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サラブレッドクラブライオン2022募集馬(2021年産)AI馬体診断

2021年産の一口クラブ募集馬AI馬体診断の第22弾として、サラブレッドクラブライオンの馬体診断結果を紹介する。

全20頭の募集で、平均スコアは0.47、満点評価1頭と、非社台・ノーザン系のクラブの中では平均を若干上回るスコアとなっている(ここまで紹介した非社台系クラブ馬の平均スコアは0.42)。
性別の平均スコアは牡馬が0.42、牝馬が0.65と、めずらしく牝馬のほうがかなり高いスコアとなっている。(全20頭中、牝馬が5頭と少ないのであまり平均値の信頼感はないが。)
募集価格とスコアとの相関については、このクラブでは募集番号が価格の高い順になっているので非常に見やすいのだが、あまり関係なさそうな結果となっている。唯一の満点評価であるキョウエイカプリスの2021は低価格帯の募集馬であったり、その他募集金額に関わらず評価の高い馬、低い馬が出ているのが分かる。

他クラブ同様、ライオンの2019年産のAI馬体診断結果と現在までの競争成績を比較して検証してみる。
2019年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、一般公開したのはスコア0.70以上の診断結果となったものだけとしていた。ライオンの該当馬は対象25頭のうち6頭で、中央在籍での競争成績(2022/10/07現在)を見ると以下のようになっている。
・0.92 アルナシーム(現役:6戦2勝 [2-1-0-3])
・0.92 ヴォルスパシアル(中央抹消:2戦0勝 [0-0-0-2])
・0.92 ツヴァイシュテルネ(中央抹消:7戦0勝 [0-0-1-6])
・0.92 ルミナスフラックス(現役:9戦1勝 [1-0-0-8])
・0.82 フローラルビアンカ(現役:7戦2勝 [2-1-0-4])
・0.73 クロンヌドラレーヌ(現役:10戦1勝 [1-1-1-7])
ライオンのこの世代では全25頭中14頭が中央で勝ち上がるという優秀な成績を収めており、勝ち上がり率としては56%である。上位評価6頭のうち過半数の4頭が勝ち上がっており平均勝ち上がり率を上回っていること、また4頭いる2勝馬のうち2頭を挙げていることから、それほど悪くない評価であったのではないかと考えている。特に朝日杯FSで4着に好走するなど大物感を見せている人気馬アルナシームを最高スコアタイで評価できていたのは上出来の結果ではないかと思う。

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