その本質は、宅配して欲しい社会ということだね。

そういえば、プロパンガスの岩谷産業も、特に地方では、「なんでも御用聞きます」という姿勢でやってる。敷地内地盤沈下の工事まで請け負っていた。この、「御用聞き」ニーズは、増えていく。

画像、明治のウェブサイトからいただきました

明治というビッグブランドで勝負するのではなく、小さくてもカテゴリーを作って育てていく。
これをメジャーブランドがやってるんだから、そりゃ強いよね。

ぼくはこれまでフォーカス・マーケティングの軸に「インタレストでゆるくつながったコミュニティ」を置いていたけど、それだけじゃないと明治のケースで学んだ。
要はインタレストなんだ。

ザバスプロテインが明治って、知らなかった。

世界5カ国、100ヵ所以上の農園と直取引している。現地に行って、生産性を高めるアドバイスをしたり、苗木のセンターを作ったり、井戸掘ったり、子どもたちに教科書を提供したりしている。貧困やモラルの衰退は、結局は明治の商いの根っこに必要なカカオの質や量に関係する。なので、日本で一番チョコレートを売っている会社としては義務だという。

いやー。勉強になる。大きな社会の流れと、それに適合しようとする商い。
時間を忘れる。楽しい。重力が、消えていく。

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