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動物に触れなかった私が、保護猫2匹と暮らすまで。その2

前回のお話はこちら

こんにちは、きじくろです。
2匹の保護猫兄弟と暮らしている猫初心者です。

前回は私が猫との暮らしを決め、保護猫カフェを知るところまでを書きました。今回はその保護猫カフェでのお話です。

保護猫カフェを探す

いざ保護猫カフェを探し始めると、想像以上に色々なお店がありました。

動物病院が運営していたり、広い店内でのびのびとした場所、食事も楽しめるレストラン併設など…。

一体どこへ行けば…と唸りつつTwitterで「保護猫」とか「保護猫カフェ」だとか検索をしていると、あるひとつの投稿が目に留まりました。たしか「新しくオープンした保護猫カフェ!今なら遊びざかりの子猫ちゃんがいっぱいです!」みたいな内容だったと思います。

他にも何人かがお店の様子を投稿していて、その動画には子猫たちが大はしゃぎしている姿が映っていました。店内も開放感ある明るい雰囲気です。

また、猫の写真を載せてくれている方もいて、その時見た子がかわいくてかわいくて…。どうせならお目当ての子へ会いに行くのがいいと思っていたこともあり、その保護猫カフェへ行ってみることにしました。

余談ですが、訪ねる保護猫カフェを決める前に関連する団体のこともよく調べていました。そのカフェへやって来る前はどういう場所にいたのか、どんな場所から保護されて来るのか。経緯を知るのはそのお店の猫たちをより理解することにもつながると思っています。

はじめての保護猫カフェ

5月に引っ越し、保護猫のことを調べ、時は過ぎて8月。
真夏の渋谷を経由して目的の保護猫カフェへと向かいます。

この時は夫にもついて来てもらいました。動物にさわれず、一緒に暮らした経験も無い私ですが、実は夫もこれまでの飼育経験がありません。猫を迎えること自体への反対はありませんでしたが、やはり一度は実際に触れ合ってもらってからにしようと考えていました。

また、それまで猫と生活していなかったからこそアレルギーの存在も気になっていました。いざ暮らし始めてから発症する場合もあるようですが、事前に知ることができればそれに越したことはありません。

そんなこんなで何とかお店へたどり着き、手洗いをして入店します。初回のため受付と同時に利用の説明を受けるのですが、そこはもう保護猫カフェの中。話を聞いている最中にも猫の気配が見え隠れします。

・入店して即、入口の近くでこちらの様子をうかがっている子(すでにかわいい)
・他のお客さんの猫じゃらしで大興奮している子(子猫の元気すごい)
・猫同士の追いかっけこで店内を全力疾走する子(想像以上にはやい)
・そんな周囲も気にせず、涼しい場所でのんびり寝ている子(これぞ猫…)

事前に調べていた通り店内の雰囲気も良く、子猫たちもとても元気です。その日は1~2時間ほど滞在しましたが、心配していたアレルギー症状も概ね大丈夫そうでした。

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階段の陰でのびて寝ている子。これぞイメージ通りの「猫」。

動物触れない問題と子猫

子猫というのは本当にパワフルで、そして好奇心旺盛です。私の不慣れなねこじゃらしにも興味津々で応じてくれるので、彼らとコミュニケーションを取ることはそう難しくありませんでした。

肝心の触れない問題ですが、子猫たちが全力で遊んでくれるおかげでぐっと距離を縮めることができたように思います。特にここの子たちはみなフレンドリーで、「知らない匂いだ~」と言わんばかりに寄って来ては「なんかねむくなってきちゃった…」と唐突に寝始めます。ある時はそれが膝の上で行われ、驚きと嬉しさと戸惑いでいっぱいになったことも…。

そうして保護猫カフェへ何回か通ううちに、少なくとも私の方が怖くて触れないといったことはすっかり解消しました。あくまで私の場合ですが、比較的遊びやすいだろう子猫が多くいる時期にお店を訪問できたのは良かったと思っています。もし、似たような方がいればぜひ子猫のいる時期に訪ねてみてください。きっと大歓迎されるはず。(もちろん、成猫さんも!)

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膝乗りさんとして有名(?)だったカフェ時代のキジトラ。
膝が好きなのは今も変わらずです。

気になる子はどの子?

実は、最初にお店を訪れた際「Twitterで見たかわいい子」とは触れ合うことができていませんでした。諸事情でその日はケージの中にいたため、ちょっと様子が見れた程度だったのです。

それでもお顔はかわいかったのですが、せっかくなのでここは他の猫たちとも触れ合っておこうと思いました。やはり眺めるだけではその子の性格などは分かりませんし、里親制度がある以上、他の候補を設けておくことは必要です。

なによりこんなに接客熱心な子猫たち、遊ばない方がもったいない…!

そうして、うちの子候補を探す保護猫カフェ通いが新たに始まるのでした。

つづく。

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例のかわいい子。(顔が見えない写真しかなかった…)
現在は里親さんに迎え入れられ、元気にすごしています。

◆次のお話
動物に触れなかった私が、保護猫2匹と暮らすまで。その3

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