不易流行
昨日はザ・マーケティングDAY3、テーマ「ブランド」。
全121あるスライド1ページ
不易流行
このコピー、松尾芭蕉が作ったらしいけど、いいよねー。
不易=変わらないもの
流行=変わるもの
ビジネスは常にこの2つの変数
「変わらないもの」
「変わるもの」
のブレンドで動いてる。
オンキョーの破産申請の報道があったまさにその日だった。
「変わるもの=音楽を楽しむライフスタイルのデジタル化」
に翻弄された波の結果なのだろうね。
話は変わる。いや、変わらないのだけど。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)記事、AirPodsProで聴くのを朝の日課にしてる。ある時から、同じ1人の女性の声になった。2ヶ月前くらいかな。それまでは日や記事によって違う人だった気がする(自信ない)。
終わったら、自動的に、関連する記事の読み上げが続く。ぼくの場合はテック企業や経済の内容をAIが自動的にセレクトしてくれているようだ。
今朝、あることに気づいた。
この読み上げてくれる女性、いったいいつ休むんだ?
体調悪い日もあるだろう、何か急用が飛び込むこともあるだろう、二日酔いの朝もあるだろう、機嫌悪い夕方もあるはずだ。
いつも同じトーン、声色。
どういうことだ?
有給とか、ないんか?
担当替え、ないんか?
この人しかおらんのかいっ!(笑)
同じ英語読み上げでも、エコノミストの場合は、いかにもイギリス英語、というおっさんがぼんやりにちょにちょやってる。聞きづらいので、ほぼ聞かない。
WSJは、とっても聞きやすく、きれいな発音で、イントネーションも心地よい。
でも、WSJの記事の数は膨大だ。それが毎日更新されている。どうやってるんだ? どうすれば休まず、それでいて疲れず、いつもいつも同じ発音、イントネーションで読み上げられるんだ? 彼女のご自宅にスタジオがあって、そこで都合良いときに録音やってるのか? にしても膨大過ぎる。そして刻一刻、記事は増える・・・
ちょっと待った、AI(人工知能)の読み上げか?
調べてみると、WSJ記事がAIによる読み上げかどうかはわからないけれど、もうすでにテクノロジーはここまで進んでいることがわかった。
すごいよね? ふつーに人間じゃん。
ということはですよあなた、やはり天下のWSJ、人間ではなく、AIに読み上げさせているんじゃないかな。
さらに調べてみるとFlawlessのデモ映像があった。
トム・ハンクスが『フォレスト・ガンプ』でスペイン語と日本語話してる。
テクノロジーはここまで来てるんだ。
不易流行でいうと、流行がこれで、では、不易は何だろう。やはり、言語を超えて感動を呼び起こすコンテンツの力だろうね。確かにチャップリンのサイレント映画でも感動できるものね。
不易流行のためには、「感動」が鍵になると、あらためて思いました。
そんな昨日の夕。
すれ違った女性が、泣いてた。
なんか、美しかった。
ふと見上げたら、お月さま。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?