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頑張らない生き方…転ぼうが負けようが、浅田真央

浅田真央さんが現役引退を発表しました。
ジュニア選手が注目されるなかの発表です。

表舞台から離れていても
スケートリンクにいることが当たり前のように思っていました。
でも、これが彼女のタイミングなんですね。

演技を見て「おー」と感動し、うれしくなったものでした。
自分のことじゃないのにうれしくなるなんて、なかなかありません。
今後は、アイスショーなどで会いたいものです。

2016年の年頭にブログで浅田選手のことを書いていました。

年始にあたって…

一生懸命なのは素晴らしいこと?

頑張ることは大切なこと?

こんな当たり前なことを考えてました。


「あれもやりたい、これも欲しい」と思って
やり続けることはいいことですよね。

でもその原動力が意外なところから来ていませんか。

「あの人に負けたくない」など他人との比較から来ている
「ひとからこう思われたい」といつも他人の目を気にしている

こういった不足の感情から来ていませんか?


なぜ、一生懸命なのか

なぜ、頑張るのか

未来を夢見て動き続けることは大切なことです。


でももっと大切なのは今を楽しむことです。
今を楽しむととは、楽しいと思うことばかりするわけではありません。


私はこう考えています…

今できることに集中する
今すべきことを淡々と行う
今あるもの、あることに感謝する

そして一時的な無茶はいいですが
それが長く続く無理は禁物です。

無理はこころと身体を破壊していきます。
未来を夢見て頑張って無理をすると
いつの間にか、その未来と今のつながりが見つけられず
こころが病んでしまいます。

2015年末のフィギュアスケート全日本選手権で
SP5位の浅田真央選手はは巻き返して3位。
世界選手権代表には、宮原、浅田、本郷理華が選ばれました。

休養前の彼女と比べれば結果はちょっとモノ足りない気がします。
でも私は、彼女に静かな強さを感じました。
綺麗というよりも強さを持った美しさです。

勝手な想像ですが、今まではタイトルを目指して必死に頑張ってきたのでしょう。でも年末の日本選手権での演技は違いました。
その時の演技は、スケートを楽しんでいるようでした。

ですから、転ぼうが、負けようが浅田真央なんです。

「強さ」はライバルがいて認識されます。
「美しさ」はただそれだけで、存在するだけです。
自分発なんですね。

彼女の演技は頑張る演技から「なりたい姿」に変わったように感じました。

私は、「頑張らない生き方」を選択します。

それは何もやらない生き方ではなく、淡々と今やることをする生き方です。

動くときには集中して動きます。
でも決めた以外は動かない。
周りを気にすることなく自分発で動いて感じて考える。

思いっきり今を楽しむ生き方です。

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