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ビジネスとは、あなたを表現するアート

「人生に起こることは何ても楽しまな!」

映画『あまろっく』おとんの言葉。
ほんとにそう思う。

ぼくの

「起こったことはすべていいこと」

に通じる。

ポール・ホーケンは『スミス&ホーケン』という園芸道具の通販会社を立ち上げ、年商7500万ドルまで育てた。そのきっかけというのがこうだ。

しかし、考えてみれば、すべての始まりがテキサスのあの一日だったわけで、以来ずっと園芸道具はぼくの生活の中で重要な位置を占めていた。

道具、ガーデニング、そして農業。そう考えてみれば、生まれたばかりのスミス&ホーケンは構想10年のコンセプトが具現化したものと言える。ぼくの関わった他の会社も、同じく発端は奇妙かつ入り組んだ事情のもとで生まれている。

いずれもぼくの人生と経験の深いところから芽を出したもの
で、「やむにやまれず駆り立てられて」始めたというものではない。

 成功するビジネスはそういうもので、自然に導いてくれる。だからぼくは急がない。「何か」がじんわりと身体から染み出してくるまで、スローに待つ。そうしていると、やがて、つかみ取れる。

ポール・ホーケン、阪本訳『ビジネスを育てる』p.100(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)

ぼくの人生と経験の深いところから芽を出したもの

自然に導いてくれる

共感する。

「起業の準備は何をすればいいですか」といった質問がある。

ぼくは「あなたがあなたらしく存分に生きて、楽しむこと」と答える。

テクニックやアタマの良さではない。前職が著名企業、でもない。MBA? 要らない。

ビジネスとは、あなたを表現するアート

なのだから。

そして、こうも思う。

「上」の承認印のない出来事は起こらない。

「上」というのは、何だかわからないが、いる人・・・人、じゃないな・・・
サムシング・ストレンジ。

もし、思うに任せないことが起きたとしても、それはすべて味わうためにある。

ぼくは、この本を学生、アーティストに読んで欲しい。

自分自身に耳を澄ませ、注意を払う。するとそこには無限の可能性が眠っています。

ポール・ホーケン、阪本訳『ビジネスを育てる』p.8-9(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)

ああ。この本について語りたいことは山ほどあります。

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