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循環

テイクアウト、久しぶりに予約した。
そのお店は以前よく行った。仲間たちや家族と。

もともとイタリアでお店やってて、繁盛していたらしい。日本人が本場イタリアでイタリア料理の繁盛店を作るなんていうのはすごいよね。
イタリア人が日本で日本料理専門店繁盛させるようなものだから。確かに、美味しいんだ。選んでくれるワインも料理とぴったり。

店は夕方6時開店だけど、テイクアウトは5時半でオッケーとのこと。ぼくはいつものように早め、10分くらい前に到着した。したんだけど、店内は(当然だけど)暗い。わずかにカウンターのところが照明あって、準備してくれている様子。今入ると気を遣わせるから、ちょっと周辺ぶらぶらしよう・・・って何もないんだよ(笑) 寒いし。コンビニでもあれば暖取れるんだけど。店が入居している雑居ビル玄関でスマホ見たりして、時間つぶした。

もういいだろう、と店内へ。

「お待ち下さいね」立ったまま見回した。久しぶり。

「人気(ひとけ)」というのがあるよね。感じられるよね。人の気配の多い、少ないというやつ。

感じられない。人気。この状況、やはり厳しいんだなあ。ここほどの名店でも。

準備が整って、会話交わした。ぼくがキャップ&マスクだったのですぐには気づかなったようで。

話してたら目の前の貼り紙に気づいた。ワイン、ボトルで販売してる。

「ワイン、いただけますか?」つい追加注文してしまった。テイクアウトより高いワイン(笑)

もちろんクレジットカードも使えるのわかってるんだけど、現金で支払った。ここんとこ、現金使うことってないから、おかげで財布空っぽになっちゃった。

これ、同じ商売人として、なんだ。現金は、たとえわずかであっても(ほんと、ぼくの支払いなんてわずかだよ)、ほかに転用できる。食材の仕入れとか、家賃の足しとか。クレジットカードだと入金は1月以降、来年になるからね。

思った。循環だなあ、と。ぼくは美味しいお料理とワインをいただいた。代金支払った。「ありがとうございます」と交わした。その気持ち、お互いの気持ちは目には見えないけど、店内に残る。そして店から仕入先、地域、お客さんへと循環される。

地球上の人が共通して知っている単語って、そんなにない。ないけど、おそらく、全世界の誰もが「コロナ」という名詞は知るようになった。

これは何を意味するかというと、「循環」。

地球のどこか遠い場所で起こった現象は、そこにただとどまるのではなく、大気圏を循環してこちらまでやってくる。ちょうどコロナのように。

それを教えてくれている。

なので、どこかで戦争があったらその悲しい気持ちは循環する。

楽しい、嬉しい、ワクワク、キャッキャウフフ跳ね回る、愛が溢れてる・・・

そんな循環にしようよ。同じ循環させるなら。

自分の放ったものは・・・それがモノであれ、言葉であれ、気持ちであれ・・・必ず自分に返ってくる。循環だから。

どうせなら、JOY+WOW+LOVE and FUNに満ちた循環にしたいよね。

セリーナは笑顔を循環させる名人だ。

彼女のような若い人が、地球をさらに良い方向へ動かしてくれるんだろうね。楽しみー!!

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