見出し画像

イッツ・ア・スモール・スモール・スモールワールドと対処法

ぼくたちはますます、狭いせまい部屋に閉じ込められ始めている。

以前も書いた。この3月時点より、さらに加速し、部屋は狭くなってる。

日経デジタル版を読んでて「AI推薦」というのに気づいて寒くなった。自分で記事をセレクトしているつもりが、これまでの履歴に基づいてAIちゃんがレコメンドしてくれたものを読んでいるのだ。

画像1

Pinterestがアラームしてるから何事かと行くと、たいしたことない。

画像2

以前気まぐれに検索したワードから「レコメンド」してくれているだけの話だ。You Tube聞きながら掃除してた。最初の番組が終わったら別のになって、全く興味ないどころか、むしろ嫌いな芸人が喋りだしてあわててiPhone本体で消した。

You Tube、Google、Facebook、Twitter、Tik Tok、InstagramといったSNSだけではなく、上記のように新聞ですら、「履歴」を元にぼくに提案してくれる。通信環境5Gやがて6Gは速度が速くなっていいね、が本質じゃない。「どこで何やっているのか」「どこで何やったのか」履歴がすべて記録され、「誰か」に知られる、が鍵だ。

言ってみれば、瞬間瞬間に壁と天井がどんどん迫ってくる部屋にいるのと同じで、しかも壁と天井は透明、外から丸見え。イッツ・ア・スモールワールド。

「ニュースや情報獲得はスマホだけです」という人、多いと思う。これ、スモールワールドのチケットです。スモール・スモール・スモールワールドへとどんどんどんどん小さくなっていく。見知った景色だけで現実が作られていく。現実というのは、自分の脳が作るからね。

危険

ではどうするか。

ぼくがやっていることは;

新聞を紙版に変える

新聞紙版の良いところは、こっちの興味関心(インタレスト)など知ったこっちゃない。記事の配列、大小は編集部が決める。だからまるで興味ない記事が読める。記事を読む前は興味なくても、読んだ後は興味になるかもしれない。つまり広げられる。

新聞書評欄に出てた本でピン、と来たものを買って読む。

画像3

テレビを見る

たまたま朝テレビつけてたらSEKAI NO OWARI Fukaseが出た。「朝、起きるんや!」と驚いたものだが、テレビのメリットはここにある。紙新聞と同じく、こっちの興味関心など知ったこっちゃない。

同調圧力が強まってきている。幸いぼくは独立自営だから好きに判断し、選択できるが、人によっては「周囲に合わせて」不本意なことをしなきゃならない圧力を感じるようになってきた。そういう流れだからこそ、デジタルと距離を置き、まっさらな目で自分の生活や情報と向き合うようにするのは有効だと思います。

そして最後に一番信頼すべきなのは・・・自分の直観です。誰かの発言や、メディアの記事ではなく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?